【ライブ記録】IRON MAIDEN「THE FUTURE PAST WORLD TOUR 2024」2024/09/26 @東京ガーデンシアター
HM界の雄、アイアンメイデンが8年ぶりの来日公演!!!
東日本大震災、そしてコロナ禍での2度の来日中止を経て、遂に彼らが日本にやってきました!!!
ジャパンツアーのセットリスト
今回のツアーは日本をモチーフにした最新アルバム「戦術」と、1986年に発表された名作「サムホエア・イン・タイム」の2枚をフューチャーしたセットリストになっているうえに、ライブの定番曲でもある「The Trooper」「Can I Play with Madness」「Iron Maiden」「Fear of the Dark」などもプレイされるということで、会場内は大合唱で盛り上がること間違いなしです!
アイアンメイデンとは?
アイアンメイデンとはどんなバンド? という方もいるかと思いますので簡単に紹介させて頂きます。
アイアンメイデンは1975年にロンドンで結成されたヘヴィメタルバンドです。
デビュー作は1980年に発表された「鋼鉄の処女」というアルバムで、それ以降17枚のスタジオアルバムを発表。総売り上げは1億枚以上を記録しています!
デビュー当初は、ハードロックやパンクロックに強く影響をうけていたサウンドでしたが、ボーカルがポール・ディアノからブルース・ディッキンソンに変わった頃から、メロディアスで激しいギターサウンドを軸とした、よりヘヴィなサウンドに変貌しました。
さらにはバンドの中心人物であるスティーブ・ハリスのベースプレイが凄まじく、曲の重厚さを引き立てまくっています。
そのプレイスタイルは指を弦にバチバチと叩きつけるフィンガーピッキング奏法で、これが本当にかっこいいんです!
バンドは何度かのメンバーチェンジを経て、現在は20年以上同じメンバー(トリプルギターの6人編成!)で活動しています。
そして忘れてはならないのがバンドのキャラクターであるエディ・ザ・ヘッド! 通称「エディ」の存在です。
エディはアイアンメイデンのアルバムジャケットに常に登場している、バンドにとってなくてはならない存在であります。
ライブでは巨大なエディが現れステージ上を歩き回り、メンバーと共におおいにライブを盛り上げてくれる存在なのです。
他にも・・・と、色々とお話したいのですが、長くなってしまうのでバンド紹介はこの辺にしておきます。
東京ガーデンシアターへ
私が参戦したライブは、9月26日(木)の東京ガーデンシアター公演で、愛知、大阪に続く3公演目であります。
前2公演も歓喜の渦に包まれていたことは、SNSを通じて知っていたので、本当に楽しみでしかたありませんでした。
地元の長野を出発し、会場に到着したのは16時30分くらい。開演まで3時間近くありますが、会場前は多くのファンで溢れています。
当然ながら外国人のファンも多く、アイアンメイデンは世界的メタルバンドなのだと改めて実感させられました。そして私のワクワク感もどんどん高まっていきます。
物販会場内
気持ちが昂りつつ物販会場に向かいます。
会場に入るにはチケットチェックがあり、転売目的でグッズだけを大量購入しにくる、いわゆる転売ヤ―達は会場に入れないシステムになっています。
なのでこの時間でも売り切れがほとんどありません。しかもスタッフもたくさんいるので買おうと思えばすぐに買える状態。何時間も並ぶ必要がないんです!
ところで今回のツアーグッズ、Tシャツが8,000円という高額で話題になっていましたが、実際見たら・・・やはり8,000円でした。
ジリ貧な私は泣く泣く購入を諦め、写真だけ撮って退散。
その後、たまたま知り合いに遭遇したので、時間まで談笑して遂に会場入り。今回はスタンディング席ではなく指定席だったので、場所取りする必要もなく時間に余裕があります。また、ロッカーに荷物を入れず席に置いておけるので、指定席も便利で快適でした。
ライブ開始!IRONMAIDEN登場!
