黙秘する改変界隈
はじめに
改変勢(誤解を防ぐためR18センシティブを除く)に纏わる裏事情やその目的についての記事。自分が目の当たりにした彼らの実態、私の経験を踏まえ、改変勢の士気向上を目指すにはどうしたらいいかなどを書いています。改変が上手くなりたい人への一助となれば幸いです。
残酷な事実
あなたはVRChatを初めてすぐに改変というものに興味を持ち、
嫌なUnityと向き合い、Twitterでは気になるあの子や他人の改変を見てかわいいやかっこいいと思ったり、あるいは卑下したり嫉妬したり。
ここで、なぜあなたはあの子みたいに改変が上手くなれないのか。それは
改変が上手い人は自分の設定をあなたに教えたくないからです。
いきなりこんなこといってごめんなさい、でも実際そうなんです。
この記事を見ている大抵の人は誰かにUnityの基礎を教えてもらったって人が多いはずです。
でも基礎までなんです。改変が上手い人はあなたにそれ以上のことを教えてしまうとその人のアバターは相対的に価値がなくなってしまうのです。
では彼らは具体的に何を教えたくないのでしょうか。
教えたがらないもの①
まず一つ目はシェーダーです。
これは所謂、秘伝のタレであり、これを扱う料理人はあなたに教えたがりません。
つまり、門外不出で「見て盗め」が基本です。なので、気になるあの子のアバターをまじまじと見つめてUnityで納得いくまで地道に試行錯誤を繰り返すしかありません。
設定などの詳細は省きますが、彼らはどんなシェーダーを使ってるのか?以下に大まかに記述しました。知ってる人は読み飛ばしてもらって結構です。
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質感には大まかに2つに分類できます。
① アウトラインがついててこまどアバターによく似合うトゥーンな質感のもの。
② なにやら怪しげな影がついていて全体的にリムライトが施された
リアルスティックな質感のもの(人によっては海外アバターチックに見えるらしい。)
この記事で扱う改変が上手い人は主に後者を使用する。細分化すると彼らの中でも黒リム※1と白リム※2(PoiyomiToonShader)で派閥が分かれているらしい。
肌や服の質感を強調したいならこれ一択だ、基本的にアバター全体が暗色系の色使いなら黒リム、明色なら白リムと使い分けよう。
※1 Poiyomiなどで設定する黒いリムライトのこと
※2 ※1の逆
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教えたがらないもの②
次にアセットです。
「教えてくれていいだろ!」
と思ったかもしれない。しかし、彼らはこれをめっきり拒む。
何故なのか?はっきり言いましょう。
あなたにパクられるのが嫌だからです
もし断られたり、事前に教えないと言ってる人がいたら9割この理由だと思っていいでしょう。残りの一割は"自分で探せ"です。
教えてもらえたらラッキー程度なものだと思っておいたほうがいいです。
最後に
私や彼らもこれらのことを踏まえて改変をしています。なので何時間もUnityと向き合ってできたアバターが納得できるものじゃなかったりなんて日常茶飯事です。
ですが、上手くなりたいならやむを得ません。
アバター改変にも流行があります。流行るということは、似たような改変が量産されることでもあります。
彼らは自分の改変がパクられて量産されることを嫌うのでアセットや顔のシェイプキー、シェーダーの質感、色の組み合わせ方などで自分的要素を取り入れているはずです。
仮にそれをパクれたとしてもすぐバレますし、見せ方を工夫したとしても所詮才能ナシです。地力は伸びていません。
中には別に改変上手くなりたいわけでもないし、たかがアバターくらいパクってもいいだろと思ってる人もいます。
一方、たかがアバターにも本気で制作してTwitterやVRCにアップしてる人もいます。
それがパクリアバターのせいで、改変に興味がある人が
「最近TL、量産ばっかりでつまんないし、もう見るのやめよ」となったら?
本気で改変してる人のモチベや可能性を潰してしまうかもしれないのではないでしょうか。
あなたが改変に本気になるか否かは自由です。ですが彼らの邪魔にならないようにだけしてあげてください。かつて本気だった私からのお願いです。