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朝、日の出の時間に走るということ②

前回の続き。

なんとか合いそうなシューズを用意し、それなりに走れそうな恰好をし、いよいよ走り出したわけだが、初日は酷かった(笑)。

さすがに、ただ近所を闇雲に走ればいいと思っていたわけではないので、走るコースというのが必要だと思っていた。どうしようかと考えていた時にとあるサイトで自宅の近所に遊歩道があるという記事を見つけたので、そこを走ってみることにした。

グーグルマップで確認して、コース地図の画像を保存して何度も確認したのに、実際に出掛けたらそのコースが全く分からない。地図だけ見ると近くを走ってるっぽいんだけど、肝心のそのコースではないもんだから、自分がどこをどう走って入るのかわからない。そこら辺をウロウロ、住宅街の誰もいないようなところをウロウロ(笑)。

しかもランニングの「ペースを保つ」という走り方がわからない、というかそういう方法を知りもしないので、自分のイメージしている「走る」というスピードでわーっと走ってみるが、数十メートルでもうムリ…!となってしまい、結局ダラダラと歩くことになる。それを何度も繰り返しつつ、やっぱり道はわからないし、さらにますます閑散とした住宅街をうろつくことになり、走ることより歩く、というよりさらに、彷徨い歩く、という表現のほうがぴったりという状態だった(笑)。

ちなみに、DLしたナイキのアプリ「Nike Run Club」ではいくつかのトレーニングプランがあって、それをイヤホンで聞きながら走ることが出来る。その中に「初めてのランナー向け」のトレーニングプランというのがあって、そのランニングガイドをイヤホンで聞きながら走れる。その時はなんとか第1回目の20分のプログラムを終えることができたので、こんな超初心者でも気分だけはちゃんと「走った」気になれた。

とはいえ実際は、彷徨い迷って、プログラムの20分ではうまく家に帰り着くことができなかったため、結局は全部で3かかってしまったわけだが(笑)。

しかしながら、初めて走ろうと思って、それを実行してみたら、なんとほぼ30分、3.4kmも走ることが出来た(実際は歩くほうが長かったけどw)。

全くの初心者が初回で3.4kmも走れたのは、なかなかなんじゃないのかな。自分でも驚いたし、それよりもなんというか、とても充実感というか達成感というのがあって、気分が良かった。

これがわたしの、「走ること」へのスタートだった。

― 続く ―


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