ドイツのキルヒナー博士による混入DNAの定量PCR検査結果。規制値の83〜354倍
BioNTech社のCOVID-19 mRNAワクチンComirnatyのバッチは、製造技術によって一般にDNAが高度に汚染されており、その程度は医学の知見によれば間違いなく許容範囲をはるかに超えていると推測される。
ヒト細胞に外来DNAを導入すると、その外来DNAがヒトゲノムに安定的かつ不可逆的に組み込まれるという基本的な可能性があることは、何十年も前から知られている。
ヒトでこのように分裂する細胞は、特にあらゆる臓器の幹細胞や前駆細胞である。特に皮膚細胞、消化管の細胞、血液細胞、骨髄の細胞は、絶えず急速な細胞分裂を繰り返している。細胞分裂のたびに細胞核が溶解し、細胞の染色体(ゲノム)DNAが露出するため、プラスミドDNAはヒトの染色体DNAと密接に接触し、ヒト細胞の適切なメカニズムによってゲノムに組み込まれる。
例えば2022年にマウスで行われた研究では、1細胞(アデノウイルスが侵入した肝細胞)あたりの「統合頻度は最大0.005」であった。これは、アデノウイルスに感染した細胞200個のうち1個で、ウイルスDNAのゲノムDNAへの統合、つまり挿入突然変異誘発が起こったことを意味する**。
マッカーナンたちは、スパイク・タンパク質の遺伝子だけでなく、BioNTech社のmRNA-COVID-19ワクチンに含まれるプラスミド上のカナマイシン耐性遺伝子も同定した。しかし、この遺伝子はヒト細胞内でも抗生物質カナマイシンに対する耐性を確立することができ、さらにゲンタマイシン、ネオマイシン、ストレプトマイシン、ジベカシンのようなアミノグリコシド系の他の抗生物質に対しても交差耐性を確立することができる。したがって、抗生物質に対するヒトの内因性耐性は、現在の知見によれば、予見できない結果をもたらしかねない深刻なリスクでもある。
マッカーナンらやドイツの研究室が、ドイツで販売されているこれらのワクチンの大量のDNA汚染を証明した今、この点に関して早急に再考する必要がある。その意味で、ヒトゲノムに組み込まれる可能性のある核酸を含む他の医薬品にはすでに当然のこととなっている厳格な基準を、mRNAワクチンにも直ちに適用しなければならない。
このワクチンは、公式の見解では極めて忍容性(副作用に耐えられる程度)が高いと繰り返し発表されているが、恐ろしく多様なリスクに悩まされていることが数多く指摘されている。その中には特に、ワクチン接種直後に死亡した被接種者の剖検で定期的に発見される、細小血管に由来する炎症反応が含まれる。
最後のエピローグ(38ページ)も合わせてお読みください。
論文PDF(DeepLで日本語化)
PDFのコピーはここまで。