教科書まとめから理解と考察を進める:000_書き手概要と目的


1.どんな人が書いている?

私は昭和最後の年の生まれで,2018年で30歳になります.地方の地元で高校卒業まで過ごし,電気電子系の大学院修士卒業後に日本で半導体製造業界のメーカーに勤務し(6年目),現在に至っています.キャリアパスとして特筆できる部分は少ないかもと思っていますが,面白いことも日々あります.現在いる半導体製造の業界の面白いところは、「ミクロな物理現象(現在は本当に原子を数えるレベルになっています!)をどう工業プロセス化するか」を考えられる点ではないかと感じています.

2.どんなことを書きたいと考えている?

この場では教科書(今は理工学系がターゲット)を取り上げ,小分けに通読しつつ私見や考察を加えるということを行ってみたいと考えています.その意図は,①自分の知見を広げることと②自分のバックグラウンドからその教科書を見た時にどんな考察ができるかというテーマ探索の2点に取り組むことです.学問の蓄積は現在すでに広大で深く,人間の一生分の時間では到底網羅不可能なほどです.関わる分野でその先を突き進める難度は上がり続ける一方だなと感じることもしばしばあります.しかしながら他の学問分野に少し目を向けると,導入の辺りから知らないことが(少なくとも私には)たくさんあると気付きました.学際領域が重要と言われて久しいですが,他分野の常識(=教科書)を自分の領域の課題に適用することを考えてみるのがその実践のひとつになるのではと考えたのです.

3.まとめ

上記の目的から,教科書を精細にまとめるというよりは概要のピックアップ+考察やコメントを加える形で書き進められればと考えています.私のバックグラウンドは高校物理⇒電子工学・材料物性・プロセス工学辺りですが,最初は高校の学習内容すら危うい(!)生物学系の教科書「Essential細胞生物学」を取り上げます.

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