見出し画像

2019.7.9 MUCC 2019 Lock on snipe tour #4「東北型壊れたピアノとリビングデッド収監6days」@郡山#9

OPEN 18:30/START 19:00 前売¥6,000(+1D)

楽しすぎた盛岡遠征が終わり……
よれよれになりながら瀕死でバイトをこなしていたら、あっという間にもう郡山当日。
正直言ってまったく疲れが取れてないまま、在来線に乗って郡山まで。

体力温存を考えれば、できるだけぎりぎりに行くべきだったんだろうけど、せっかくならライブ当日の風景印を収集したくて、
すでに別の機会で収集が済んでいる郡山郵便局以外に、貰いに行けそうな郵便局はあるか……?と探した結果、見つけたのは「熱海郵便局」。
郡山駅から電車をさらに乗り換えて3駅ほど行く必要はあったけど、最寄り駅から徒歩で行けそうだし、何より『福島にも熱海が?』と気になったので、向かってみることに。

ここもまだ郡山市内なの……!?と不安になるような山間を電車は走り、私が降り立ったのは磐梯熱海駅。
目的の熱海郵便局は歩いてすぐで、さっくり風景印収集完了!
親切な局員さんにこの熱海という地名の由来を教えて頂いたり楽しかったです。

で、この福島の熱海も静岡の熱海と同じく温泉街らしくて、駅前には無料の足湯が。
事前にその情報を得ていたので、電車を待つ間に浸かっていこう……と近寄ると先客のおじいちゃんがいて、なんとなくたじろいでいると、
「入っていきなよ」と声をかけられたので、ここぞとばかりに入湯。
至極……。
おじいちゃんはずいぶんおしゃべり好きで、いろいろ聞いたり聞かれたりしてるうちにかれこれ30分くらい経過していた。もう全身ほかほか。
おじいちゃんからは、昨日別の温泉地で買ったんだよというブルーベリー黒糖まで大袋ごと頂く。
80歳を超えてるとは思えないような、若々しくてしゃっきりしたおじいちゃん、面白かったなー…。
私は電車の時間があるからと先に出たけど、電車に乗る直前に足湯を覗いたら、おじいちゃんはまだ浸かってた(笑)
良い思い出になりました。磐梯熱海駅まで足を延ばしてよかった。


で、郡山駅に戻り。
16時半ごろに物販に向かうと、もうすでに長蛇の列。
これはホテルキー買い足せないだろうなー…と思ってたら、案の定相当前の方で「完売しましたー」とのスタッフさんの声が。
まあ仕方ないと思いつつご当地いぬちだけ購入。
ホテルキー買えなかった分Tシャツ買っちゃおうか……って一瞬思ったけど我慢した。よく我慢できた。

結局ホテルキーはダメもとでTwitterに買取希望を出したら、譲ってくださる方が見つかって無事コンプリート。本当にありがとうございました!!!!

そして開場。
この日の会場の#9について事前に予習してきたけど、何せ酸素が薄いという評判ばかりだったので、それなりの覚悟を決める。
200番台後半で入って、ドリンク交換とトイレを済ませてフロアに足を踏み入れたら、いや、踏み入れるというほど入れなかった……。
どうもフロアは入口が極端に狭くて(アルファベットのPみたいな構造)、細い入口付近に人が滞留してしまってるようだった。
その中をかき分けて「P」の上部分にまで進んでしまえれば多少スペースがありそうだったけど、本当に無理やりかき分けないと進めないレベルで、私にはそんな勇気もなく。
ステージはとてもまともには見えそうにない状況で、あー今日は音を楽しむしかできないなー…としょんぼりしていたら、
客電が落ちた瞬間にものすごーーーーーい圧縮がかかって、あっさりフロア中ほどまで進めた(・∀・)
たぶん後ろのほうの人はこの瞬間がチャンスと思ってたんだろうな……ありがたく便乗させてもらいました。


先に書いとくけど、今回は記憶ほぼないです。
2曲目くらいからすでに酸欠でぼんやりしてたから、全然記憶に留めておけなかった。


1.壊れたピアノ

2.サイコ

3.塗り潰すなら臙脂
イントロのミヤくんの眼力にぞくぞくした。鋭い眼力というよりは視線で焼かれそうになる感じ。
臙脂ってライブだと、音源と違ってイントロでほんと一瞬ブレイク(?)が入るんだけど、
その一瞬で堰き止められたバンド側のエネルギーと夢烏側のエネルギーが、次の瞬間どわーーーっと流れ出すのがすごく好きです。

自分の場合、ライブのペース配分を考えて序盤はあんまり激しく動かないようにしてて、この日は特別慎重にほぼ動かずいたのに、
それでも臙脂が終わった時点で明らかに自分の呼吸が大きくなってるのに驚いたし、フロア中もすでに人熱れに包まれてて、この会場はヤバいな……と実感させられる。

