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「M-1グランプリドキュメント〜優勝が見えた瞬間〜その3」


どうも。

スーパーマラドーナ武智です

M-1グランプリ2016のドキュメントもその3を迎えました

お話も後半です

2016は無料ですので是非ご覧下さい

それでは、、



M-1グランプリ2016

中々良いネタが出来ない

声帯ポリープ

色んな壁があったが僕達は何とか準々決勝まで進んだ


後2つクリアすれば


去年立てたあの夢のような舞台に再び立てる



しかし



単純に自信がない


M-1でやるネタの候補は4つ

SMのネタ

娘さんを下さい

ヒッチハイク

エレベーター


SMは正直弱い、、

娘さんを下さいはやってしまった、、

エレベーターは準決勝でやらないと意味がない、、


消去法で

ヒッチハイクのネタを準々決勝でやるしかなかった


悪いネタではない

むしろ面白いと思う


しかし


確実に準決勝に進めるネタかと言われたら


確実とは言えない、、


それなら


改良に改良するしかない


僕は準々決勝まで毎日

ヒッチハイクのネタを磨き続けた


乗り気ではないが、ウケるために時事ネタなども入れた


後半の伏線回収も作った

やれるだけの事はやった



そして



準々決勝の日がやってきた

会場はNGK


この日程嫌な予感がする日は無かった、、


この日程自信なく会場に向かう日は今まで無かった


NGKに入る


いつもの如く


とてつもない空気、、


演者も

スタッフも

全てが重苦しい


準々決勝というステージは

スベれば落ちる

ウケなきゃ終わり


ウケても落ちる


面白くなきゃ終わり


両方クリアしてても落ちる


数に制限がある


それ程に厳しい所、、それが準々決勝、、



時間が空くと嫌な想像ばかりしてしまう


ネタの心配

内容の心配

ウケの心配

評価の心配

周りのウケの心配


なので出来るだけ何も考えないように


とにかくネタを繰り返し頭の中で練習し続けた



そして



準々決勝が始まった!



次々と猛者達がネタを繰り広げる


みんなウケる


とにかくウケる


いつもの準々決勝と違い


お客さんが軽い


中でも


見取り図がまず爆笑を起こす


笑い声を聞いていたがとんでもないウケ方



そしてどんどん我々の出番が迫ってくる



覚悟は決めているが



何かふわふわした状態


自信の無さか、緊張か、何かは分からない、、



そして我々の出番が来た!


「どうも!スーパーマラドーナです!」












漫才を終えた、、




終わった瞬間の正直な感想 













落ちた、、






そう思った、、いや、



完全に落ちたとまでは言わないが、極めて落ちる可能性が高い、、そう思った、、


悪いウケではなかったが

僕が1カ所台詞を飛ばしそうになって、もたついてしまった、、


そして悪いウケではなかったが


決していいウケではなかった、、


終わってすぐに思ったのはこうゆう気持ちだった


これはもう


他のコンビの出来次第!


僕は自分達のネタが終わってから、ずっと舞台袖で他のコンビのネタを見続けた







みんなすごい


どんどんウケていく、、



どんどん気持ちが悪くなる


吐きそうだ





嫌な自分が出て来る


全員に「スベろ!」と願ってしまう


しかしどのコンビも滑らない、、特に



和牛

銀シャリ

ギャロップ


この3組はズバ抜けていた




心のどこかで諦めが湧いて来る、、






そして


銀シャリがトリを飾り、M-1グランプリ2016準々決勝は幕を閉じた、、





終わりで田中に言った言葉を今でも覚えている





エレベーターをまた1年改良して

後1本確実にいけるネタを作って挑もう!





前向きな言葉に聞こえるが


これは



恐らく俺らは落ちる




そういう意味合いだった、、








そして






結果発表





携帯を開き





合格者を見る





正直自分の中では





合格率




20%




手が震える




冬が来ようとしているのに



汗が出る、、




合格者した組を上から順々に見る、、




怖い







ミキ











アインシュタイン














とろサーモン






















スーパーマラドーナ






心臓が止まりそうになった!



受かった!!


半分嬉しさ


半分は驚き!!



本当に、本当に首の皮一枚、、




良かったと言うより




た、、助かった、、


信じられない!

本当に、、本当に助かった、、


それと同時に、我々より遥かにウケていた見取り図とギャロップに申し訳ない気持ちになった、、



特にギャロップはウケもそうだが、めちゃくちゃ技術も見せつけ、面白さもトップクラスだった


いや、


面白さならあの準々決勝で1位だったと今でも思う



しかも後から聞いた話ではギャロップのネタは


前々日に作った新ネタだったそうだ



林はこのままではやばい


この状況から抜け出したいという想いで


一か八か新ネタを作ったと言っていた



そういう想いで挑み、爆笑を取り、内容があっても落ちる



あの準々決勝は


それ程に過酷で

とんでもない準々決勝だった、、









色々あった、、



色々あったが


ついに来た


次は準決勝!!



GYAOなどネタバレを何とか掻い潜って


初見の状態で


エレベーターのネタをする事が出来る!!





そうしてやってきたM-1グランプリ2016の準決勝は



自分が想像していた以上に





強敵達との










壮絶な殴り合いとなった






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