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【実証してみた】文章生成AI実際どれが良いの?各社のアウトプット状況について実験してみました。結果驚くべきことが判明。使える生成AIはこれだ!|#DX企画書のネタ帳

こんにちは、近森満です。今日もDXしてますか?

今日のテーマはこちらです。

タイトル:生成AI各社のアウトプット状況について実証実験してみました。サブタイトル:結果驚くべきことが判明。使える生成AIはこれだ!

【記事概要】
とにかく、時短や生産性向上が大好きな私はブログを投稿するのにも効率的な方法を取りたいと日々模索をしています。 目覚ましく発展する生成AIが日々の仕事の助けになる事はわかっていますが、各社生成AIサービスによってそれぞれの特徴があることから、今回実証実験(PoC)をしてみようと具体的にアウトプットしてみました。
また、プロンプトエンジニアリングは工夫をしていますので、ぜひご利用してみてください。
試す生成AIはOpenAI社 ChatGPT-4、Microsoft社 Copilot、Anthropic社 Claude3、Google社 Gemini1.5Proです。

【リライトするソース】

リライトするソースは以下画像にある通り、音声配信を文字起こししたものとなります。ベタ打ちになりますが12,196文字ありました。
余談ですが、約30分の音声で約12,000文字って1秒間に6−7文字喋ってるw

元となった音声配信のエピソードはこちらです。
ものは試しに聴いてみてください※1.5倍速を推奨

【音声配信をブログに公開する手順】

こちらのnoteに公開していますのでご覧ください。

“音声配信をブログ化する手順 音声配信のプラットフォームはSpotifyを使っていますが、AIを活用することで、毎日の放送の生産性向上と時短に役立っています。
(1) 音声配信を15分から30分程度収録し、Spotifyに投稿 ・タイトルやサブタイトルを生成AIで作成または整形 ・SEOに強いハッシュタグ5つ生成のGPTsを作成して、生成
(2) 音声をダウンロードし、Google Colaboratoryを使ってテキスト化 ・ネットから拝借した方法で実現しています。 ・OpenAI社の音声文字起こしWhisper V3を利用
(3) テキストをAnthropic社Claude3に入力し、ブログ用にリライト ・プロンプトエンジニアリングで約30行くらいの指示文を入れています。
(4) OpenAI社 ChatGPT-4で作ったGPTsでブログ用の16:9画像を生成 ・16:9、アニメ風のあらかじめ画像生成できるGPTsを作成して、生成
(5) noteなどのブログサービスに(3)文章と(4)画像を入力し微調整、公開 ・noteには生成AI機能もついているので文章を微調整するのに便利 ・タイトル画像がcanva連携で生成AI機能でお好みの画像を生成 以上の手順を踏むことで、約1時間で音声配信とブログ記事の両方を作成することができます。”

実証を始めます

さて、では実証実験を始めてみましょう。
4社の生成AIに文字起こしのドキュメントを添付または貼り付けし、同じプロンプトを使ってリライトさせてみました。
※生成AI(OpenAI社 ChatGPT-4、Microsoft社 Copilot、Anthropic社 Claude3、Google社 Gemini1.5Pro)はすべて有償版で利用しています。

リライトした結果はこちらです。

・ ChatGPT-4: 1,299文字
・ Claude3: 2,117文字
・ Copilot: 728文字
・ Gemini1.5Pro: 1,420文字

【ドキュメント】

Google docsに文字起こしとリライトした文章を置いておきますのでご覧ください。


1)音声配信の文字起こし

2)Claude3リライト

3)Gemini 1.5 Proリライト

4)ChatGPT-4リライト

5)Copilotリライト

【実証実験(PoC)】
4サービスで行った結果は以下の通りです。

せっかくなので生成AIに分析と評価をしてもらいました。
Claude3で生成しています。

【分析作業1】

分析項目の抽出
各社の生成AIの特徴を分析するための項目案は以下の通りです。

  1. 文章の長さ・分量

  2. 文章の構成・論理展開

  3. 見出しや段落分けの使い方

  4. 独自の意見や考察の有無

  5. 具体例や事例の提示

  6. 読者へのメッセージ性

  7. 専門用語の使用

  8. 文体や語調

  9. 引用や参照の有無

  10. 図表・画像等の指示

  11. ハッシュタグの特徴

  12. 音声コンテンツへの言及

  13. 読者とのインタラクション

  14. 文章の完成度・質

  15. オリジナリティ

これらの項目を軸に、各社のAIによって生成された文章を分析・比較することで、それぞれの特徴が浮き彫りになると考えられます。
項目については、分析の目的に応じて取捨選択したり、追加したりするのが良いでしょう。

