見出し画像

【PJCS2022 ベスト32】黒モジャスイッチ

こんにちは、だびでです。今回は2022年6月11日~12日に開催されたPJCS2022において予選5-1で12位(WCS2022権利獲得)となり、決勝トーナメントでベスト32となった構築を解説します。採用率の高くないモジャンボを組み込んだ独自の構築をぜひご覧ください。

前半は構築の解説、後半はJCS当日の対戦の記録となっています。長めの記事となっているので目次をご活用ください。


概要

コンセプト

  • メガネ黒バドレックスやレジエレキによる高火力の押しつけ→グラードン・ポリゴン2での詰め

  • サイクルの中でグラードンを通す 


構築経緯

軸の決定

私は5月のPJCS2022予選において、直近の海外大会で結果を残していたグラードン+イベルタルの並びをそのまま使用し、最終43位でPJCS2022の出場権を獲得しました(以下の画像)。

PJCS2022予選の結果

このパーティで勝てた要因はポリゴン2を詰め筋に使いやすいことでした。ポリゴン2はトリルにより取れるプランを増やせるのはもちろん、白バド構築にトリルやイカサマで仕事ができる、黒バドのアストラルビットに耐性を持つ、特殊禁伝にかいでんぱによる妨害ができるといった痒いところに手が届くような性能をしています。
ザシアンはポリゴン2が苦手とする禁伝の1つですが、そこにグラバナが強いためザシアンを処理してポリゴン2のじこさいせいで詰める動きを取ることができます。

一方でこのパーティの課題はガオガエン・ゴリランダー・オーロンゲを含んだサイクルベースのザシオーガに対して立ち回りが安定しなかったことです(フシギバナのねむりごなでガオガエンによる対面操作を阻止しなければならないため)。この原因は、禁伝枠の1つであるイベルタルを信頼して選出しなかったことで選出単位でのパワーが下がり、崩しにくくなっていたことです。
そこでフシギバナ→モロバレルとすることで、パワーの高いレジエレキをいかりのこなで守り、レジエレキの行動回数を増やして崩しを行うことにしました。イエッサン♀など他の指要員と異なり、カイオーガの水技に耐性があるため白羽の矢が立ちました。

ここまでで、グラードン・ポリゴン2・レジエレキ・ガオガエン・モロバレルの5体によるサイクルを軸としたパーティを使うことにします。

補完 ~モジャンボの参戦~

前述の通り、2枠目の禁伝であるイベルタルはパーティの中で最も選出率が低く、新たな禁伝を模索します。
フシギバナをモロバレルに変更したことにより、非トリル下でザシアンの上を取れるのがレジエレキだけとなってしまいました。ザシアンを処理してポリゴン2で詰めるというコンセプトである以上、処理ルートは多く持っておきたいため、ザシアンの上を取れる黒馬バドレックスを採用しました。

これで6体がそろい、実際に回してみるとグラードンミラーへの回答に苦労しました。特にリザードンの処理はレジエレキに一任しているため、レジエレキがグラードンに処理される、オーロンゲのS操作を受けるなどでリザードンが上から処理できなくなるとリザードンが止まらなくなります。それだけでなく、相手のグラードンへの打点に乏しく、処理に時間がかかりました。
パーティコンセプトを変えず、これらの問題を解決したのがモジャンボでした。具体的には、

  • 特性のようりょくそにより、リザードンの上からねむりごなで動きを止める勝ち筋が作れる

  • グラードンへ草技で削りを入れられる

  • モロバレルと同様、いかりのこなを使うことができるため、レジエレキや黒バドレックスの行動回数を増やすプランを取れる

といった強みがあります。こうして、モロバレル→モジャンボとしてパーティが完成しました。


個体解説

グラードン

調整意図
H-B A244ザシアンのA±0きょじゅうざん2耐え
H-D C222いのちのたまカイオーガの140ダイアイス耐え(目安)

岩技は命中が他に比べて高いがんせきふうじを選択。だんがい、炎技、岩技以外は自由だが、ダイマックス時にポリゴン2のBを上昇させて詰めに使えること、処理を急ぎたいオーロンゲへの打点となることを評価してヘビーボンバーを採用。
持ち物はサイクル性能を高めたり、耐久を高めてダイマックスを3ターンフルで生かせたりできるとつげきチョッキを選択。

