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デルタ変異株の病原性は単純に説明できない。答えはイスラエルに有る。
この記事は、「デルタ変異株は、強毒性か?弱毒性か?」の続編です。
1回目を読んでない方は、先に下のリンクの記事をお読み下さい。
世界で最も早く大規模接種を開始した国はイスラエル(人口920万人)です。
現在、イスラエルではデルタ株が感染の98%を占めています。
イスラエルと日本の接種率到達日。
イスラエル 日本
10% 12/29 5/31
50% 2/22 8/17
70% ーー ーー
このように日本はイスラエルより6ヶ月遅れて接種が進んでいます。
つまり、現在のイスラエルの状況は、6ヶ月先に日本でも起こると考えられます。イスラエルで使用されているワクチンはファイザー100%です。
現在の1回以上接種率です。イスラエル69%、日本65%です。
イスラエルの新規感染者数です。1日に1万人は、日本に換算すると13.7万人になります。
イスラエルの死亡者数です。1日50人死亡を日本に換算すると、685人/日。
日本で、イスラエルと同じことが起こるとすれば、来年3月には日本で1日に685人が亡くなる計算になります。
前回の記事で、7月時点ではデルタ株は弱毒性だと説明しました。
ところが、8月に入ってから、デルタ株感染者が次々に重症化し亡くなるケースが増えています。いったい何が起こっているのでしょうか?
信じられないかも知れませんが、現在イスラエルで入院し、重症化している患者さんは、ワクチンを2回接種済みの人たちです。
イスラエル保健省は、ワクチンの効果が時間の経過と共に低下してしまうので、3回目の接種(ブースター接種)が必要として8/1から接種を開始し、現在34%の人が3回目の接種を済ませています。
直近では、ブースター接種の効果が現れたのか、死亡数が減少しています。
しかし、イスラエル政府は、数カ月後には4回目のブースター接種が必要として準備を始めているようです。
最新の、イスラエルの状況を見てみます。
3回接種が進んだイスラエルで感染爆発、4回目を準備 https://t.co/Qq0x9PqYtB
— ニューズウィーク日本版 (@Newsweek_JAPAN) September 16, 2021
何回ワクチンを接種しても時間が経てば、中和抗体が減少してしまい、ワクチン非接種者よりも感染しやすくなってしまいます。
一部のワクチン推進派が、3回目の接種で大きな効果があると言っています。
「イスラエル、ブースター接種により、重症の病気の相対リスクが10倍以上減少し、確認された感染の相対リスクが11倍以上減少」
これが事実なら、4回目の接種を既に準備しているという事実と整合性が取れません。イスラエルでは3回目接種は必須です。ワクチン2回接種者は未接種者に分類され、3回目を接種しないとグリーンパス(ワクチンパスポート)をもらえなくなります。
「ブースター接種効果絶大」のカラクリです。
で、NEJMの「ブースター接種でコロナ感染率が10分の1に」論文をみてみたhttps://t.co/o2DWHagtIs
— J Sato (@j_sato) September 17, 2021
極めて悪質
その期間に発生した3回目接種後の感染の85%以上を除外して分析していた
85%除外したら感染率10分の1になるわな😆https://t.co/C6cOtZT15P pic.twitter.com/kmtQ6sAAKN
下の記事は、イスラエルの病院の医療責任者へのインタビューを元に書かれています。重要な証言が有ります。重症患者の95%はワクチンを1回以上接種しているとしています。
8月5日、エルサレムにあるヘルツォーク病院の医療責任者であるコビ・ハヴィヴ医師は、チャンネル13テレビニュースのインタビューで、"重症患者の95%がワクチンを接種している "と述べました。さらに、"入院の85-90%はワクチンを2回接種した人である
なぜ弱毒のはずのデルタ株で重症者・死亡者が増えているのでしょうか?
デルタ株が強毒化したのでしょうか?
もし、デルタ株が強毒化したなら、少なくとも重症者の30%は非接種者になるはずです。
ワクチン接種した人の方が重症化していることを考えれば、
デルタ株は、
▶ ワクチン非接種者には弱毒性
▶ ワクチン接種者には強毒性
と考えるのが矛盾を生じない方法です。
さて、「ワクチンを接種した人だけ、デルタ株が強毒化する」などということが起こるでしょうか?
ここからが、本題です。
「抗体依存性感染増強」(ADE)という言葉を聞いたことが有りますか?
ADEを分かり易く言えば、「過去に経験した感染(抗体)の影響で、免疫の仕組みが故障し、次に感染したときに免疫が働かなくなる現象」です。
もしADEが発生すると、免疫が働かないため、症状が急速に悪化したり、重症化しやすくなります。
ワクチン開発者が最も恐れているのが、ワクチン接種によってADEが発生することです。
下の動画は、米国外科医協会元会長のリーメリット博士が、SARSコロナウイルス(2002年発生)のワクチン開発で実験動物に発生したADEについて語っています。
同氏は、ワクチンを接種しても生きていた動物が、別のウイルス感染でADEを発症して全滅したと述べています。
もし、今回の新型コロナワクチンで同じ現象が起これば大惨事になるため、短期間の治験しか行われていないワクチンの接種に反対しています。
ワクチンを接種した人の方が、デルタ株に感染して重症化、死亡するという現象が有るならば、真っ先にADEが疑われるのはごく自然なことです。
ワクチン接種者のリスクは、ADEだけではありません。
下の記事は、大阪大学が発表した論文です。世界中で注目されました。
大阪大学が発見したのは、新型コロナのスパイクタンパクは、中和抗体(良い抗体)と共に感染力を強めてしまう感染増強抗体(悪い抗体)を作り出してしまう。良い抗体は、接種後6ヶ月で16%まで減少してしまう。すると悪い抗体が感染を悪化させてしまうというADEに似た新しい現象を発見しました。
この現象は、いま使用されているmRNAワクチンが生産するスパイクタンパクでも発生すると書かれています。
下のリンクは、mRNAワクチンの発明者であるロバート・マローン博士に関する記事です。同氏は、今回のmRNAワクチンでADEが発生する可能性を指摘して、接種に反対しています。
いくつものワクチン開発プロジェクトを率いてきたボッシュ博士が、mRNAワクチンは、自己免疫を破壊すると警告しています。
mRNAワクチンを接種すると、本来ヒトが持つ自然免疫・自己免疫のバランスが破壊され、武漢株(現在存在しない)に特化した免疫システムになってしまうという論文。
上のボッシュ博士の動画と同じような意味です。
ワクチン接種の理由に、「他の人に新型コロナを移したくないから」という人が多数います。下のリンクは、ワクチン接種者でデルタ株に感染した人から、非常に高いレベルのウィルスが検出されているという論文です。
つまり、ワクチンを接種した人の方が、他人に新型コロナを感染させる能力が高い場合が有るということです。
ここまで、mRNAワクチンとデルタ変異株の組み合わせが、非常に大きな問題を含んでいる事を書いてきました。すべて、権威有る学者の論文や動画を情報源にしています。
テレビに出ている学者は、ワクチンの有効性ばかりを主張しますが、最新の臨床データを参考にしているとは思えません。
安全性の根拠として、しばしば使われるフレーズは、
「◯◯◯◯が有害という報告はありません」
単に、眼を閉ざし、耳をふさげば、どんなものでも安全になるということです。
1つだけ憶えて欲しいワードがあります。
「スパイクタンパクは毒」
SNSへ拡散お願いします。
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