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down&rise

あぁ、夜が更けてく
町の街灯だけが自らを確かめる術と化す
明かりが闇に飲まれて独りでに
動く雲の間に微かに光をもつ月が顔を出す
たちまち恐怖が僕を襲って
それが欠ける
明日を待つそれだけで呪われる

所詮皆ひとりだから友情や関係なんて
意味ないな
深化する闇がその考えに漬け込み
朝日が憎くなる

闇に飲まれて壊れそうになる
雲の隙間の月に答えを求める
少し小さめに用意された器に
既になくした優しさを求める

いつになれば環境が変わる?
いくつになれば考えが変わる?
いつかなんて来ないよな
知らないでいれば何も怖くないよ
夜が街が空気が
答えなんてないものだ
禅問答と同じ何も変わらない
消えない思いが
縛り付ける

闇に飲まれて壊れそうになる
そこに新たに差し込む光が
太陽が昇る

光通して意味を答えを見つけて
命を確かに感じる
そうして羽撃くあなたの
闇を救い出す

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