本日の注目記事 05/19
「歩行者妨害」の交通違反。
警視庁の判断は他の県警と異なっている
信号がない横断歩道に歩行者がいた場合、車両は一時停止して歩行者を優先させる義務があります。
横断歩道で警察官が取締りをしているのを見かけることが有ります。
下のYouTube動画は、この取締り基準が都道府県によって違っていることを紹介しています。
下の図のように、横断歩道の手前に他の車が止まっていた場合、見通しが悪いので、歩行者の有無に関わらず後続車は一時停止の義務があるという条項があります。
赤い車で横断者が見えないから、横断者がいるという前提で一時停止が必要とされています。
ここまでは、合理性が有ると言えます。
ところが、警視庁(東京都の警察)の取締りは対向車線の車についても一時停止が必要としています。
下の図のように、対向車線の赤い車が横断歩道手前で止まっていた場合、歩行者の有無に関わらず、青い車の走行車線の全ての車は、横断歩道で一時停止の義務が有るという取締り方針になっています。
この場合、青い車は視線を遮る障害物が無いので目視で歩行者がいないことを確認できますが、一時停止しないと違反になるという事で、合理性に欠いた判断と言えます。
交通問題に詳しい弁護士さんの条文解釈では、対向車は含まないことが明確だと話されています。
また、埼玉県警、千葉県警、栃木県警は検挙対象ではないと明言しています。
実際にこの状況で違反切符を切られた人がYouTuber弁護士に相談して警視庁に問い合わせましたが、取締り方針には問題ないという返事になっています。
もう一つ、歩行者妨害の取締り事例
信号の無い横断歩道で、歩行者が車に対して「行って」と合図を送ったので横断歩道を通過したら歩行者妨害で違反になったという事例です。
違反になった車にはドラレコが付いていて、映像を確認すると、歩行者が手を振って「行って」と合図しています。
ドライバーは「譲られた」「今は渡る意思がない」と思い横断歩道を通過したのですが違反になりました。
警察官には歩行者の合図が見えなかった可能性が有り、「取締りが不適切」とは言えません。しかし、歩行者が「行って」と合図したこと、ドラレコに映像が有ると主張したにもかかわらず、そのまま違反切符を切られたということです。
電話対応した警察官は「ドラレコ映像は見ない」「現場判断なので違反を撤回することもない」と説明しています。
この件については、現在もドラレコ映像を基に、違反の取り消しを求めて警察と交渉中とのことです。
動画を見ると、違反切符にサインしたことが重要なポイントのようです。
納得できない場合はサインを保留したほうが良さそうですが、サインしないと開放してもらえないようです。
歩行者妨害違反で「ドラレコに写って無くても警察官が現認すれば事実」になる?
違反とされた人のドラレコ映像には歩行者が写っていません。
警察も「歩行者が写ってない」と認めています。
しかし、警察はパトカーのドラレコには女性の歩行者が写っていると主張。
弁護士が、警察に「そのドラレコ映像を見せて」というと「取締り用ではないので見せられない」と回答。
「ドラレコ映像よりも警察官による現認が事実」という回答に弁護士がビックリしてしまいます。
ドライブレコーダーがついていた事故。でも.…
保険会社がドラレコの映像を確認したがらない事例。
保険会社同士の談合みたいなことが有るようです。
ガソリンスタンドから飛び出してきた車に、側面衝突された事例で、保険会社は2:8の過失割合を算定しましたが、納得できない被害者が弁護士を通して交渉した結果..…加害者はウソを申告していて.…ゴネて.…
ドラレコ付けていてもこんなことが起こるんですね。
動いている車2台の事故の場合、0:10にはならないそうです。
この事例の場合、相手の車の年式が古くて評価額が低かったからいいですが、高級車にぶつけられた場合は大きな損害になります。
ドラレコ付いてなかったら、ウソをつかれても反論できません。
その他の交通関連情報
外国人ドライバーの交通事故が増加。
高齢者の交通事故。「認知症」よりも「白質病変」「脳萎縮」が原因と見られる。mRNAワクチンや降圧剤の影響が考えられますね。
こんなデタラメも。
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