ニュージーランド、 デルタ株 ｖｓ ロックダウン勝者は？
（記事タイトル）
ニュージーランド、ウイルスに感染したオークランドを除き、ロックダウンを解除
Sep. 7 04:18 am JST
【 解説 】
3週間くらい前に下の記事を書きました。デルタ株感染者が市中で見つかったため大規模な厳しいロックダウンを行うという記事です。
その後、どうなったかと言えば、当初予定していた７日間を大幅に延長して今現在もロックダウンを継続中です。デルタ株をレベル４ロックダウンで封じ込めるか注目されましたが、３週間では出来なかったということです。
現在、ほぼゼロまで減っていますが、ここで解除すればまたすぐに増加に転じます。ニュージーランドはゼロコロナ政策ですが、デルタを完全に封じ込めるのは相当な国民負担が発生します。
日本でいくらロックダウンを行っても絶対にデルタ株を封じ込めることは出来ません。経済が更に痛むだけです。
ワクチンを接種してない人にとって、デルタ株は弱毒性の軽い風邪です。
ワクチンを接種した人は、接種から５ヶ月経過以降にデルタ株に感染すると重症化リスクが上がると言われています。
ニュージーランドは、ワクチン接種した人を救うためにロックダウンするということかもしれません。
ウェリントン
ジャシンダ・アーダン首相が月曜日に発表したところによると、ニュージーランドでは、COVID-19による封鎖措置が今週中にほぼ解除され、感染症の震源地であるオークランドだけが厳しい外出禁止命令を受けることになります。
アーダン首相によると、火曜日の夜には約300万人のニュージーランド人が自宅待機命令から解放され、木曜日には3週間ぶりに学校が再開されます。
しかし、先月末にニュージーランドでデルタ型が発生したオークランドでは、200万人の都市でウイルスがまだ封じ込められていないため、少なくともあと1週間は厳重な監禁状態が続くと付け加えました。
アーダーン氏は、感染者数の減少に向けて前進しているが、感染力の高いデルタ型は「ゲームチェンジャー」であり、オークランドの規制を早急に緩和することはできないと述べた。
しかし、感染力の高いデルタ型は「ゲームチェンジャー」であり、オークランドの規制を早急に緩和することはできないと述べました。「しかし、仕事はまだ終わっていません。
オークランド以外のニュージーランド人は、4段階のコロナウイルス対応システムのうち、警戒レベル2に移行します。
これは、自宅待機命令が解除されることを意味しますが、オークランド・クラスターが発生する前の、ニュージーランドの家庭生活がほぼ正常であった頃の自由な生活は、完全には回復しません。
屋内の社交場は50人までに制限され、多くの会場でマスクの着用とトレーサーアプリのスキャンが義務付けられます。
ニュージーランドは、世界で最後のCOVIDフリーゾーンの1つであり、パンデミックへの対応が広く評価されていましたが、今回の発生により、6ヶ月間、現地での感染がなかったことになります。
ニュージーランドでは2月以降、90代の女性が初めてCOVID-19で死亡し、パンデミックによる死亡者数は27人となった。
© 2021 AFP