【分析作業2】

上記の内容で各社分析を形式でコンパクトにまとめてください。

1 . 文章の長さ・分量
・ ChatGPT-4: 1,299文字
・ Claude3: 2,117文字
・ Copilot: 728文字
・ Gemini1.5Pro: 1,420文字

2 . 文章の構成・論理展開
・ ChatGPT-4: 序論、本論、結論の基本的な構成。時系列に沿った展開。
・ Claude3: 序論、本論、結論の明確な構成。過去から未来への流れを意識。
・ Copilot: シンプルな3段落構成。iPad の特徴に焦点を当てた展開。
・ Gemini1.5Pro: 序論、本論、結論の構成。レガシーとイノベーションの対比に焦点。

3 . 見出しや段落分けの使い方
・ ChatGPT-4: 見出しと段落分けを効果的に使用。
・ Claude3: 数字付きの見出しを使い、内容を細分化。
・ Copilot: 見出しは使用せず、段落分けのみ。
・ Gemini1.5Pro: 見出しを効果的に使用し、内容を整理。

4 . 独自の意見や考察の有無
・ ChatGPT-4: iPad の進化と文化的影響について独自の考察あり。
・ Claude3: レガシーへの愛着と変化の必要性について独自の意見あり。
・ Copilot: 独自の意見や深い考察は少ない。
・ Gemini1.5Pro: レガシーとイノベーションの狭間で葛藤する心情を考察。

5 . 具体例や事例の提示
・ ChatGPT-4: 具体例の提示は少ない。
・ Claude3: ギターやガラケーなどの具体例を提示。
・ Copilot: アプリケーションの具体例を提示。
・ Gemini1.5Pro: ギター、古いパソコン、スマートフォンの事例を提示。

6 . 読者へのメッセージ性
・ ChatGPT-4: デジタルと過去の価値観のバランスを取ることの重要性を訴求。
・ Claude3: 変化を受け入れ、新しい価値観を持つ勇気の必要性を強調。
・ Copilot: iPad がもたらす創造性と利便性を訴求。
・ Gemini1.5Pro: レガシーを否定せず、未来を受け入れることの大切さを示唆。

7 . 専門用語の使用
・ ChatGPT-4: 「デジタルトランスフォーメーション」「レガシー」など少数の専門用語を使用。
・ Claude3: 「デジタルネイティブ」「レガシー」など複数の専門用語を使用。
・ Copilot: 「デジタルトランスフォーメーション」「モバイルワークステーション」など少数の専門用語を使用。
・ Gemini1.5Pro: 「レガシー」「イノベーション」など複数の専門用語を使用。

8 . 文体や語調
・ ChatGPT-4: 丁寧で論理的な文体。やや硬い語調。
・ Claude3: 柔らかく親しみやすい語調。読者に寄り添う文体。
・ Copilot: シンプルで明快な文体。軽快な語調。
・ Gemini1.5Pro: 真面目で思慮深い文体。読者に問いかける語調。

9 . 引用や参照の有無
・ 全てのAIで引用や参照は見られない。

10 . 図表・画像等の指示
・ ChatGPT-4: 詳細な画像生成指示あり。
・ Claude3: 簡潔な画像生成指示あり。
・ Copilot: 画像生成指示なし。
・ Gemini1.5Pro: 詳細な画像生成指示あり。

11 . ハッシュタグの特徴
・ ChatGPT-4: 一般的なハッシュタグを使用。
・ Claude3: 記事の内容を深く反映したハッシュタグを使用。
・ Copilot: iPad の特徴に関連したハッシュタグを使用。
・ Gemini1.5Pro: レガシーとイノベーションの対比を表現するハッシュタグを使用。

12 . 音声コンテンツへの言及
・ ChatGPT-4: 音声配信について簡潔に言及。
・ Claude3: 音声配信について言及し、聴くことを推奨。
・ Copilot: 音声コンテンツへの言及なし。
・ Gemini1.5Pro: 音声配信について言及し、URLを提示。

13 . 読者とのインタラクション
・ ChatGPT-4: 記事冒頭と末尾で読者に問いかける。
・ Claude3: 記事を通して読者に寄り添い、考えを促す。
・ Copilot: 読者とのインタラクションは少ない。
・ Gemini1.5Pro: 記事末尾で読者に問いかけ、考えを促す。

14 . 文章の完成度・質
・ ChatGPT-4: 高い完成度だが、やや硬い印象。
・ Claude3: 高い完成度で、読みやすく親しみやすい。
・ Copilot: 完成度は高いが、内容がやや表面的。
・ Gemini1.5Pro: 高い完成度で、深い考察が印象的。

