見出し画像

現実と創造と可能性

私は今、諸事情で仕事を休職している。
私は今、バンドモノのアニメをよく観ている。
私は以前から、イラストを描くことが好きだ。
私は以前から、バンドモノの音楽をよく聴く。
私は以前から、小説の執筆活動も興味がある。

そして私は以前から、自分の可能性を感じたくて仕方なかった。

何事も「直ぐに影響されやすいだけなのでは?」と言われてしまうし、自分でもそう思う。だけどそれだけではない、それだけではない理由も分かっている。

私は高校生のときに部活動なるものに於いて、演劇を齧っていたことがある。
当時、演劇の世界に入り"誰か"を自分の鏡に映して演じるということは、とてもエネルギーが必要なことであった。

演じてきた役は、私と一心同体になった台本の中の人物たちだ。
みんな私と違う世界に生きる者だが、同時に私と生きている者である。

そして、初心者ばかりの集まりであった演劇部では舞台監督や助演も経験させて頂いた。当然ながら、どれも拙いものであったわけだが。

この頃から私はクリエイトが好きだったわけではないのだが、ここから私というものが形成され始めていたのかもしれない。

さて、ここまでの話の中で私がどれほど影響されやすい性格なのかは分からないだろう。ここまでは所謂"前提"に過ぎないのだから。

第二段階の前提として挙げたいこともある。
それは大学生になり演劇から離れたが、私は何故かジャグリングに手を染めていた、ということだ。

ジャグリングの世界は自分が"他人に魅せる"ために練習することばかりで、時には小さなイベントの舞台に立つこともあった。
ここでは深く掘り下げることはしないので、結論だけいうと、私はジャグリングというジャンルからも離れていった。

だが、思う。
"舞台に立つ"という快感は異常だ。
それは演劇もジャグリングも同じ。
誰かに"魅せたい"。
ただそれだけ。

演劇とジャグリングが私の成分となり。
そして今興味があるのものが、

アコースティックギターで弾き語りをすること

である。

どうしてその道に辿り着いたのか。
ここで漸く導かれる。
"影響されやすい"性格だからなのか?
それは正解であり不正解である、ともう一度言っておく。

現在好きな音楽がバンドモノで観ているアニメもバンドモノなわけだから、少なからず影響は受けているわけだが。
一方で私を作り上げた成分たちが"自分を誰かに魅せろ"と駆り立てる。

となれば、結論は早い。
どう考えてもギターに辿り着くしかない。
勿論それが他の楽器でも構わないが、私はギターに辿り着いたという話である。

更にここで前提をひとつ加えても構わないだろうか。
実は今現在、私は仕事を休職しているのだ。
仕事は嫌いではないのだが、如何せん、他の部分で上手に歯車を回せなくなってしまったのだ。
だから今は自分自身のメンテナンス期間として休ませて頂いている。

さて、ここで私の自己紹介が終わったようなものだろう。
私はこれから、この場所を借りて、新たなクリエイトを始めていこうと考える。
会社も折角メンテナンス期間を与えてくれているのだ、どこかに何も残さずして復帰などあり得ない。無論、メンテナンス期間を過ぎて本来の仕事に復帰したとしても続けるつもりである。
この期間を利用して、毎日自分の"初心者ギター活動"を記録していくのも構わないし、自分と仕事を見つめ直すのも悪くはないと思うが、私は根本的に何かを創造したいし、誰かに発信したいという欲望があるので、テーマは敢えて決めずに発信したいと思っている。
そしてこれは誰にも見つけられなくても構わない、自己満足なのだから。
だから、気が向いたときに、気が向くままに文章を書いていくことにする。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?