『ご冥福』
割とよく聞く単語なので、どなたかの訃報に触れた場合お使いになる方が多いような気がするが、実はこの単語、私はちょこっとモヤッとする。
死後の幸福を祈願しての言葉なんだが・・仏教由来の言葉である。
キリスト教の方や、イスラム教、神道、その他宗教の方に対しては多分使用するのは適切ではないだろう。
そして、私が知る限り問題なのは浄土真宗の方である。
浄土真宗の場合、亡くなったらすぐに仏様になる「臨終即往生」の考えだったかと思う。
となると、死後の世界での幸福である「冥福」は多分、あんまり使わない方が良いような気がする。
そして、浄土真宗かどうかなんて、外からは解らない。
なので、私はとりあえず弔意を示す際には『R.I.P.』(Rest in peace)にしておくことにしている。
これはキリスト教の言い回しだが、死後の世界に限ったことではないだろうし、現時点の故人に対して「安らかに眠ってくれ」という意味合いになるはずだとおもうので・・・。
どの宗教でもOKな言い回しがあれば本気で知りたい。
そこまで考えなくても良いんじゃない? という意見があるのは理解する。が、出来れば、弔意を示したいほどの方にならば、できるだけ非礼にならないように振る舞いたいという気持ちなのですよ。
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