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【井上梨名さん】2020.11.29 櫻坂46こちら有楽町星空放送局【マルコス・ビベス説】

マルコス・ビベス。あなたはこの人物をご存じでしょうか。

この記事をどういう層の人が読んでいるのかは皆目見当もつかないのですが、もしアイドルヲタクの方ならまるっきり知らなくて当然でしょうし(ブラウザバックしないでね)、フットボールフリークの方でも彼の名をご存知の方は少ないのではないでしょうか。というわけで、簡単に彼の説明を。

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彼は1975年生まれの45歳。スペイン・カタルーニャの出身で、2018年にフアン・マヌエル・リージョ監督とともにヴィッセル神戸のアシスタントコーチに就任したいわば「バルセロナ化の申し子」で、以前は以下のような仕事をなされていました。

バルセロナ大学 INEFC 講師(ESP)
FCバルセロナ主催「プロサッカー」マスタープログラム 講師(ESP)
U-19スペイン代表
カタルーニャサッカー協会(ESP)テクニカルディレクター

監督がしょっちゅう変わることで有名なヴィッセル神戸ですが、彼は来日して2年間で4人(!)全ての監督に仕え、プロジェクトの進捗状況などを見届けてきました。現在もアシスタントコーチの職にはついているのですが、どちらかといえばユース関連の仕事に携わっているようです(彼の指導のかいあってか、ヴィッセルのU-12は久々に兵庫県大会を制覇しました)。

説明が長すぎましたね。卒倒する井上ヲタクの姿がありありと目に浮かぶので、そろそろ本題に入りましょう。

さて、どちらかといえば裏方仕事をこなしてきた彼ですが、1度だけ監督として日の目を浴びた日がありました。

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それは2020年9月23日、鳥栖とのホームゲーム。前日にフィンク監督が退任を発表し、新監督が未定(この時には三浦に一本化してたんだろうけど)の中彼が暫定的に"代打"として指揮を執ることが発表されました。この状況、何かと被りませんか?そうです。そういうことです。

こういうこっちゃ!推しメン待たせてごめんな!

というわけでここからはビベスさんと井上さんの共通点らしきものを(無理矢理)探しながら、適当にラジオを振り返っていこうと思います。それでは。

①タスクが重い

まずビベスさんが指揮を取る前のヴィッセル神戸は、1ヶ月公式戦で勝ちがありませんでした。チームとして悪い戦いをしていたわけではなかったですが、運は味方せずリーグ戦で3連敗。その上で鳥栖戦の前日にフィンク監督が突然の退任発表。ビベスさんはほぼ準備する暇もなく、連敗ストップという難題に挑まなければなりませんでした。

井上さんも緊急登板なのは彼と同じ。けやかけのコーナーなどでスポット的にMCを務めたことはありますが、ラジオのパーソナリティーは自身初の体験です。そのうえ、この日の放送はシングルのカップリング曲を初披露する回。櫻坂になってからの初シングルかつ本人が登場する曲ということもあり、かかるプレッシャーは相当のものだったと推測します。

実際オープニングトークでは自ら「緊張で肩が固まっている」と告白した井上さん。ラジオの前(Radikoだけど)の僕も、緊張した面持ちで耳を傾けます。

②相手が特徴的

試合開始直後のビベスヴィッセルは、若くフレッシュな選手の多い鳥栖のアグレッシブな姿勢を前面に出したプレッシングに苦戦します。鳥栖は高い位置から神戸の2CBに対して守備を行うことで、彼らが自由にボールを出す展開を阻害。ボールを手放すように強制し、さらに自分達も後方でボールを保持することで、神戸の苦手な相手にボールを持たれる展開に持ち込みます。

さて、この日井上さんとコンビを組むのは、同じ兵庫県出身の増本綺良さん。彼女もまた合同オーディションの頃から奇抜なキャラとして名が通っており、数々の伝説をこしらえてきました。

これとか、

これとかですね。

パスを出してもまともなリターンが返ってくることは稀。浮き球を出してみたり、ヒールで返してきたりなど、とにかく相手が読めない行動をとってきます。(どことなく西大伍さん感があるなってずっと思ってます)

この日の企画は「こちほシンクロ」と題し、リスナーからの質問に2人が同時に答えて合っているかを試すものだったのですが、一問目から増本ワールド全開。

お仕事から帰ってきて一番最初にする行動は何?

という質問に対し、「家に入ること」と答えるのはなかなかできないですよね。笑

③進行が大人

ですが番組が進むにつれて井上さんの緊張もほどけてきたか、徐々にペースを取り戻しつつ、エキセントリックな同郷の後輩を上手くリードしていくようになっていきます。これは不得意な展開になっても一旦撤退することで様子を伺い、試合をコントロールしつつカウンターで得点を狙いにいったビベス神戸と通づるところがありますよね。(ない)

井上さんは同郷というアドバンテージを活かし、兵庫県民トークを展開。兵庫という地域の特徴上(ヒョーゴスラビアで検索)「グーとパーでグループ分けするときの掛け声」が全く違うなど思わず聴いてて突っ込みたくなる場面も多々あったのですが(ちなみに自分も県民ですが2人のやり方と違いました)、姫路おでん(これも食べたことないです)などローカルな話題にも対応するなど往年の三原雅俊ばりのマルチな素質を見せました。

(趣旨とはずれますが、井上さんが時折喋る関西弁はめちゃくちゃ可愛いので一回聞いてみてください。耳が溶けます。)

そうして「シンクロ」こそしなかったものの4つの質問を目立ったミスなく乗り切り、やや緊張気味の後輩を無事エスコートして最大の目玉の新曲発表まで無事に進行した井上さん。その姿は暫定監督として指揮を執り、連敗をストップして次の監督(知将三浦淳寛)にバトンを繋いだビベスさんにそっくりでした。

ちなみに新曲はこんな感じです。個人的にはかなり好きなタイプの曲かも。

まとめ

1stシングルでは表題曲での選抜入りを逃し、本人もメッセージアプリなどで複雑な心中を明かしていた井上さんですが、今回の臨時パーソナリティー抜擢はかなり大きな転機になるのではないか、と思います。こういった実績を積み重ねることによって、彼女がラストライブ後宣言した「強くなる」という目標の実現に近付けるのではないでしょうか。同郷の先輩小池美波さんのように、ラジオ抜擢→グループ内で重要な存在に、といった成功ルートに乗ることができればいいなと心から"いのって"、この記事を終わりにしようと思います。

駄文にお付き合いいただき、ありがとうございました。