黒馬バドレックス

調整意図
H-B A244ザシアンのA+1きょじゅうざん確定耐え
H-D C202カイオーガの雨下ダブルダメしおふき確定耐え
S 準速ザシアン抜き+1
※調整ミス
CSで使うはずだったが本番でシリーズ10(ダイマなし禁伝1匹ルール)の調整のものを使ってしまった。調整意図も正確に覚えてない
耐久振りは2戦で活きたためけがの功名とも言えるがザシアンとのS関係ははっきりさせたいので最速のほうがよかった。後述するがフシギバナへの立ち回りには火力が欲しいのでCも高い方がよかったかもしれない。

モジャンボのいかりのこなで介護できるのできあいのタスキは不要と判断し、行動回数を稼ぐとよりアドが取れるこだわりメガネを持たせた。
エスパー技にはフシギバナやダイアースでDを上げたポリゴン2へのダメージが期待できるサイコショックを採用。一致技以外は自由枠だが、カイオーガへのダメージが大きいリーフストーム、トリル白バドパーティのポリゴン2を対策するためのトリックを採用。

ポリゴン2

調整意図
H-B A238白馬バドレックスのA+1、140ダイアイスを霰ダメ1回込みで耐え
H-D C222いのちのたまカイオーガの雨下150ダイストリームを低乱数1発(75%)

上記4つの技については構築経緯で意義に触れているので説明は割愛。

モジャンボ

調整意図
S 晴れ下で最速黒馬バドレックス(222)抜き

特性ようりょくそねむりごないかりのこなを両立できるのはこのポケモンと進化前のモンジャラだけであり、この2つの技は必須である。(モンジャラはS60族でモジャンボより速いが抜ける相手の範囲はほぼ変わらないため耐久が高いモジャンボに軍配が上がった)
グラードンを削る草技には居座って連発できるエナジーボールを採用。ねむりごなやいかりのこなによる圧から相手が処理を急いできたときに合わせると強いまもるも必須レベル。

ガオガエン

調整意図
H-B A167化身ボルトロスのA+1いのちのたま130ダイジェット確定耐え

やや重めなまけんきボルトロスへの対抗手段を増やすためにしっとのほのおを採用。ザシオーガは初手にザシアンが置かれることが多いため、そこにも刺さる。
持ち物は相手のグラードンのだんがいのつるぎがモジャンボ以外に一貫しているので受けられる回数を増やすためにシュカのみ

レジエレキ

ダイマックスカイオーガと撃ち合う展開を想定し、なるべく火力の高いダイサンダーが撃てるようにいのちのたまを持たせ、Cに252振り、ライジングボルトを覚えさせた。リザードン+グラードンの晴れパにはなるべく温存したいので相手を削りながら裏に引けるボルトチェンジを採用。はかいこうせんは削ったグラードンにトドメを刺せるようにするため。
なおエレキネットについては、相手のダイジェットをトリルで切り返す立ち回りがほとんどであり、S操作は不要と判断し不採用。


選出・立ち回り

基本選出

初手 レジエレキor黒バドレックス+モジャンボorガオガエン
後発 グラードン+ポリゴン2

初手の高速高火力アタッカーをサポートしながら動かして削りを入れ、裏からダイマックスグラードンを通していく。

vs 追い風ザシオーガ

初手 黒バドレックス+モジャンボorガオガエン
後発 グラードン+ポリゴン2

カミツルギがいるときはガオガエン、そうでないときはモジャンボを選出。初手のどちらかが退場したところからポリゴン2を展開し、トリルからグラードンを通したい。

vs ザシオーガ+オーロンゲ・ガオガエン・ゴリランダー

初手 レジエレキ+ガオガエン
後発 グラードン+ポリゴン2

相手がザシアンを初手に投げてくる場合はボルトチェンジやしっとのほのお、すてゼリフをうまく使って盤面を作り、トリルグラードンを通す。最終的にはポリゴン2でカイオーガを詰めたい。
相手がカイオーガを初手に投げてくる場合はグラードンで天候を取りながらレジエレキのダイマックスでカイオーガのダイマックスと撃ち合う。ガオガエンを大事に扱いたい。

