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仕事でめちゃくちゃ評価されたのに、冷めている。

上半期にやった仕事が、なななんと上半期ベストプラクティス銀賞を受賞し、知事から表彰されることになった。

他所者のわたしにチャレンジする機会を与えてくれて、全面的にサポートしてくれた上司には心から感謝しています。

この仕事の成果が高く評価されたので、入社以来はじめての最高ランクの評価をいただき、このご時世なのに冬のボーナスは自分史上最高額に。

新聞やテレビで報道されたり、上司からは労いの言葉をかけられたり、チヤホヤされた。が、しかし。当の本人は冷静どころか、この状況に冷めてさえいる。

今までの社会人人生、不遇の時期が長かった。出産・育児でキャリアが中断したり、復職後にマミートラックに乗ったり、評価されない時期が長く続いた。ずっと日の当たらない会社員人生だった。

それが、出向したことで全てが変わった。私という存在を認識してもらえて、昇進の機会を与えてもらえて、時流に乗ったテーマを担当させてもらえて、上司が親身にサポートしてくれて、成果を出すことができて。

両極を体験したことで、結局、以下を満たした人だけが評価されると悟った。

目立つテーマ、成果がわかりやすいテーマ、上司との相性。

私は、現実を喜ぶことを忘れて、どこか冷めた目で斜め上から観ている。

自分がこんなふうに冷めているのは、社会の不条理にやるせなさを感じているからだ、と思っていた。だけど、別の理由に気がついてしまった。

傲慢な自分になってしまうことへの恐れ

このバイアスを握りしめているから、評価されたことを素直に喜べない。私は不利で不遇な境遇に身を置く方が、都合がよかったのかもしれない。

期待されることへの恐れ

評価されると、目立つと、周りの自分を見る目が変わり、期待される。私は周りの期待に応えられるだろうか。失望させてしまうことを恐れている。

いろいろ怖いけど、不遇はもういいじゃん。今まで十分苦しんできたのだから。

恐れを恐れのまま携えて、目の前の評価を素直に喜び、完了させて、次に向かおう。情熱のままに。

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