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自分の楽曲をサブスク配信してみた話

こんにちは。普段は作曲などの創作活動をしているりょくちゃくんと申します。

2024年2月末に自分の楽曲をサブスク含む各種音楽配信サービスでの配信をスタートしました。
本記事では、その時のことや、自分が思う配信するメリットを、備忘録や他の方々の参考のためを兼ねていろいろ書いていきます。
(とは言っても特に目新しい内容はないと思うので、あくまで一人のDTMerのお話としての参考だったり、みなさんが配信を始める後押しになったらいいかなと思います)

なお、私が利用した配信代行サービスは「BIG UP!」です。



私が特に主張したい点

この記事で私が特に言いたい点は以下です。

・サブスク配信代行サービスは無料のもある!いろいろ比較してみて!
・楽曲配信するメリットは収益以外にもある!盗作防止とか!

最低これだけでも皆さんには知ってほしいと思いながら、この記事を書いています。
以下本文、もし気になりましたら読んでいただけると幸いです。


実際の流れ

流れとしては

  1. 楽曲 (EP・アルバム)制作

  2. 配信代行サービスに登録

  3. 配信されるまで待つ

です。そんなに複雑な手順はないです。


楽曲 (EP・アルバム)制作

文字通りです。
特別なにかやることが発生するとかはないと思います。
ただ、注意点としては、

・「CD向けのマスタリング」と「配信向けのマスタリングがある」 (らしい) ので、一度CDに焼く用にアルバム作ってマスタリングしている場合、マスタリングをやり直す必要があるかも
・YouTube Content ID (詳しくは外部の解説記事等を参照のこと) というものに登録したい場合、ざっくり言うと「サンプリング音源使用不可」など、いろいろ登録できない楽曲の条件がある

あたりでしょうか。

(後者に関しては、みんなこのルールを守っているのかは正直疑問です)


配信代行サービスに登録

配信代行サービスの選び方について

配信代行サービス (以下代行サービス) とは、アーティストの代わりにいろんな配信サービスに一括で楽曲配信申請してくれるサービスのことです。
簡潔な説明が難しいのですが、詳しくはTuneCoreのHPなど読んでいただければどういうサービスか実感が湧くかと思います。
「TuneCore」「DistroKid」「Repost Network」あたりが有名かと思います。
現時点でも国内外いろんなサービスがあり、特色がそれぞれ違います。



特に違ってくる点としては、「料金システム」が大きいと思います。

代行サービスそれぞれ、

・配信費用
 (楽曲配信にあたって代行サービスがアーティストからもらうお金)
・利益還元率 
 (楽曲から利益が発生した時、このうち何%をアーティストが受け取り、何%を代行サービスが受け取るか)

がありますが、これがサービスによってかなりまちまちです。
金額だけでなく、支払いのシステム (楽曲配信費用がアルバム・楽曲単位か、配信期間単位か)も違ってきます。

これに関しては、ネット上に比較記事があるので、それをぜひご覧ください。


私が特に言いたいのは、
「無料 (or超安価) で配信できるサービスがあるんだし、相当数の再生数見込めるとかじゃない限りどんどん使っていこうぜ」
という点です。
楽曲配信にかかる金額は、楽曲を1年以上配信するとなると、1アルバムだけでもサービスによって普通に5000円とか違ってくるので、ここはしっかり見極めるべきだと思っています。
5000円とか10000円とかあればプラグインを買う足しにできますし焼肉にも行けます。

楽曲配信にかかる金額が高い代行サービスは、その分利益還元率が高いことがほとんどだと思いますが、相当バズってるアーティストでない限り、そういうところの代行サービスで利益を出すのは難しいと思っています。

めんどくさいかもしれませんが (私も最初そう思っていた)、ネット上にとてもわかりやすい比較記事があるので、ぜひ見てみてほしいです。

実際に登録していく

私は数ある代行サービスの中から「BIG UP!」を選びました。
以下の内容は、代行サービスによって異なってくるかもなので一応ご注意。

ユーザー登録も、楽曲配信登録も、特に煩雑な手順はないと思うので、ここでは詳細に書きません。
ただ1つややこしい(?)点としては、「ユーザー登録」と「アーティスト登録」は別だよという点があります。
1つユーザー登録すれば、そのユーザーから複数のアーティストが登録できます。

