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旅に生きる~田舎の彫刻立派系神社シリーズ~ その①

旅に生きる~撮り貯め放出編~ その⑬

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撮りためていた神社写真を一気に放出しているところですが、今回からちょっとだけ、新ネタも交えてテーマモノです。

※福島県田村郡小野町
夏井諏訪神社

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みなさんは唐突にド田舎で豪華な物体に出会ったことありますか?
農道走ってるシャコタンのレクサスとか、でかい家とかそういうんじゃなくてです。

錆びれているのにやたら広大な敷地を持つ駅とか現状にそぐわない建造物がじっと息をひそめている時がありますよね?

ああいうのはだいたい『昔は栄えていた』名残です。
江戸から昭和まで、不釣り合いなものが取り残されるのは時代の流れです。
現役のモノもあれば、処分に困っているモノまであります。

バブル期に建てられたレジャー施設やホテルは不良債権の極みですね。上手に再利用できている自治体もありますが、買い手がつかず取り壊しもできない物件もまだまだ残っています。

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そして宗教施設。

わたし初詣で行きました洞雲寺(過去記事が出ない!)はお寺そのものが無くなっていた。
廃寺とは言え自慢の山門もズタボロだし悲しいというより怖さがありました。

神社も放置まではいかず、お札や注連縄は新しいのがあるけれど崩壊寸前のような『苦しい事情』が見えるところにはよく出会います。

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やはり、今でも豪華さを維持するには有力な為政者か土地の金持ちが関わっていないと難しい感じがします。
お金がどこかで流れ、文化財や貴重な建物が遺ることで税金による保護や支援、寄付を集める知名度を得られているのは現実です。
信仰心だけで持っているところはありません。

ではここ諏訪神社。
立地は凄い。
駅前徒歩30秒、最寄り駅は磐越東線の夏井駅。その夏井駅、いわき方面時刻表はこちら

(´・ω・`)絶望・・・・

1日6本。これは反対方面も同じ。さらに無人駅かつ駅舎なし(待合室はあります)
バスは朝と夕方だけ接続があり学校に通うならギリ可能です(部活とか習い事は不可能)

小野町の街中まで4Kmくらいなので実はそんなになのです。
ですがどうやっても現在は田舎。

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なんでそんな田舎に駅があるのか?

交通的な話からすれば駅間はそれなりに近くないと不便です。
それくらい地方では昭和の半ばまで徒歩と公共交通機関でしか移動できない地域と国民がいたわけです。

それとですね、小野町は木材資源が豊かでありまして。
ところが夏井川って水運はあったけれど渓谷があるので陸と川の頻繁な載せ替えとか、それこそ曳くとかそういう感じだったと思われます(これを研究した論文があるけど価格が高くて読めない)
物理的には内陸へ運ぶほうが手っ取り早かったはずです。

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切り倒した木を引っ張ったり、斜面を滑らせたり転がしたり。
馬や人にコロ的なものまで使ってとにかく山から降ろします。
この伐採も危険を伴う作業ですが、古い時代は間違いなく運搬の時点で死んだはずです。
重労働、自然相手、もし間違えれば押しつぶされるか転落。

なのである程度整えます。
小野町では(他の地域だと別な手法で運んでいる可能性があります)
その時に12尺の長さで1寸角に揃えます。3.6mくらい?の長さに3cm×3cmの縦横です。
これを10本単位ほどに揃えて鎖などでまとめて麓へ落とします。

この大きさが何に関係してるか?っていうと『運賃』です。
運ぶ時ではなく、木を伐り出す、その切る場所の木を買う時に出す金額は木材の相場、そこから『運賃を引いた値段』が木や土地の持ち主の収入となるわけです。

山師は運ぶ時に依頼する形で運搬人夫に運賃を支払います。
その時に運賃の基本がないとどうしようもないので大きさを揃えて、そこから麓までの距離で設定していたそうです。

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まったく同じではないと思います。木材とか運搬方法とか人数で違いがあるが、まずは距離で決めたってことですね。

