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「繊細さん」の本を読んで

人の世に生きづらさを感じる昨今、武田友紀さんの「繊細さん」の本を読みました。

この本をポチった動機は、まわりに機嫌悪い人がいるだけで緊張する、という繊細さんの例に共感したからです。

え?自分で繊細とか言うような奴って繊細じゃなくない?と思った人、それは禁句です。5秒後に不思議な力で消されることになります。

繊細さんとは

なんでも、世の中には2割程度、感覚の鋭いタイプの人間がいるらしいのです。highly sensitive person、HSPなる人々のことをこの本では繊細さんと呼んでいます。

何に対して感覚が鋭いかは個人差が大きく、同じHSP同士でも共感し合えることばかりではありせん。

本を読んでいても、すごくわかる部分と全く当てはまらない部分が同じくらいありました。

当てはまるかも?と思った部分

そばにいる人の機嫌に左右される。
同じフロアで怒られてる人がいると、自分が言われているような気持ちになって塞ぎ込む。
ドラマや映画が苦手なのもそのせいか?

相手の求めるベストを提供しなければと思いすぎて、咄嗟に意見を言えない。
この質問ってどういう回答を求められているんだろう?と相手の意図が読めないと発言できない。自分の意見ではなく相手の求める言葉を提供しなければと無理してしまう。
単に人前で間違えたくないタイプかと思っていましたが、恥をかく云々以上に相手にがっかりされたくない気持ちが強いのかも。

人と長時間いると疲れる。仲良くても楽しくても好きでも家族でも。これ当てはまる人って多そうだけどなぁ。

他人のニーズに応えようとしすぎる。意見に左右される。特にネットの声とか鵜呑みにしがち。5ちゃんとか向いてないタイプ。

競争させられたり、観察されているとやりづらい。実力が出せない。

当てはまらない部分

飲み会で気を遣いすぎて疲れ切る。
→ほとんど発言しないとか気付くとぼっちとかはあるけど、自分から話題振ったり料理取り分けたり場の空気を盛り上げようと努力したことなど皆無

気乗りしない誘いを断れない
→普通に断れる。誘わないでオーラ出してるから、誘われることがまず少ないが。

細かいことに気付きすぎて仕事が遅い、でも確実にこなす
→むしろ逆

デリケートな音楽が好き
→ロックかっけええ

頼まれたら断れず、仕事を抱え込む。
→今日だけは…!みたいな緊急事態には協力するけど、基本は自分のノルマ終わったら定時でさっさと帰る。

第一印象は高確率で当たる
→ほぼ外れる

繊細なのか…?

こうして読んでみると、ますますよく分からなくなります。一応、HSP診断項目があり、それによれば当てはまりはするんですが。

まぁ、厳密に該当するのかが問題なのではなく、みんな普通にこなしているのにどうして苦しさを感じるんだろう?という生きづらさを解決するヒントにすることが大切なのかなと。

項目ごとに解決方法も書いてあるので、日々の生活で心がやたら消耗すると感じる人は何か役に立つかも知れません。


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