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当社先代とのコラボ‼︎

こんにちわ。
横浜市港南区内藤たたみです。

おおよそ20年前当社先代が横浜市南区にある玉泉寺様の本堂畳替えのお仕事をさせて頂きました。

その当時の若かりし私(笑)はその仕事をさせてもらう事は出来ませんでした…
しかも納品の際重量感たっぷりな畳を運ぶのみでした。

それだけ寺院の仕事は拘りがあり職人の腕の見せどころでもあった訳です。

☆豆知識☆
武士の時代は畳縁で身分が決められていました。
因みに紋縁はお城(お殿様)で使用するものでした。
無地縁→縁なし→むしろ(ござ)
今では“縁なし(琉球畳)は高価な畳と扱われておりますが。

紋縁と言う円形の格式高い畳縁

さてさて
写真の様に紋(円形)を合わせます。
また紋(円形)が欠けてしまっても見栄えが悪くなります。

因みに今回は畳替えでなく傷んでしまった紋縁の付け替えのお仕事依頼を頂きました。
なので片方は先代が当時縫い付けたもの、もう片方は私が今回付け替えたものいわゆる初代と二代目コラボとなった訳です。

円形が綺麗に並ぶ様に縫い付けます。

また、いつも通りに畳縁の縫い付けるのではなくズレない様に縁幅を一定に図りながら仮止めをして縫い付ける訳です。

先ずは畳縁の仮止めをします
次に下紙(畳縁の内側に縫い付けるもの)も固定し縫い位置に印をつけます。
印の上を機械(大きなミシン)で針のハンドルを操作しながら真っ直ぐ縫い付けるとこの様な感じになります。
そしてこの様に仕上がります


納品完了後

結構至難の業なんですよね。
でも腕磨きには持ってこいの仕事となりました。

柱もあり角が丸い畳

また…
所々先代の苦心が見られました。

この件で先代と意見交わす事は出来ませんが…

おかげ様で数十年ぶりのコラボとなりました。
またとても良い勉強となりました。

お疲れ様でした。

今後もスキルアップ頑張っていこうと思います!

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