また、楽曲の音声ファイル以外にも、楽曲登録にあたって必要な情報がいくつかあります。

・ジャケ画像
 (JPGorPNGファイル、1600x1600px、20MB以内)
・詳細なクレジット
 (作曲家とか、アレンジャーとか、歌唱担当とか)
 (多分配信サービス内で確認可能なので、本名を入れる際は注意!)
・楽曲の試聴部分はどこか
 (曲中45秒、もしくは曲全体を試聴可能なように指定も可。主にレコチョクなど買い切りの楽曲配信サービスにおいて有効?)
・アルバム名や楽曲タイトルの、海外での表記
 (ふかひれ派の場合、Fukahire Ha など )

あたりでしょうか。
事前に知っておくと安心だと思います。

余談:曲名入力する時のタイポ防止機能がすごかったです。
sparsingは造語です。
あとペリドットは普通に存在する宝石なのですが?

楽曲データを一つ一つアップロード・入力する以上、少し手間と時間がかかります。面倒ですが頑張りましょう。
また、時間には余裕を持って。

また、「自分の楽曲が実際に配信される配信サービス」もそれぞれ有無を選べます。
特定のサービスだけ嫌いだからここでだけは配信したくない!という場合も対応可能です。
なお、BIG UP! では、「YouTube コンテンツID」はデフォルトでオフになっていたので注意。

配信されるまで待つ

全ての配信サービスで配信される日にちを統一したい場合、登録してから最低3週間は必ず待つ必要があります。
逆に「この日に配信開始したい!」という日にちがある場合、その日から3週間前にはもう楽曲登録作業を終えてなければいけません。
配信予定日になってから、少しずつ各種配信サービスで確認できるようになっていくかと思います。登録お疲れ様でした。

ちなみに注意なのですが、代行サービスで自分のアーティスト画像を設定していても、Spotify などにそれが自動で反映されるわけではないようです。
Spotify for Artists という公式のサービスがあるのでそちらを使います。
本人認証がちょっとややこしいですが反映作業自体は簡単だと思います。


楽曲配信するメリットに関して

上では配信登録の流れを書いてきました。
これからは、そもそもの「楽曲配信するメリット」(≒私が配信した理由)を、私なりにまとめてみます。(個人的な感情も含まれていますがそういう記事ゆえご容赦ください)

PRしやすい

「アーティストとしての自分自身」も「自分の楽曲」も、「サブスク配信してます!」みたいに言ってスマホの画面とかに映して初対面の相手とかに見せたりなどすれば、すごくPRしやすいと思います。
あとはSNS上で告知したりとかする時にもやりやすいし、SNSのプロフィール欄とかにサブスクのリンクとか気軽に貼れるのでPRしやすいのではないでしょうか。
自分が配信開始した一番の理由はこれかもしれません。

楽しい

自分の楽曲が Spotify で配信されて私はテンションが上がりました。

盗作防止

最近、他者の楽曲を勝手に配信サービスに登録するなどの被害の報告をたまに聞きます。
YouTube コンテンツID などの仕組みが整備されていて、盗作だったり無断アップロードなどに関しては少しずつ対策がなされてきている (のか?) 現状ではありますが、残念ながらそういった状況を悪用し他者の楽曲を勝手に登録してしまう人がいるようです。(そして実際に登録が通ってしまうらしい)
そういったトラブルを防ぐために、盗作とかされる前に自分の作った楽曲はなるべく登録してしまうのが安全と考えられます。
もちろん各種配信サービス登録に限らず楽曲盗作はありますが、それらにも有効かと思います。

YouTube コンテンツIDとは何ぞ?という方は外部の記事を参考にしていただければ。

金銭的利益を得られるかも

代行サービスから金銭的利益を受け取れる場合があります。
私は金銭的利益に関しては最初から期待していないので、私的にはこの理由は強くなかったです。


この記事は以上になります。
また何か書くことを思い付いたら追記する可能性があります。
長文・乱文失礼しました。
ここまで読んでいただきありがとうございました。


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