PSYREN聖杯066話『REBIRTH~女神転生~』感想

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パロロワにはしばしば乱戦というものが訪れますが、このお話は本当にそのお手本のようでした。個人的にテンションの上がり度なら前話の3部作以上です。

まず今回の敵となる魔神柱アモンさんですが、
・デカい(リトルオーズJr.と同等かそれ以上)
・瞬きによる全方位攻撃
・全方位レーザー
・オクタヴィアの能力による瞬間移動
・デビルマンの各能力
・人型に変身

こうして列挙するだけでも凄まじいハイスペックぶり。白ひげ海賊団+ルフィ+操祈という大軍団の相手に相応しい相手。

船員たちが入り乱れる大乱戦の中、一番印象的なのは操祈がしっかりとその知略を発揮していることですね。非力なキャラである以上下手をすれば見せ場が無くなってしまうところ、むしろ軍団の中核で存在感を放っているというのはすごい。◆A23氏の筆力というか応用力というか、高さを感じます。

船員が能力の限りを尽くしてアモンを追いつめ、ルフィが暴れまわる。そして白ひげの津波とバッドカンパニー、操祈の水分操作のコンビネーションでフィニッシュ。この構成もほんとに見事だし、最後の最後の決め手はまどかの矢というのも実に憎いというか。実はちゃんと観ていない叛逆の物語をしっかり把握しておくべきだったなあと後悔。

そして垣根暗殺に始まる大立ち回りを見せてくれた操祈、最後は明の執念の前に倒れる。敬遠してたけど新約6巻を単独で読んでおくべきだったかなあ。しかしこの聖杯戦争はサーヴァントを喪失して生き残るパターンが多い。彼らが今後帰還を選ぶのか、それとも戦い続けるのかというのも今後の見所でしょうか。

元々亜種聖杯としては少ない14組で始まったこの企画も、ここまで来て主従揃って生存しているのは7組とちょうど半分になり、舞台裏の詳細も明かされ、いよいよ中盤から終盤に入ってきた感じがあります。これからも本当に楽しみな企画ですね。

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