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その3「祝宴のすべて 2023に起こった奇跡とジグザグな軌跡」

8、ダメ出しよりショックだったこと
不遜系女子の私は、マニーからのダメ出しで凹むことはなかったが、それよりも深く落ち込んだことがあった。
この合宿では祝宴以外にも他に30ほどのチームがあり、それぞれがプロジェクトを進めていた。他のチームの様子はあまり見えてはいなかったのでそれまではあまり意識していなかったのだが、その中でマニーがミーティングに来てアドバイスをする様子を他の合宿生に公開する、リアルタイム公開マニーミーティングを行ったチームがあった。
私はそれをZOOMで見学したのだが、現れたマニーの様子が私たちへの時とは全く様子が違ったのだ。
私たちのところでは、こまかーく1項目ずつ見てスパルタ式にコメントしていたマニーが、そのチームでは
「君たちがそう選んだんならいーんじゃなーい〜?」
と全く修正をしなかった。
さらにそのチームのリーダーがマニーに聞いたのだ
「私たちのチームは軽やかに協力してプロジェクトを進めていっています。それはどうしてだと思いますか」

なんだってーーー!!

自分で自分たちのことを軽やかにって表現できるほど円満にプロジェクトができているなんて…。
七転八倒、息も絶え絶えで祝宴の準備を進めている私たちのチームとの違いに私は打ちのめされた。
こんなにチームの雰囲気もマニーの対応も違うなんて。私たちはここまでの道のりで何を間違えたのだろう。
あのマニーの怒涛のダメ出しでさえ落ち込まなかった私がへこみまくってしまった。
初めましての人たちだし、足並みが揃わないのもしょうがない、私たちはそんな中でも頑張っている、そんな自分への励ましがガラガラと崩れ去った。

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