4.梟の揺り篭

5.アイリス

6.ヴァンパイア

7.G.G.
イントロでいつものように跳んだ瞬間、明らかに自分の足が軽くて、これは間違いなく足湯パワーだな……と思いました。ありがとう磐梯熱海駅前の足湯。
ほんと足のばねが全然違ってびっくりしたから毎回ライブ前に足湯浸かりたい(真顔)

8.フライト


例のようにMCの位置忘れたので適当に入れとく。
逹瑯「もっと吸ってくれよ!もっと二酸化炭素出してくれよ!もっと俺を苦しませてくれよ!君たちのほうが辛いと思うけど」


9.アメリア
盛岡で聴いた時よりもさらに負のエネルギーが増幅してるように感じた。
夢烏からのエネルギーを吸収して、どんどん曲が成長していってる気がする。
私も、自分の中にある淀みを引きずり出されていくのを感じた。
でも曲に引っ張られてか(?)夢烏の暴れ方もちょっと乱暴になってるような感じがしてちょっと怖かったなー…もちろん全員が全員とは思わないけど。
いわゆるスケキヨ状態で沈んでるダイバーと、前に下りる場所ないっぽくて押し戻されてくるダイバーと、なんかもういろいろ入り乱れてて、後ろで見てて怖かった。

10.燈映

11.自己嫌悪
自己嫌悪劇場全然見えなかった(´・∀・`)
逹瑯が胸の前で十字を切るも、あっけなく後ろから刺されたところまでしか見えませんでした。

12.HOTEL LeMMON TREE
待ちに待ったトオルさんの生音入りVer.は最高でした!!!
だけどあまりに良すぎて、もう今後トオルさんがいなくなった時のことを考えて寂しくなってしまった(早)
間奏のそれぞれのソロのとこで次のメンバーの名前呼ぶのめっちゃ良い!!!
あと「刺こそが薔薇 そこに被せた王冠の花弁」のとこで、逹瑯がタンバリンを自分の頭にぽふ、って乗っけたのがめっちゃくちゃ可愛かった(*´д`*)

13.積想
逹瑯がいつものランタンを持ってなかったから不思議に思ったんだけど、曲が終わった後、逹瑯が「何が起こったかと思った」と。
なんとランタンの中の蝋燭に火が点かなかったらしい。
きっと酸素が薄すぎて点かなかったんだろうなあ……と思った。本当の原因は分かんないけど。
こういう予想外のこともあるけど「ひとつずつひとつずつ一緒に楽しんでいきましょう」と、トラブルさえも楽しむように言う逹瑯。

14.百合と翼
ミヤくんがイントロのフレーズをつま弾く中、
「うちらならなんでもできそうな気がするよね」
と逹瑯が無邪気な顔で笑って、それが……もう……うわーってなった(語彙力の崩壊)
胸を撃ち抜かれました。

15.志恩
この小箱に見合わないとすら思うほどのスケールの大きさを感じる演奏でした。
個人的にこの曲は、TASTE OF CHAOSの新木場コースト公演で聴いて圧倒された記憶がよく残ってるんだけど、その時よりも強いものを感じて、
「ムックも大きくなったねえ……」みたいな謎の保護者気分になった(笑)

16.シヴァ

17.Mr.Liar
この頃にはだいぶ頭がぽわぽわしていて、本当に危機を感じたらいつでもフロアから抜ける覚悟をしてたから、超省エネでほとんど身体を動かさず演奏を聴くことに集中してたんだけど、おかげで初めてこの曲でトオルさんの成分をよくよく感じられて良かったです。
今まで正直Liarははしゃいじゃってて、せっかくの鍵盤のアレンジに気づけてなかったから……。

18.カウントダウン
ただでさえぎゅうぎゅうのフロアで、ぽっかり穴開けてサークルを始めようというのだから、円の外は本当に超圧縮でまじで死ぬかと思った(真顔)
でもそれもライブの醍醐味というか。良い思い出。
Living Dead始まる前に結構な数の人がフロアから出て行って、後方の自分でも相当キツかったんだから前の方はよっぽどヤバかったんだろうな、仕方ないよなあとしみじみ思ったりした。

19.Living Dead


アンコール。
最初に出てきたのは逹瑯、次に出てきたのは珍しくミヤくん。
いつもミヤくん最後に出てくるイメージがあるからこの二人になるのは個人的に貴重だ……!

※ここからのMCの内容は、多少順番が前後してると思います。ご了承ください。

ここでの逹瑯の第一声は「地獄だね」。
夢烏もしんどいけど、長袖の衣装着て熱い照明の下で演奏するメンバーたちはそりゃあもっと地獄ですよね……。
でもミヤくん曰く、これでもここは一番暑いところ(他のライブハウス)の10分の1くらいらしい。
逹瑯「今が30度だとしたら(一番暑いところは)300度になっちゃうけどね(笑)」
逹瑯は他のライブで本当に暑かったとき、ロングトーンで頭が痛くなって倒れそうになったらしい。
ミヤくんも『アカ』を演奏しながら死にそうになったことがある、と。
で、この#9に関しては移転前の場所のほうが暑かったらしく、是空ツアーで来たとき、ミヤくんがスタッフさんに思わず「暑いですねー!」と言ったら「(声色を変えて)いや、いつもこんな感じですよ」とさらっと返されたそう。