vs 白バドパルキア

初手 黒バドレックス+グラードン
後発 ガオガエン+ポリゴン2

相手がトリルを起動しにいくタイミングで禁伝の範囲技2つで相手を大きく削り、トリルを許した後はポリゴン2とガオガエンで白バドの攻撃を受けきり、トリルが終わった後に一気に攻めに行く。
相手がポリゴン2でトリルを起動する場合は黒バドでポリゴン2にトリックし、ポリゴン2を機能停止させる。

vs 黒バドザシアン

初手 ガオガエン+ポリゴン2
後発 モジャンボ+グラードン

サイクルを回してグラードンが通る盤面を作り、タイミングを見計らってダイマックスする。数的不利を取らないことを意識する。

vs グラードンザシアン(リザードン入り)

初手 レジエレキ+ガオガエン
後発 グラードン+モジャンボ

初手にリザードンが来ることが多いのでレジエレキで圧をかけ、リザードンを引かせてボルトチェンジやすてゼリフでグラードンとモジャンボが並ぶ盤面を作る。ねむりごなで相手の動きを止めながらだんがいのつるぎを当て続けてダメージレースを有利に進める。(運が悪いと一気に崩されかねない)

vs フシギバナ入りグラードン

初手 黒バドレックス+モジャンボ
後発 グラードン+ポリゴン2orガオガエン

フシギバナにサイコショックしながら隣にねむりごな。フシギバナがCSならダイマックスしてきても良い乱数で倒せる。倒せなくてもダイマックスが終わればポリゴン2のイカサマ圏内に入る。フシギバナを処理できればグラードンが通りやすくなる。
なお、相手の禁伝枠がイベルタルだと黒バドが通しづらく、かなり厳しい。


JCSの対戦記録

ここからはJCS当日の対戦の内容や結果を簡単にまとめます。まずはスイスドローの予選から。

1戦目 vs白バド+ムゲンダイナ 負け

相手の選出:エルフーン・ムゲンダイナ / レジエレキ・白馬バドレックス
こちらの選出:モジャンボ・黒馬バドレックス / グラードン・ポリゴン2

試合開始直後に黒バドのHPが196であることに気づき横転。調整を見てみるとシリーズ10ルールのHB調整で笑えない。

動揺しつつも2ターンの間にアストラルビットで相手の初手の2匹を倒し、4対2の数的有利を取ったが、削れた黒バドとモジャンボが白バドの嘶きの餌食に。
ダイマレジエレキと白バドの前にポリ2がトリルを決めることができずダイマグラードンもブリザードランス2回を耐えきれずにあっという間に敗戦。

白バドダイマ読みで先にレジエレキをダイバーンで処理し、次のターンに晴れダイバーンを白バドに当てようとしていたがエレキダイマによりダイバーンを耐えられるなど悲惨なことになった。対戦直後は「白バドをダイバーンで処理してれば勝ってたなぁ…」と後悔したが後に白バドがタスキ持ちと知り、ガオガエンを選出していなかった時点でどうあがいても勝てなかった。

2戦目 vsザシアン+カイオーガ 勝ち

相手の選出:ランドロス・オーロンゲ/カイオーガ・ザシアン
こちらの選出:黒馬バドレックス・モジャンボ/グラードン・ポリゴン2

初手で相手はひかりのかべを張りながらスカーフランドはとんぼがえりでカイオーガを着地。カイオーガにアストラルビット(チョッキ持ちであまりダメージはなかった)と†ねむりごな†を当てて爆アド。
モジャンボのエナジーボールと黒バドのアストラルビットでひたすらオーガを削り、オーガが起きた次のターンに再度†ねむりごな†を当ててからポリ2に引き、トリルを展開しようとしたがそのターンに相手もオーガをザシアンバックしていた。黒バドがアスビをロンゲの急所に当てて飛ばしてしまい、トリルを展開したいターンにザシアンランドが並ぶ最悪の状況に。
祈る思いでトリルを押すと、相手はきょじゅうざん→ポリ2、ダイアース→黒バドの打ち分けで一命を取り留めた。ポリ2にダイジェットを重ねられていたら苦しかったがスカーフランドなのでダイジェットを持っていなかったのかもしれない。なお、このターン黒バドはザシアンより後に動くしランドのダイアースも耐えるという非常にカオスなことになっていた…
後はアストラルビットで削れたザシアン・オーガ・ランドの3体をHPフルのトリル下ダイマグラードンで倒して勝ち。

