29歳以下の男性は、モデルナをやめてファイザーを推奨するように調整中です
10/13のNHKの報道です。
29歳までの男性には、モデルナの接種を止めてファイザーにするよう調整が検討されているというニュースです。
モデルナを止める理由は、「心筋炎」と「心膜炎」の事例がファイザーよりも多く報告されているからです。ごく稀に発生するとしています。
心筋炎の報告事例は実際のごく一部
接種後の心筋炎/心膜炎の発生件数を使用していますが、報告がないものが圧倒的に多いはずです。SNSを検索すれば「胸痛」を訴える投稿が1000件以上見つかります。「胸痛」で病院へ行っても「よくあること」「しばらく様子を見て」と言われてしまい、厚労省へ報告など上がりません。よっぽどの重症のケースしか報告されないのが実情です。
米国ではファイザーの方が心筋炎が多いのでは?
10/01付の米国のVAERSのレポートです。
全年齢におけるワクチン毎の心筋炎と心膜炎の報告数パーセンテージです。
ファイザーが約75%です。
米国のファイザーとモデルナの接種数では、ファイザー60%、モデルナ40%のようです。
全年齢と接種数の違いを考慮しても、ファイザーの方が心筋炎/心膜炎が多い可能性が有ると思います。日本と真逆です。なぜでしょう?
米国の年齢別のワクチン種類毎の接種数は判りませんでした。年齢による偏りがないなら、ファイザーの方が心筋炎が多く見えてしまいます。
上の円グラフのへリンク。米国VAERSのダッシュボードです。
軽度の心筋炎も軽視すべきではない
心筋炎は、「胸痛」を訴える人全員に起こっている可能性が有ります。軽度の心筋炎では自覚症状はなく、「胸痛」がある場合は、心筋炎がある程度進んだ状態との情報が有ります。心筋は一度傷つくと再生しないと言われており、症状が治まったとしても心臓機能を低下させている可能性があります。
厚労省も、胸の痛み、どうき、息切れ、むくみを心筋炎・心膜炎の典型的な症状と書いています。
心筋炎がごく稀は本当ですか?
米国FDAの諮問委員会で専門家が以下のように述べています。
「ファイザーを2回接種した16-17歳男子の317人に1人が心筋炎を発症する」
この表から計算すると、モデルナの方は、782人に1人になります。(41倍しているのはVAERSへの報告率を勘案した係数です)
NHKでは10代男性 1.9/1,000,000 ですが、米国の専門家は16-17歳で 1/317 と言ってます。
4桁くらい違うんですけど、米国のほうが信憑性高そうです。(SNSを見た経験から)Twitterで「ワクチン 胸痛」を検索してみて下さい。
心筋炎は軽症が多いのか?
NHKは、心筋炎はごく稀で軽症の場合が多いとしています。
ごく稀はウソのようです。軽症が多いはどうでしょうか?
「軽症の場合が多い」としていますが、厚労省に報告されている心筋炎、心膜炎の症例では、49件中38件が重篤度で「重い」とされています。(下の表)
77%の症例で重篤度が「重い」とされているのに「軽症が多い」というのは矛盾しています。
それとも、報告されていない数千件、数万件の軽症の心筋炎を計算に入れて「軽症の場合が多い」としているのでしょうか?
そうだとすれば、今度は「ごくまれ」が矛盾してしまいます。
29歳以下の、モデルナワクチン接種者の心筋炎、心膜炎報告
29歳以下の、ファイザーワクチン接種者の心筋炎、心膜炎報告
NHKの報道内容は、いくつもの疑問点と矛盾が有ります。
モデルナよりファイザーの方が安全としていますが、米国ではファイザーの方が心筋炎・心膜炎が多い可能性が有ります。
心筋炎、心膜炎は「ごくまれ」としていますが誤報です。
軽症の場合が多いとしていますが、報告されている症例は重症が77%です。
一番安全なのは、29歳以下の接種を止めることではないでしょうか?
29才以下で、新型コロナ感染症が原因で亡くなった人はほぼゼロです。
また、29歳以下の女性は変更しなくて良いのでしょうか?
10/15、13:00からワクチン分科会 副反応検討部会でこの件が検討されるそうです。
参考記事
以上