しばらく待っているとオープニングSEであるUFOのDoctorDoctorが流れ始め、会場内は一気に熱気と歓声に包まれます!
そして遂にその時が・・・SEが終了するとアイアンメイデン登場!
もう感動して泣きそうです。なにせ30年以上、聴いていたバンドのメンバーが生で見れているのですから!
進行は他公演のセットリスト通り「Caught Somewhere in Time」からスタート。1曲目から観客も大合唱で大興奮!
その後も公開されているセットリスト通り曲が披露されていき、私の興奮もどんどんと加速していきます。
とくに「The Prisoner」「Can I Play With Madness」「Heaven Can Wait」「Fear of the Dark」「Iron Maiden」といったキラーチューンは、スタンディング席に突っ込んでいきたい衝動にかられるほどの興奮でした!
長尺曲である「Alexander the Great」「Death of the Celts」なども楽器隊の演奏力の高さでじっくりと聴かせてくれます。
それに加えてボーカルであるブルース・ディッキンソン(66歳!)の衰えることない歌唱力がとにかく圧巻でした。
アンコールも予定通り「Hell on Earth」「The Trooper」「Wasted Years」の流れで進みます。
Hell on Earthは「戦術」の中でも大好きな曲で、ドラマチックな展開と伸びのあるブルースの歌声で、11分以上ある長い曲ですがまったく長さを感じません!本当に美しくかっこいい!
そしてライブ定番曲であるThe Trooperで会場のボルテージは最高潮へ!
この時にはもう涙が溢れそうでした。かっこよすぎです。
そしてラストのWasted Yearsでは遂にボロ泣きしながら拳をつきあげます。
「ああ 終わってしまう」という気持ちや「ありがとうメイデン」という気持ちなどが色々と入り混じり、泣いて笑っての情緒不安定状態に陥ります。
終了後はドラムのニコ・マクブレイン(72歳!)が最後までステージ上に残りスティックを客席に投げたり、ファンに手を振っている姿が印象的でした。
ニコは2023年に脳梗塞で倒れ、右半身に麻痺が残る状態でしたが、現在はだいぶ回復した様子でパワフルなドラミングを見せてくれていました。病気と闘い見事に復帰し日本に来てくれたことを思うと、再び涙が溢れてしまいます。
終了して放心していると、スタンディング席で「メイデン!メイデン!」とコールが始まりました。
目を向けると各国の国旗を掲げたファンが集まり楽しそうにコールしています。
「いいなー!混じりたい!」と思いは、スタンディング席と指定席の間にある柵に隔たれ、指をくわえながらその様子を見ていました。
エディ・ザ・ヘッド!
そういえば、忘れてはならないエディも大活躍!
「Heaven Can Wait」では、ブルースと派手な撃ち合いを繰り広げ、サムライ姿で登場した「Iron Maiden」では刀を振り回して大暴れ!
かっこいい巨大エディを生で見れて大大大満足であります!
個人的見解と感想
とにかく最高の一言。本当に見に行ってよかった! と素直に思える圧巻のライブパフォーマンスでした。
メンバー全員が70歳前後とは思えないパワフルなステージで、最初から最後まで会場は興奮の坩堝。
各国のファンも大いに盛り上がりを見せ、曲中の大合唱は圧巻でした。
ただひとつの悔やむことが。
実は病み上がりだった私、喉の調子が悪く大声を出せなかったのです。
無理に歓声を上げ「ゲホゲホ」と咳き込み、無理にオー!オー!とシンガロングし「ゲホゲホ」と咳き込む始末。大声を出してもっと一体感を味わいたかったのですが、それだけは叶いませんでした。
今後の教訓。ライブ前は絶対に体調を整える!
今回のライブは本当に満足しましたが、アイアンメイデンの楽曲では「Aces High」「Run to the Hills」「2Minutes to Midnight」「The Number of the Beast」など、まだまだ生で聴きたい曲がたくさんあるので、再び元気に来日してほしいと切に願っております。
ありがとうアイアンメイデン!!!!!