3戦目 vs黒馬バドレックス+ジガルデ 勝ち

相手の選出:黒馬バドレックス・コジョンド/ジガルデ・ピッピ
こちらの選出:モジャンボ+グラードン/ガオガエン・黒馬バドレックス

ポリゴン2を入れていない関係で相手の黒バドの処理を急ぎたいため、モジャンボを守らせながらグラードンダイマで黒バドを殴りに行った。相手も黒バドをダイマさせ、禁伝がダイマし合う展開に。ねこだまし+ダイホロウの集中を防ぎ、アドを稼いだ。
2ターン目は†ねむりごな†→コジョンド、ダイアース→黒バドに打ち分けると、黒バドはダイウォールしていた。†ねむりごな†をしっかりヒットさせ、モジャンボは生き残った。相手が露骨にモジャンボを嫌がっているのが分かったためコジョンドでモジャンボを処理しにいく動きに対応できた。
3ターン目はコジョンドのタスキをエナジーボールで潰しながら黒バドを処理。ここでモジャンボもダイホロウで倒される。
裏からこちらは黒バド、相手はジガルデを出し、ここでジガルデにメガネトリックを決めた。たべのこしを奪ったHB黒バドがジガルデのサウザンアローを耐え続け、こちらはアストラルビットでひたすら削り続けて勝利。ここでまさかのHB振りが活きることとなる

4戦目 vs白馬バドレックス+パルキア 勝ち

相手の選出:レジエレキ・ポリゴン2/白馬バドレックス・パルキア
こちらの選出:黒馬バドレックス・グラードン/ガオガエン・ポリゴン2

相手は10まんボルトでレジエレキを切りながらポリ2でトリル。こちらはメガネトリックをポリ2に合わせながらだんがいを当ててエレキを処理。
相手は死に出しから白バドダイマ。こちらはガオガエンとポリ2の耐久値、グラードンのダイスチルを活かして白バドのダイマとトリルを枯らしきり、トリルの切れ目で白バドを処理して勝ち。

5戦目 vsザシアン+カイオーガ 勝ち

相手の選出:フシギバナ・オーロンゲ/ザシアン・カイオーガ
こちらの選出:黒馬バドレックス・モジャンボ/グラードン・ポリゴン2

こちらは初ターンサイコショック→フシギバナ、†ねむりごな†→オーロンゲを選択。相手はひかりのかべを張りながらフシギバナダイマでベンタツ→バド。サイコショックは4割くらいしか入らないしフシギバナはいのちのたま持ちでベンタツが黒バドに思ったより入って目ん玉飛び出た。
2ターン目はフシギバナダイウォールでバドが定数ダメで落ちるワンチャンに賭けてきたがなんとかベンタツダメをギリギリ耐えて黒バドは生き残った。ここでもHB振りが活きることとなる(2回目)。
3ターン目はサイコショックをフシギバナに入れて退場。死に出しからポリ2を出し、トリルをしようとするも相手も†ねむりごな†で応戦。ポリ2は運良く最速起きを決め、トリルを展開できたためトリル下でダイマグラードンを通して勝ち。
構築的にフシギバナがしんどいが、相手のパーティにグラードンがいなかったおかげで黒バドが2回動けたのが良かった。

6戦目 vsザシアン+黒馬バドレックス 勝ち

相手の選出:黒馬バドレックス・ガオガエン/ザシアン・ランドロス
こちらの選出:ガオガエン・ポリゴン2/モジャンボ・グラードン

1回目のトリル下で相手はランドロスをダイマックスさせて崩しを狙ってきたがポリゴン2のじこさいせいで粘ったりガオガエンへのダイアースをモジャンボで受けるなどでダイマを凌ぎきり、その後は地道にサイクルの中で相手のポケモンを削り、頃合いを見てグラードンのダイマックスを通して勝ち。相手はいかく2枚でグラードンを通しづらく、壮絶なサイクル戦でとても楽しませていただいた。

余談ですが、6戦目の対戦相手のがっこーうぉたく(@Gawhota)さんは大会の前からTwitterで存じ上げており、独特なタッチで描かれたブログを楽しく拝見していましたが、対戦後に話してみても個性が強くて面白く、会話も楽しませていただきました。彼のTwitterもぜひチェックしてみてください。

