帯状疱疹ワクチンの副反応にやられている

50歳になったので、自治体の半額補助を利用して、帯状疱疹ワクチンを打つことにした。不活化(シングリックス、2回打つ)のほう。

うちの祖父は75歳の時に顔に帯状疱疹がでて、顔の右半分が赤黒く凸凹になり、右眼を失明した。当時4歳だった私は非常に戸惑い、祖父の顔を直視できなかった。その娘である母も、これまでに3回帯状疱疹を患っている。罹りやすい体質があるかは知らないが、とにかく50になったらすぐに打とうと前々から決めていた。

ワクチンは近所のかかりつけ内科で受けた。副反応がつらい人は2割くらい、という医師の説明。私はコロナワクチンでは毎回高熱が出て2日寝込んだが、帯状疱疹ワクチンの1回目はそのx0.8くらいの辛さだった。熱は38℃以下だったものの、全身筋肉痛・頭痛がコロナワクチンと同様に2日続いた。一方コロナとほぼ同じパターンだったことで、「これが私の副反応パターン」的な安心感もあった。

しかし2回目が厄介だった。1回目から2か月後に打って、1回目と同様に2日間の発熱・全身筋肉痛・頭痛が出た。3日目は出勤し、4日目には送別会で軽くお酒を飲んだ。会の後再度出社して23時まで残業した程度の、本当に軽い飲酒。体調も悪くなかった。

ところが、である。5日目となる翌朝、100メートル全力疾走した心臓が頭に埋まっているかのような、猛烈なズキズキ頭痛、一歩でも動こうものなら全身がバラバラになるような筋肉の痛み、そして絶え間なく襲ってくる吐き気。その日は子供と買い物にいく約束があって2時間ほど出かけたが、2回トイレに駆け込んだこと以外殆ど覚えていない。帰宅後布団に倒れこみ、翌朝まで動けず。翌日(6日目)もほぼ飲まず食わずで1日布団で過ごした。この間ずっと37.5℃の微熱。

7日目、改善しないが、かかりつけが休みのため別の内科へ。しかし「他所で打ったんでしょ」「どうにもできない」と言われ、念のためインフルとコロナ検査をした。結果は陰性。8日目も終日自宅で過ごす。

9日目、ロキソニンが手放せない状態で出社。8時間毎の服用を守ったが、6時間くらいすると頭痛がひどくなり、8時間までの2時間はほぼ仕事にならない。電車通勤も全身筋肉痛で休み休み歩くため、普段の倍の時間がかかる。食事は1食におにぎり半分がやっと。吐き気は食事の有無にかかわらず突然襲ってくる。微熱は変わらず。なぜかやたら喉が渇く。この状態が16日目まで続いた。

17日目、食べてないせいかフラツキが酷い。吐いてもいいから食べてやろうと決め、うちにしては高めの牛肉200gを購入し完食。すると翌日(18日目)から、全身筋肉痛は変わらないが頭痛と吐き気の間隔があいてきて、少し楽になった。食事って大事。

19日目、歩行時の筋肉痛が和らいできた。頭痛もロキソニンなしでやり過ごせるときもある。食欲は普段の5-7割。そしてこの状態が21日目の今日まで続いている。日に日にとまではいかないが、3日単位、1週間単位で振り返ると、回復していることを実感する。

辛いときに不安になりネットを調べまくったが、帯状疱疹の副反応に関する体験談は少なかったので、誰かの参考になればと思い筆をとった次第です。


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