逹瑯「夏だね……夏、何すんの?」
夢烏「ライブー!」
逹瑯「ばかやろー!他の友達とも遊べ!(笑)」


遅れて出てくるゆっけ、さとち、トオルさん。
さとちは酸素スプレーを手に登場、自分も口にしつつ客席に向かって噴射してくれたけどまあ焼け石に水ですよね……でもさとち優しい。
それに対して、その酸素を少しでも享受しようと頑張る最前付近の人たちを「餌に群がるコイみたい。口ぱくぱくさせて」と笑う逹瑯の容赦なさよ(笑)
さとち「こんなに酸素が薄いのは久しぶりだから……嬉しい」

トオルさんは志恩のとき片目のコンタクトが取れてしまって焦ったらしいけど、「手は覚えてるもんですねー」としみじみ呟く。
それを聞いて逹瑯は「もうトオルさん以外にピアノお願いできねーなー!」と。
ミヤくんは、今ムックの譜面が60曲(←数字うろ覚え)くらいあるから、あと210曲くらいですね、と恐ろしいことを言う。
「……今なんて言いました?」ととぼけるトオルさん(笑)

ゆっけは、郡山に前日入りして夜外に出たら、ヤンキーばっかりだった!と語気を強める。
その流れで逹瑯に話を振るも「(外に)出てない(から分からない)」とあっさり返される(´・∀・`)
ミヤくんはトオルさんと一緒にご飯を食べに行ったら、お店に入ってくる人が、みんなヤンキーみたいな感じなんだけどみんな同じような髪型をしてて、可愛いなと思ったと。……可愛いってどういうこと??(笑)

ゆっけが「珍しく玉のような汗が……」と言いながら手持ちのタオルで逹瑯の額をぽんぽんと押さえると、客席から歓声が。
されるがままだった逹瑯が「それお前の(使ったやつ)だろ!?」と気づいて声を上げたら、なんて言ったか忘れちゃったけどゆっけが(ごめんな!!)みたいな一言を言ったのに笑いました。めっちゃ面白かったのに伝えられないな……。

それと福島と茨城は隣同士ということで、「茨城県民としては福島に負けるわけにはいかない」と逹瑯が対抗心を燃やす。
いや、対抗心を燃やすというよりかは、もう完全に上から目線だった(笑)
「東北だろ?」と煽る逹瑯。
まあこの前に福島の人?って逹瑯が客席に聞いたとき、そもそもほとんど手が挙がってなかったんだけど(´・ω・`)
東京埼玉からあたりから来やすいだろうからなあ……私も余所者だし。
そんな数少ない福島県民に向かって、「全国のライブハウスがこうじゃない(こんな暑くない)からね?」と念を押す逹瑯(笑)

あとどこの話の流れでだか忘れちゃったけど、夢烏に向かって逹瑯が、
「お前らバカだから、あっはっは」
って言ったのが酷くて笑いました。逹瑯に言われるのなら全然許せちゃうんだよなあ(単純)

MCの最後には、年内をもって現在の場所での営業を終了すると発表したこの#9に対して、ここでやるのも最後かもしれないからこの景色を焼き付けよう、みたいなことを逹瑯が言うから、
それまで内心『#9、暑いし狭いしレイアウト変だし超嫌いだな』と思ってたくらいだったのに、急になんか切なく名残惜しくなってしまった……。
私も一応ぐるーっと天井から何から見回して目に焼き付けておいた。


EN1.ハイデ

EN2.蘭鋳
間奏の座るとこで、見るからにスペースがきつくて逹瑯が「座れないな?今日は座るの止めよう!」ってせっかく言ってくれたのに、ミヤくんが「座れる!!!!!」って叫んだのに笑いました。超スパルタ。
ちなみに私は座れませんでしたけどね!!!(・∀・#)

EN3.大嫌い
ベースの音色が響きだすと共に、雨後の筍のようににょきにょきと現れた騎馬隊が横一列に並んで私の視界を埋め尽くして、うわーヤバ……と思ったところで私の記憶は途切れた(完)

そんなわけでいつの間にか終演。
気づいたら汗まみれでぼろ雑巾のように会場の外へ吐き出されてた(´・∀・`)
終わったら会場の看板の写真撮ろーなんて思ってたのに、それもすっかり忘れて命からがら郡山駅に戻りました。


思えば初参戦だった収監ツアー、行けたのは盛岡と郡山だけだったけど、ものすごーーーーーく楽しかった!
久しぶりに小箱でぐちゃぐちゃになれたのも楽しかったです。
他地方の収監ははなから諦めてたけど、ちょっと行きたくなってきてしまった……スケジュールとお財布と相談しよう……。

↑磐梯熱海駅。超田舎だったけどいいところでした。
今回の写真これくらいしかない!#9の看板の写真撮り忘れたのまじ悔やまれる。
東北収監に参加した夢烏の皆様、ムックと夢狂の皆様、本当にお疲れさまでした!