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感想◆ゴースト&レディ5/9夜

ネタバレに配慮しない感想。

キャストボード始めフォトスポット(?)の混雑具合が初日の比じゃない!物販も!!作中の拍手も含めて、この日を待っていたガチ勢の熱意を感じた公演でした。

1回目はとにかく原作とどう違うのかとか色々考えてしまったのですが、今回は舞台作品として純粋に楽しめました。……ひょっとして、名作なのでは?(初見で気付こうか)
もし原作読んでから観るから舞台観てから原作読むかで迷ってる人がいらしたら、観劇を先にすることをオススメします。なぜなら、気になるところがあったら漫画は自分のペースで読み返せますけど、舞台は「あれ?これって原作の……」とか思ってるうちにサクサク進んでしまうから。
私は四季オタ兼藤田和日郎作品オタなので、両方鑑賞することを強く、強くオススメします。なんなら黒博物館シリーズ全部も読もうよ。一つ上のフロア行ってアナ雪も観ようよ。
キャッチコピーの「この愛は絶望を知らない」を初めて知ったとき、なんて原作をリスペクトした秀逸なコピーなんだろうと思いました。あの藤田先生の作画の強い眼差しのフローとグレイが見えてくるような。
で、実際観劇するとこのコピーにまた違った側面が見えて面白いなと。グレイが二度と会えないフローへ向けた誓いみたいな物を感じたわけです。そしてそれが「舞台版ゴースト&レディ」なんだなと。
原作は1910年8月13日にグレイが学芸員さんに語った話ですが、舞台は20XX年某月某日にグレイが我々に発表したグレイとフローの舞台作品なんですよね……などと思うなどしました。
人殺し故にフローと同じ天国へいけないグレイの断り文句が「観たい舞台」から「作りたい舞台」に変更されてるの本当……やってくれたぜという気持ち。

改めて観て音楽いいなと思ったのですが、頭に残るのは♪行こうクリミアへ行こう♪なんですよね……。多分事前の動画でめちゃくちゃ聴いたから。個人的にボブ死なないでソングが好きですし、この曲の「ハッピーエンド」が老いたボブの一言にも繋がっていくのいい伏線ですよね。

◆言及はされてないけど原作のことかな?と思ったとこ
酒浸り看護婦
グレイとすれ違った時寒がってる人
グレイにフッと息かけられて寒がってる人達
グレイのツッコミにムッとしたホールはグレイのこと見えてる?
フローと対立したホールが頭抱えたりしてるのは苦悶なのかそれともフローの生霊に攻められてるのか。

◆伏線かな?と思ったとこ
ボブが「俺はゴースト」をスルーする→幽体離脱後に見えるようになったよ!

◆気になったこと
ホールの椅子崩れって演出?事故じゃないよね?(前回無かったはず?前回が発動失敗だったの?)

ホールの胡散臭い政治家仕草好きです。
冒頭の音、一度観ると「いつだ……いつだ……?」と身構えてしまうものなんですね。

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