で、面白いのが切りだす量はわかってるけど誰がどんだけ運ぶか?はわかりません。

その運ぶ人達を『ギョクトリ』と言って物差しで測って自分の運ぶ木材を決めていっていたそうです。

なんでか?大きさと距離で運賃の基本は決まっている。
もちろん今と違って完全に揃えきるわけでもないので個体差がある。
他人より稼ぐために『大きく長い』木材を選ぶか、『多く』運ぶか。

そして面白いのが『重量』は計っていないので、太い木材は人気があったそうです。
大きいけど中身が詰まってないので楽だそうで(;´・ω・)なるほどね

逆に買う人からすればありがたい『そこそこ細くて中身が詰まっている堅い木』はトビを打ち込みにくいし重いので嫌われたと。

なので超絶な重労働、でよく時代劇で見る帳簿持って値段書いてる人いますよね?

ところがそういう人夫に寸法とお金を渡す計算を一日中動かないでやっているのでこっちも大変だったそうです。

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なんでこの運搬の話を書いたのか?というと、今も昔も栄えた場所って『川』がありますよね?
みなさん誤解してますけど一番重量物を大量に運ぶのは『水運』です。
飛行機は便利ですけど重量の制限があります。
車はもっと便利で数も揃えられますけど船ほどの量を運ぶって実は大変です。

大きい港湾に行くと船着き場に必ずでっかい駐車場があって24時間トラックが待機していたり、トラックはいなくてもコンテナがどんどん準備されていたりします。

届け先もバラバラですけどやっぱりトラックは長さと重さは道路の耐久性以上のことはできません。

できませんって言ってるんだけどチャレンジャーはいるんだ(;´Д`)

有名な11Foot8
見てると気持ちいい(事故だが)

日本でも時々ガード下でやらかしますね。大型ってより2tとかが多いのかな?
ちなみにエアサス入っているならいいんですけど、満載でギリギリの荷受場に入って、荷卸しして出る時に蛍光灯とかシャッターを破壊するドライバーけっこういました。
わりと初見の場所なのにイキって入ってくるヤンキーぽいドライバーがやらかす。
偏見じゃなくてなぜかそう。
慣れた人ほどわかってても車を降りて確認したり、誘導してもらったりします。
なぜなら『万が一壊した時にやばいから』です(´◉◞౪◟◉)ふぉふぉふぉ


話が逸れた。

で、夏井川は水運としてはあまり良好ではない。
渓谷があり流れが急。また川へ降りる川べりがだいたい急斜面。
で、この夏井は明治とかはわかりませんけど、車や馬車が入れる時代になってから集積地になったのだと思います。

山から降りてくる。たぶん福島県道359号線(につながる町道?が駅のちょっと先にある)がそういう山との連絡で、
麓で積み直したり、荷主に引き渡したのではないか?と。
割と昔も今も超絶な短距離の運搬は需要があります。

なぜならある場所で待ち合わせて色々するならそこに来てもらう人にあちこち回ってもらったほうが、引き取りに来る人は必要最小限でいいわけです。

鉄道が後で集積所としての『夏井』が先でしょうね。
商店、県道、郵便局など完全に駅前で完結している簡素な田舎です。

ここから陸と水の合わせ技を使ったことを『内陸水運』とまとめているのがわたしが買えない論文であろうなと。日本全国のそういうのをまとめているそうですが(´・_・`)PDFでもないんか

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ただ、その集積地だった証拠が今回の『諏訪神社』だろって。

おおお、やっと話が繋がった(;´∀`)

長くなったので次へ続けようと思います。
ところでみなさん、『田村郡』小野町ですが、小野小町の伝承、リカちゃんキャッスル以外で何か知ってます?

〇〇があります~なんてのはWIKIでも見てくださいなって話ですが、
なんと『丘灯至夫』の出身地
誰?ってはくしょん大魔王とかみなしごハッチとか。高原列車も。

あとは小泉武夫先生とかね。
発酵のことならこの人でしょう(´◉◞౪◟◉)

では次へ→その②

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