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離職について

無職だからメンタル回復したら就活して、最期まで誰かの役に立つ人になりたいと思う。人の役に立ちたい。誰かの役に立っていることが実感できたり、ありがとうって言われたら嬉しいし頑張れる。もちろん、同じ内容で働くなら時給や勤務時間、通勤時間も考慮する。だけど、1番に考えるのは誰かのためにちゃんと働けているか、ということ。
助かってるよ、とか、ありがとうとか、ほんの些細なことで構わないので言ってもらいたかった。でも、それがない職場で何のために働いているのかわからなくなった。だから退職した。
挨拶しても無視される。休憩中の私語に入れてもらえない。急ぎの仕事に限ってチェックに時間をかけられる。窓口1週間目で「もっと手早く仕事をこなして!」と言われる。笑顔なんて4か月間で一度ももらえなかった方が2人もいた。
誰かの一つの間違いについて、翌日朝から晩まで、見えるところ聞こえるところでいろいろ言われる。きっといないところで自分も批判を受けているだろう。辛かった。寝れない、食べたら下す、お腹が空かなくなったり、突然涙が出る。苦しかった。毎朝、家の中の御守りやお札、道端にあるお稲荷さんやお地蔵さん、お天道様全部に手を合わせて数珠を見えないところにつけて出勤していた。それでもミスをしてしまう。私は異常に緊張していた。
別部門の先輩同僚に聞けば、まだ入社して二、三か月の新人にそこまで求めるのはおかしいんじゃないか?とは言ってくれたけど、いかんせん部門が違うから見守ってくれるだけだったし、それでも救われた
で、ある日電車の踏切をくぐろうとしている自分がいた。まるで幽体離脱のように魂はこちらにあって、そんなことをしたら電車に乗っている方、電鉄会社、警察や家族、友人や職場や近隣の方々、大勢の方にご迷惑をお掛けしてしまう、とこっちの私が自制をかけた。涙が溢れて止まらなかったけれど、泣きながらでも家に帰ることができた。迷惑をかけることになるはずだった様々な方々、謝る順序が違っていると思います。すみません。
職場でその後また大失敗をした。「反省してるの?」と聞かれ、「はい反省してます。」と、答えたら、「はい、じゃないのよ!」と、叱られたので、もう限界だと感じ、その場で退職の意向を伝えた。退職日は当月末に、と伝えた。それ以上は考えられなかった。優秀なイエスマンが大勢いらっしゃるのだから私1人いなくなっても何の問題も無いだろう。突然のことに上司は驚いていた。いつも人を見下した態度の同僚やイエスマンに囲まれた上司にビクビクしながら仕事をするのは心身共に無理だった。朝から就業終わり時間まで誰かの悪口を聞くのはしんどい。
入社して1か月頃からメンタルがおかしくなった。私の同僚は私の異常に気付いて心療内科か精神科へ行くことを勧めてくれた。電話をかけたがどこの病院も予約を取るのは難しく1か月半先の予約が取れた。退職の3日前だった。とりあえず締日の月末までは働いた。最後の数日は何の仕事もさせてもらえず座っているだけだった。窓際族って言葉、昔聞いたことあったけどこんなのかな?と感じた。何とか離職して病院までたどり着いた。結局、4か月しか勤務できなかった。これ以上の好条件の職場にはもう出会うことはないだろう。あのとき、もう少し我慢すれば‥と思う日が来るかもしれない。

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