ただ、私という存在が泡のようになって空へ空へ上っていけたらいいのに、なんて考える日があります。
そうして、私だった泡たちは太陽に近づこうとして、割れたと気づく前にパッと消えてしまう。
ほんの僅かな瞬間を……映して遠く遠くへと行ってしまうのでした。誰かだけがみていた瞬間を運んで、

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