15 . オリジナリティ
・ ChatGPT-4: iPad の進化と文化的影響について独自の考察が見られる。
・ Claude3: レガシーと変化の必要性について独自の意見が見られる。
・ Copilot: iPad の特徴を簡潔にまとめているが、オリジナリティは低い。
・ Gemini1.5Pro: レガシーとイノベーションの狭間で葛藤する心情を独自の視点で考察。


【分析作業3】

それぞれの項目の優位性の、最も高い4点、高い3点、普通2点、低い1点、論外0点として各項目評価、総合評価をしてください。

【総合順位】

  1. Claude3

  2. Gemini1.5Pro

  3. ChatGPT-4

  4. Copilot

Claude3 が最も高い評価を得ており、文章の構成、読者へのメッセージ性、文体や語調、読者とのインタラクションなどの点で優れています。
次いで Gemini1.5Pro が独自の意見や考察、文章の完成度・質、オリジナリティなどの点で高評価を得ています。
ChatGPT-4 は全体的にバランスが取れていますが、特に突出した点は見られません。
Copilot は文章の長さ・分量、独自の意見や考察、読者とのインタラクションなどの点で評価が低くなっています。※そもそもテキストが8,000文字しか入力できないため対象外。

【スクリプト】

プロンプトエンジニアリングのスクリプトはこちら。


#命令書
あなたはプロフェッショナルなライターとして振る舞い、下の指示に従い、 添付の文章のリライトを行ってください。

#制約条件
AIDA法則に基づいてリライトを行う
A (Attention): まず読者の注意を引く
I (Interest): 読者の興味を喚起する
D (Desire): 読者の欲望を引き出す要素を提供する
A (Action): 読者に何らかの行動を取らせるよう促す
入力された文章の本質を失わないようにする
一貫性を持ち、 矛盾しない内容とする

#思考回路
最初に主要なポイントで読者の注意を引きつける
その注意を引いた要素を基に興味を深める内容を加える
読者が欲望を感じるような要素を織り込む
話者が提示した例や特徴的なエピソード・tipsはしっかり盛り込むこと
最後に、読者に行動を促すメッセージや指導を加え、
不足している情報は補完し、 矛盾が生じないようにする。

#補完志向
全体の構成を整理し、段落分けを適切に行う
口語的な表現を改め、文語的でフォーマルな文体に統一する
具体例を適宜補足し、読者の理解を助ける
主張したいことを明確にし、論旨を通す
・注意深く正確な回答
・推論の強化
・詳細の説明
・ユーザーの専門知識の認識

#手順
1.ブログ記事用に元の文章と同じ意図を保ちつつ、文章を練り直しする。
・文体はこちらのブログを参考にする。 https://note.com/77777777777/n/n87bae6a046a8
・#レポートフォーマットと #出力フォーマット に従い生成する。

#フィードバックループ
実際にレポートを作成する前に再度5回見直し・修正を行い、自己評価100点と思われる時点でアウトプットしてください。

#出力フォーマット規則
大項目番号付けは 1) 2) 3) を使う
中項目番号付けは (1) (2) (3) を使う
箇条書きは ・ ・ ・ を使う
切り替え: :を使わず:を使う
見出しはH2タグにすること。
全体文字数は3000文字以上にリライト生成する。
誤字脱字を修正や補正すること。
一人称は私はを使うこと。
ですます調を使うこと。
丁寧な口調を使うこと。
名詞、固有名詞、サービス名の事例は重要なので漏れずに事例集として文章内にいれること。

#出力フォーマット

こんにちは、近森満です。今日もDXしてますか?

さて今回は以下の内容でお届けします。
タイトル:
サブタイトル:
【記事概要】
【音声配信】
※音声収録のポッドキャストではテキストには載っていない㊙話も。
ぜひ、ものは試しに聴いてみてください。

はじめに
見出し1
 内容
見出し2
 内容
 事例
見出し3
 内容
見出し4
 内容
 事例
見出し5
 内容
さいごに

いかがでしたでしょうか?
すこしでもみなさまの気づきになれたのであれば幸いです。
ではまた。

4.ハッシュタグを5つ生成する。
・例 #*** #*** #*** #*** #***

5.記事に関連したアニメ風画像を16:9で生成するための指示スクリプトを作成

#出力文
[リライトされた文章]

[ハッシュタグ]

[生成画像スクリプト]

※2024年5月10日現在



ぜひ、活用してみてください。

いかがでしたでしょうか?
すこしでもみなさまの気づきになれば幸いです。
ではまた。

#生成AI実験 #AI比較 #驚きの結果 #最強生成AI #AI活用法


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