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同人装丁2022

昨日は寿司を食べた。かかりつけの整骨院の先生のおごりで。
彼は整骨院の先生以前に友達なので、ちょっといかがわしいパフォーマンスイベント用に箱を紹介してくれとかいう頼みごとを聞いたり、事故(昨年12月の頭に車運転してたら右側から車に突っ込まれた。逢魔が時の運転はみんな気を付けてね)以降面倒見てくれてたりする。
昨年末はなんかいろいろあったのでいろんな方から「あれ厄年だっけ?」って言われたんですけど、じつはまだ厄年ではない。「じゃあ大殺界?」の言葉に「その手があったか」と思って調べたら大殺界だった。
年末に真実にたどり着いたらしい。そんなことある?

ちなみに11月3日にCC福岡に出ているときにはカードの不正利用にあっていた。
みんな明細はよく見ようね。

前置きが長くなったんですけど、今回はそんなCC福岡に出した本も含めた、私が2022年に作った同人誌の装丁とかその他についてまとめます。


幕間


元画像
実際の色味
照明の下


  • 表紙:アラベールナチュラル160㎏

  • 本文用紙:書籍用紙72.5㎏

  • 遊び紙:空(合紙)

  • A5二段組

  • 印刷会社:ちょ古っ都製本工房

これは本当は一昨年の作。でも実際に人の手元に渡りだしたのが去年なので去年のカウントとします。
半年くらい書き溜めたものを加筆修正して全部収録しました。
書き下ろし一話込みで45話、224頁、確か文字数で21万字?組版は楽描堂さんの二段組のものを弄らずにそのまま使わせてもらいました。多分……
表紙イラスト、デザインは自作です。タイトルの「幕間」をもとに表紙見開きで臙脂の緞帳をイメージして描きました。

とにかくいい加減まとめよう!と思って作ったものなので装丁はドシンプル。しかし私至上の質量を持っている本。
今よく使っている蟲齒のロゴを作る前なのでちょっとファンシーなロゴが裏表紙にあります。ちょっと恥ずかしい。

新訳怪談牡丹灯籠


しこくてんれいとイラストの親和性高い
カバー
カバーつけたところ
中身
自分でカバーつけました
  • カバー:しこくてんれいしろ110㎏、スペシャルカラー(金インク印刷)※片面のみ

  • 表紙:両更クラフト紙129.5㎏

  • 本文用紙:書籍用紙72.5㎏

  • 文庫サイズ

  • 印刷:プリンパ(カバー)、本体はちょ古っ都製本工房

  • 使用フォント:装甲明朝(カバータイトル字)、游明朝(表紙)、源瑛こぶり明朝(本文)

  • カバーイラスト:佐鳥さん

日本三大怪談のどれかをモチーフにして書いてみたかった。似合うんじゃないかと思って……フォロワーに牡丹灯籠とかいいですよね、と随分前に話していたのを思い出してプロットを切ったのが始まりだったような……。この後怪談話ばかり書くようになることなんて思いもよらなかった。
たしか初めてまともにプロットを切って書いた話。作中の事件のつじつまを合わせるのにものすごく苦労した覚えがある。最終的にわかんなくなって校正を信頼できる友達に委ねたらとてもよかった。随所に感想を書いてくれるのもすごくよかった。
表紙イメージは最初からなんとなくあって、でも絶対に自分では描けないなと思っていたので、当時仲良くなったばかりの佐鳥さんに長文のお願い文章を送りました。髪の毛一本一本の怪しさが最高です。

組版メモ:
ページ設定/文字数43、字送り8.1pt、行数18、行送り13.05pt
余白/上13㎜、下18㎜、左13㎜、右13㎜、とじしろ2㎜
段落/インデントと行間隔13.05pt
テンプレート/楽描堂


GOLDDEAD


ギラギラ
ギラギラ
ギラギラ
ジパングの破壊力
  • 表紙:ファンタスゴールド200㎏、ホログラムPP(レインボー)

  • 本文用紙:書籍用紙90㎏

  • 本文インク:マゼンタ

  • 遊び紙:ジパング/リッチゴールド

  • 正方形製本

  • 大阪印刷

ツリーにたらたら書いていた話が何故かバズったので本にしてみようかな、と呟いたら印刷会社フリークの友達が装丁プランを全部組んでくれたのでそのまま入稿するとかいうウルトラ暴挙の本。
当時コロナに罹っていたので、熱がどんどん上がるのと比例して伸びていくリツイートといいねに戦慄していました。
表紙デザインは自作。ギャンブルとお金がらみの話だったのでそれ関連の画像をたくさん集めてコラージュしました。見開きも何もかもがギラギラで楽しい。

こわいはなし

表紙 これは家の前
裏表紙これは家の裏
赤黒がいいかんじ
扉を黒くしましたが……

パターンA

  • 表紙:ファンタスブラック200kg、マットPP

  • 本文用紙:タブロ65.5kg

  • 遊び紙:ミランダしんく

  • B6サイズ

  • 大阪印刷


表紙は変わらず
赤黒を逆にしました


パターンB

  • 表紙:ファンタスアカ200kg、マットPP

  • 本文用紙:タブロ65.5kg

  • 遊び紙:ミランダ黒

  • B6サイズ

  • 大阪印刷

書きためていた怪談もの、ホラー、ヒトコワを書きおろしも含めて再録しました。
増刷する際にミスでパターンBが生まれたんですけど、ルブタンぽくてそれはそれで気に入っている……しかしミスはミスなので反省してほしい。
最初およそで背幅見積もってたら8㎜も大きくなってしまって、仮で作っていた表紙がすべて没になり、夜風呂上りに携帯握って家周辺の写真を撮って加工して表紙にしました。
自分が一番信用ならん。
新聞ぽい雰囲気を出したくて本文用紙をタブロにしたんですが質感・色ともに雰囲気が良くて嬉しかったです。

面白懺悔話なのですが巻末に同人注意事項を入れるのを忘れて、慌ててハンコヤドットコムさんにて同人注意ハンコつくって巻末に押しました。


インクの染み具合がホラー感あってよいのでは?


ハッピーエンドが好き


この真ん中の白いやつです


  • A5中綴じ表紙本文同一:書籍用紙90kg

  • 本文インク:単色紫紺

  • 大阪印刷

12月にイベントに出るうえで何もないのはなぁと思って作った折本。中綴じをやったことがなかったのでちょっとやってみました。
書籍用紙の淡いクリーム色に紫紺のインクよかったんですけど、なんと写真を撮っていません。そのまま頒布してしまったので在庫も数えてなかった。
こっくりさん目線で書いた話だったんですが、読んだ友人から「このこっくりさんマツコの声で喋るぞ!」って言われて爆笑しました。

現ジャンルの話書き始めたときは、基本的に書いた話は全部pixivなりTwitterなりで読めるようにしているから、本にしなくてもいいかな~と思ってたんですけどやっぱ物理って違うね。
今年はデザイナーさんに表紙とかお願いしてみたい。その前に腰が重すぎるのと遅筆すぎるのをどうにかしたい。
それまで書いてこなかったけど、怪談とかホラーとかやっぱ楽しいですね。今年もやっていきたいです。

といいつつ今年は三次元推しが活動を再開したのでぼちぼちになりそうな気がします。

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