Re : start ③

電話を切ったあと
自分の手が震えていたことに気づいた。


緊張

してたんだな。

大事な話し、他愛のない話し。

どちらもしたけど



以前の様に話せたことが
まずは何よりホッとした。

その上で


自分の弱さをさらけ出すことを彼女に対しては
初めてだったから?

心構えのない急な電話だったから?


根っこの部分は分からいないけれど

二度と鳴るはずがないと思っていた電話だったから
緊張したのかな。




その電話の中で

強く、何度も伝えたことは


これから先
どんな関係になろうとも



 

変わらず在るのは

どうしようもないほど大切で

「ナニモノ」にも代えられない相手であること。



支える事を投げ出した僕が言うのもおかしな話しだが

どれだけ月日が経とうとも支えたい人であると。


今度こそちゃんと伝わってほしいと願いながら。

その電話をしていて分かったことだけど


僕自身が二年前に伝えてきた事。
それがきちんと「伝わっている」と思っていた事が

実は上手く届いていなかった。
たぶん、僕の伝え方が悪かったんだろう。

伝えている、伝わっている。


という自己満足な表現が
小さなズレを生み
積み重なるうちに
引き返す事が出来ないほど

大きなズレになっていたとその時初めて知った。



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