『スペインのユダヤ人』

関哲行(2003)『スペインのユダヤ人』(世界史リブレット59)山川出版社.

アヴィケブロンが居た頃のスペインはユダヤ人にとってどんな場所だったのか知りたい人にはオススメ。この本でのアヴィケブロンの表記は「イブン・ガビロール」
薄いしちょっと大きい本屋なら手に入ると思うしAmazonでも取り扱いがある。(https://www.amazon.co.jp/dp/4634345900/ref=cm_sw_r_tw_api_xYb1Ab7YJG41A)
800円くらいで買えるし100ページない上写真や図が多く、ページ上部に註があって註引くの苦手やねんって人も読みやすい。余白も多くて本読むの苦手だよ〜って人でも安心して読める。ていうかアヴィケブロンについて読みたいだけなら冒頭20ページだけ読めばいい。(むしろp.20だけでも充分)

ユダヤ教とキリスト教の確執にもちょっと触れたり食事規定(豚食べちゃダメとかよく血抜きするとか)や安息日の説明もある程度されてるので買うまではいかなくてもアヴィケブロンに興味があってユダヤ教も少し気になってる…って人はちょっと立ち読みしてみるといいと思う。アヴィケブロンについて触れられてるのは20ページの註

「イブン・ガビロール(一〇二〇頃〜五八頃)アル・アンダルスの「黄金時代」を代表するユダヤ人詩人の一人で、新プラトン主義の哲学者。主著にアラビア語で書かれた『生命の源泉』がある。」

だけなのでアヴィケブロンについてだけ知りたいんだよ!って人はあんまり満足いかないかも。

本村はこの本で読んで初めてユダヤ人がスペインにいっぱい居たのは奴隷として連れてこられたんだと知ってそんなんばっかじゃんユダヤ人…と悲しみに暮れた。カルデア王国に連れてかれてからずっとそんなんやん…

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