婚活をはじめるきっかけ4

当時私はインターネットの掲示板で
野球についての掲示板に
毎日書き込みをしていた。
2年くらい書き込みしていた時
全国に試合に一緒に行くようになる
仲間が出来てきた

その中に、5歳上の男性がいた。
兵庫に住む会社の御曹司で今は部長。
子供が3人で幸せな家庭を築いている人だったその安定感に安心し、野球以外も恋愛相談などもしていた。
遠くに住む人のが話しやすいことがあった。
そこで実は妻の浮気で別居中でもうすぐ離婚すると言っていた。

僕は君に惹かれている。
長野の彼がよかったのもわかる。
でももっと形になる幸せを求めていいと思う。経済的にも守る。それに君は
結婚や出産とか形になる幸せを求めていい。
自分は愛情を形にすることができると言われた


私は形がない幸せに疲れていたんだなって
思った。
形がない幸せって
自分に自信がないと不安で仕方ない。
先の見えない未来が不安で仕方なかった。
もう不安で不安で寂しくて仕方なかったんだと
思った。
私だってお母さんのように
家庭持ちたい。家族を作りたいよ。
私だって守られたい、、そう思った。
初めて私を主役にしてくれるような時間を
もらって、その状況に酔いしれた。

会うこともなくメッセージだけの
会話だけが進む中、
離婚が成立したと言われた。

それから私は兵庫に会いにいった。
未来についてたくさん話して
そこで一晩を共にした。

それからは
彼の会社の部下から
貴方に惹かれた話聞いてます。
部長は幸せそうです。
苦労した部長を幸せにしてくださいと
メールがきたり
彼の母からは電話がきて
これからよろしくねって言われたり
また離婚を担当した弁護士さんからも
今後についての財産分与についての
メールがきたりして
どんどん形になる感じがした。

それからしばらくして妊娠が発覚した。
私は避妊を途中でやめてしまったことに
気づいておらず、驚いた。
女って委ねるしかない
そーゆー弱さがあるのだと思った。

でも、わかった瞬間すごい嬉しかった。
ただただ嬉しかった。
そんな自分にびっくりした。

今まで心の病を抱えつつ
会社でのキャリアアップを目指して
海外派遣されるように努力したり
キャリアアップの習い事したりして、
夢を語ってきたけど、仮面だった。
家庭もないキャリアもない、夢もないと
ダサい気がしたからやってた
ポーズだったんだと思った。
命を宿したとき、
ずっと求めていたことはこれだったと思った。
求めていたのは愛し愛されることだけだった。

今まで語っていた愛は多分違くて
愛ってこれかもって思った。
どこにいても幸せだった。
どこにいても1人じゃないって
私は愛しさと温かさに包まれていた。
守りたいものができるって
幸せなことなんだって思った。

ずっとこの幸せが続きますようにと
心から願った。




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