こうして予選のスイスドローは5-1で全体12位となり、決勝トーナメント進出とWCS2022の出場権を獲得しました(今年のWCSは残念ながら予定が入っているため参加を見送ることにしました泣)。次に決勝トーナメントの対戦を振り返ります。

1回戦 vs白馬バドレックス+レシラム 負け

1本目 負け
相手の選出:オーロンゲ・ポリゴン2/白馬バドレックス・モロバレル
こちらの選出:黒馬バドレックス・グラードン/ガオガエン・ポリゴン2

相手はリフレクターを張りながらトリルを展開。こちらはだんがいで削りながらトリックをポリ2に決める。
次のターンは相手はポリ2をバレルバックしながらリフレクター。こちらはアスビ+だんがいを押すも、壁下バレルが固すぎて削りきれず。
3ターン目にキノコのほうしで黒バドを寝かせながらロンゲを白バドバック。こちらは引き続きだんがいを押すもバレルは耐えた。
次のターンはグラードン→ガエンバックしながらアスビ。相手はガエンにほうしを撃ちながらブリザードランス。黒バドは最速起きしてくれたが白バドに耐えられてじゃくてんほけんでムキムキになり終戦。

相手の立ち回りに終始隙が無かったが、こちらが勝ち筋を掴むなら最速起きしたターンに最速起きを願って黒バドをダイマさせてダイホロウするしかなかった。白バドさえ処理できれば相手はグラードンを削りきるのが難しかったはず。

2本目 負け
相手の選出:オーロンゲ・レシラム/白馬バドレックス・モロバレル
こちらの選出:黒馬バドレックス・グラードン/ガオガエン・ポリゴン2

初ターンは黒バドが大事と判断し、黒バドをガエンバックしながらだんがいのつるぎ。レシラムの晴れダイバーンを透かせたらラッキーと思っていたがしっかりダイドラグーンを撃っていてガオガエンのHPがかなり削れてしまう。2ターン目にガオガエンを倒され、3ターン目にポリ2を出し、かいでんぱを入れようとするもその前にダイバーンでグラードンが削られHPがほぼなくなる。
3ターン目にロンゲを倒したがバレルを死に出しされ、ここでポリ2をダイマックスさせてダイアークでDを下げ、メガネアストラルビットでバレルを倒すことに賭けるも、壁下でバレルが固すぎて倒せず、ポリ2も黒バドも眠らされて負け。

こうしてあっけなくJCSが終了してしまい、惜しくもDay2進出とはなりませんでした。決勝トナメ1回戦の敗因は、ポリゴン2だけでなくモロバレルやチョッキレシラムが入っていることにより黒バドが十分に対策されていたことだと考えています。黒馬バドレックスは勝ち筋を考えやすいのが強みですが、相手からの対策も考えやすく、最上位では通すのが難しいと、Day2の模様を観戦しながら痛感しました。

まとめ

今回の構築は自分が得意とするサイクル戦やスイッチトリルの戦術を取ることができたこと、本戦の1ヶ月前から使っていたパーティをベースにしていて練度が高まっていたことがWCS出場権獲得やTopcutといった結果につながったと思っています。

ただ、決勝トナメでは1回戦で負けてしまい、Day2進出とはならなかったのも事実です。黒馬バドレックスはパワーが高く予選では大活躍でしたが、決勝トナメまで勝ち上がったプレイヤーはポリゴン2などを用いてしっかりと対策しており、思うように通せませんでした。今回の構築は、WCS権利獲得までは十分狙えるがTopcutで勝ち上がるには厳しいといった完成度だと感じています。

レンタルコードも公開していますので、気になった方は構築を使ってみてモジャンボの可能性をさらに模索してくだされば幸いです(レンタルパーティでは黒馬バドレックスはCSに調整してあります)。

レンタルコード:0000 0006 0LLL P5

今回のJCSはちゃんなー(@CHAN_naaa_CHAN)とともに考察し、同じパーティを共有して挑みました。彼に感謝の意を表しつつ、この記事の締めくくりといたします。

この構築について質問などあれば@dabide_Ggstまで気軽にご連絡ください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?