ニュージーランド、レベル4のロックダウンに移行 COVIDの症例数が3,000件に迫る（NewsWeek）
By Ed Browne On 8/17/21 at 7:08 AM NewsWeek
【 解説 】
ニュージーランドは、人口が504万人で、日本と同じ島国です。
新型コロナについては特殊な国です。タイトルに有る症例数3000とは、1日の発生数でなく、これまでの総数です。死亡者総数は26人です。
徹底的な、入国制限、検疫、PCR検査で感染を押さえ込んできました。
PCRのCt値は、31.5とされ世界で最もゆるい値です。
直近を見ても新規感染者数は、1日に10人以下で、死亡者はずーっとゼロです。それにも関わらずレベル4の厳しいロックダウンを実施する理由は、「デルタ株」とされています。ワクチン接種率は30%台(pfizer)。
ワクチン接種開始後にコロナ感染が広がらなかった珍しい国です。
ロックダウンで、デルタ株を押さえ込めるかどうか注目したいと思います。
ニュージーランドの新規感染者数（累積：2857人）
ニュージーランドの死亡者数（累積：26人）
ニュージーランドでは、数ヶ月ぶりに地域住民に感染者が出たことを受けて、COVIDの警戒レベルが最高レベルになる予定です。
火曜日、ニュージーランド保健省は、オークランド市でCOVIDの陽性例が発生したため、当局が調査を行っていることを発表しました。公衆衛生部門が、接触者を追跡するために本人への聞き取り調査を行っています。
保健省は声明の中で次のように述べています。「ニュージーランドの皆様には、落ち着いて、親切に、自分の役割を果たすことをお願いします」と述べています。
この事件が発表された数時間後、ニュージーランドは4段階の警報システム「COVID」の警戒レベルを4にすると発表しました。
警戒レベル4では、全員が家にいなければならず、買い物や運動、必要な仕事のためにのみ外出しなければなりません。また、物理的な接触は、自分の家の中でのみ行わなければなりません。
バー、ジム、映画館、美術館などのビジネスもすべて閉鎖しなければならず、葬式や結婚式などの屋内外のイベントも行うことができません。
オークランドとコロマンデル半島を除いて、現地時間17日午後11時59分から3日間、新たにロックダウンが実施されることになりました。
ニュージーランド政府が運営する「ユナイト・アゲインストCOVID-19」は、今回のロックダウンについて、「オークランドで発生した地域住民の感染を受けたもので、現在調査中であり、デルタ型に関連している可能性がある」と述べています。
ABCニュースによると、ニュージーランドで最後にコミュニティで発生したのは2月のことでした。
厳格な国境管理
パンデミックの間、ニュージーランドは、ロックダウンと非常に厳しい国境管理を組み合わせてCOVIDの発生をほぼ回避してきましたが、この国には居住者や市民以外のほとんどの人が入れませんでした。
ジョンズ・ホプキンス大学のデータによると、ニュージーランドでは、パンデミックが始まってからの死亡者数はわずか26人、感染者数は2,927人でした。
ジャシンダ・アーダーン首相は、ワクチンの接種が完了すれば、2022年の早い時期に外国人観光客の受け入れを再開できると述べていましたが、これまでのところ、ワクチンの接種は比較的ゆっくりと行われています。
8月16日の時点で、国は合計255万4,150回のCOVIDワクチンを接種しました。このうち、2回目の接種は93万4,207人。
ここ数週間でワクチン接種率は上昇していますが、ジョンズ・ホプキンス大学のデータによると、ニュージーランドの完全接種者数は全人口の17.25％に過ぎません。
DeepLで翻訳しました。