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博士と狂人(映画レビュー)

メル・ギブソンとショーン・ペンという二代大スターが共演して、オックスフォード英語大辞典発刊という偉業を成し遂げた物語を描く。「博士と狂人」を見て来ました。去年12月です。

大英帝国の威信をかけて取り組まねばならなかった辞典の発刊ですが、あまりに膨大な作業にさっぱり作業は進まない。しかし、ある人物の稀有な才能が発揮され、偉業が成し遂げられて行く。
アイデアから20年もの歳月をかけて作成された映画とのこと。メル・ギブソン健在なり。「パッション」で賛否両論の氷菓を得たり、極端な保守的発言で物議を呈したりの彼ですが、俳優として、映画人としては一流。偏屈な一徹な精神の博士にはもってこいでした。
また、ショーン・ペンはこういうセンシティブな役柄にぴったり。好きだわー。
真に迫る二人の演技はスクリーン上でスパーク。それに圧倒され、あっという間に2時間が過ぎました。