心筋炎の発生頻度を計算してみました
心筋炎の発症頻度を独自に試算したら、以下のようになりました。
試算の根拠は、以下で説明します。
ワクチンを接種した場合、12-29歳男性が、心筋炎・心膜炎を発症する頻度の試算は、約1040人/100万人 (1/962)
米国のFDA諮問委員会で発表された心筋炎の発生頻度。
米国の報告ではファイザーの方が頻度が高くなっています。
ファイザー 3154人/100万人 (1/317)
モデルナ 1278人/100万人 (1/782)
12-29歳男性が新型コロナに感染した場合、心筋炎・心膜炎を発症する頻度は、17.36人/100万人
12-29歳男性が新型コロナに感染して、心筋炎・心膜炎を発症する頻度は、0.217人/100万人
そもそも、新型コロナに感染した人は、人口の1.4%しかおらず、厚労省が確認した12-29歳男性で心筋炎事例の人数は4人しかいません。
それに対して、ワクチン接種後に胸痛を訴えている人は、1万人以上いる可能性が有ります。
心筋炎の原因となるスパイクタンパクは、ワクチン接種でmRNAによって大量に生産されるため心臓や肺に炎症を起こしたり、微小な血栓が毛細血管を塞いでしまいます。ワクチンを接種すると、多くのコロナ感染者よりも激しい免疫反応が生じてしまいます。
ワクチンを接種した場合の心筋炎・心膜炎症例数の過小数値について
発症頻度の計算に使われた数値は、厚労省が集計した副反応事例の件数です。この報告書を確認すると、重重篤度の区分で
重い 65人(85.5%) 重くない 11人(14.5%) 死亡 1人(1.3%)
となっており、重症者の比率が、軽症者より高いということは、軽症者の事例が適切に報告されていない事を示しています。
真の「重い」事例の割合を心筋炎・心膜炎患者の 1%と仮定すれば、「重くない」の人数は、6500 × 0.99 = 6,435人 と試算できます。
接種100万人当たりに換算すると、6500/6.25M = 1,040/M
6.25Mは記事の下部で計算しています。
また、厚労省へ報告数自体がかなり過小であるという指摘が、ワクチン副反応検討部会の中にも有ります。軽症の心筋炎患者は数万人規模の可能性が有ります。
このような試算をした根拠は、SNSにおける「胸痛」を訴える投稿数の多さです。Twitter で「ワクチン 胸痛」で検索した結果 (約250ツイート、8日分) を、記事の最下部に掲載しています。おそらくTwitter だけで数千件の「胸痛」ツイートが有ります。
その中の3件のツイートです。
心筋炎・心膜炎の症例報告。
39歳までの男性が新型コロナに感染した場合、心筋炎・心膜炎を発症する割合
12-39歳の男性が新型コロナに感染して心筋炎・心膜炎を発症する頻度。
12-39歳の心筋炎・心膜炎の症例数は、10/15に厚労省から提供された資料に数値があります。15-39歳での心筋炎関連事象者数は4人です。(5/31まで)
統計が5/31まで、つまり病原性の高いアルファ株の流行期までしかありません。弱毒のデルタ株では心筋炎の発症がごく少ない可能性が有ります。
次に、39歳までの新型コロナ感染者数を調べます。
39歳までの男性感染者数。(10/19時点)
47647+94053+229336+161377=532,413人
5/31時点の感染者数にするため、下のグラフを使い補正します。
532,413 × (0.74M/1.71M) = 230,401人
12-39歳の男性が新型コロナ感染した場合の心筋炎・心膜炎発症する頻度
4/230401×1000000=17.36人/100万人
総務省統計局:年齢各歳別人口より、12-39歳男性人口は、1841.9万人
5月31時点での39歳までのワクチン接種者は少数。
12-39歳の男性が新型コロナに感染して心筋炎・心膜炎発症する頻度
4/18419000×1000000=0.217人/100万人
米国のFDAの諮問委員会で発表された心筋炎・心膜炎の発生頻度データ
CDCが発表した下の表から計算すると、
16-17歳男子の317人に1人がファイザー社製ワクチン2回接種によって心筋炎を発症する。3154/M
3回目を接種すれば、25人に1人が発症すると試算しています。
下記計算式で、×41は、VAERSへの報告率を勘案した係数です。
この場合の心筋炎とは、厚労省やVAERSへ報告されるような重症事例だけでなく、胸痛や動悸といった心筋炎の症状を含むと考えられます。
胸痛は、心筋炎がある程度進んだ状態で発生するとされています。
軽症であっても心臓は不可逆的な損傷を受けるとされています。
この表から計算すると、モデルナの方は、782人に1人になります。1278/M
米国でのファイザーとモデルナの若年男性の心筋炎・心膜炎発症数は、日本と真逆の結果になっています。
日本 ファイザー < モデルナ
米国 ファイザー > モデルナ
米国、全年齢男女の心筋炎報告割合。75%がファイザー。
接種数比率 ファイザー60%、モデルナ40%
Twitter で 「ワクチン 胸痛」で検索した結果。
12-29歳男性のワクチン接種人数の計算。
接種人数を逆算します。
10-19歳 7/3.69=1.9M 20-29歳 20/9.62=2.1M
10-19歳 13/28.83=0.45M 20-29歳 47/25.65=1.8M
合計: 1.9+2.1+0.45+1.8=6.25M
参考記事
以上