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湯木慧ワンマンライブ「W/O」


7月20日、人生初めての“LIVE”に行った。

代官山 SPACE ODD にて


人生で初めて、ライブに行きたいと思った人が、「湯木慧」だった。


湯木慧に出逢って、6、7年。

ライブに行きたい、生の歌声を聴きたい、と思うようになってから、2、3年。

やっと、行く勇気が出た。

色んな偶然が重なった結果、できた決断。



行ってよかった。




なんせ、何もかもが初めてだから、到着してからずっとめちゃくちゃ挙動不審な人になっていたが、ライブが始まってしまえば、何もなかったかのように当たり前のように、そこに“居る”ことができた。



ライブ中、何度も泣いた。

涙が溢れてくる瞬間が何度もあった。


ただただ、湯木さんの曲が、歌詞が、歌声が、私の心に響いた。


歌詞が、今の私の苦しいこととリンクして泣けてくることも、
これまで、苦しくて仕方がないときに、湯木さんの歌に救われてきたことを思い返して泣けてくることも、
もちろんあったけれど、

それ以上に、
ただひたすら、湯木さんの歌に、吸い込まれて、集中しきって、
ただひたすら、その時その瞬間の、湯木さんの歌声に、心を動かされた。

私の見える範囲だけでも、涙を拭っている人が何人もいた。
スタンディングだから、後ろの方からはステージ上の湯木さんの姿は、見えない。
歌っている湯木さんの表情や身体表現は、見えない。
でもそれでも、涙が溢れてくるほどに、湯木さんの歌声には、力があるんだと思った。


ここにいるみんなも、それぞれの人生で色んなことがあって、きっと、色んなことと戦いながら生きているんだろうな、色々なことの中で、なんとか踏ん張って生きてるのかもしれないな、とか思ったり。

そんな人たちが、湯木さんの音楽を聴くために、今ここに集まって、同じ空間を過ごしている。

ここにいる全ての人が、湯木さんのことが、湯木さんの歌が、好きなんだよな、って考えたら、それってなんかすごいなって思って、なんだか、ものすごく素敵なことだなって。

みんなで声を出して歌った曲がある。
「二人の魔法」という曲。
私は何も見ないで歌えるほど歌詞が頭に入ってなくて、曖昧なまま歌ったけれど、
みんなの歌声を聴いていて、あぁなんて素敵な空間なんだろう、 なんて素晴らしい時間なんだろう、と素直に感動した。
それと、曲調も相まって、男女の声がいいバランスで響いているみんなの歌声が、かわいかった。

みんなが同じものが好きで、みんなが1つの曲を知っていて、みんなが声に出して歌える。
みんなで、同じ空間で同じ時間に、一緒に、歌う。 
ものすごく、ものすごく、感動的な空間だった。


私にとって、ライブに行くというのは、とてもハードルの高い決断だった。
ライブが始まってからも、色んな不安が残っていた。
けれど、途中から、気付いたら、自然に「来てよかった」と思っていた。

そしてなにより、
「湯木慧を好きになれてよかった」
と心から思った。




今回のワンマンライブは、湯木さんにとって、“ここから、これから”という位置づけです、というようなお話をされていた。

「少し前まで、苦しい時期でした。
前に進むこともできなくて
後ろに下がることもできなくて
しゃがむこともできなくて
空を飛ぶこともできなくて」と。

この表現が私はとても好きだし、ホッとする。

 
湯木さんは、自分のことを「自尊心がない」と言った。
実際に、ライブ中に話す言葉の節々から、自分を否定してしまいがちな感じも伝わってきた。
「こうしてみんなを見ると、みんながいるってわかるのに、1人で家に帰ると不安になる」と言う湯木さんが、
なんというか、そのままの、ありのままの人間としていてくれている感じがして、ホッとする。規模は違えど、共感して、泣けた。

こういう人がつくる歌だから、私は好きになったのだろうし、私の心に響くのだと思う。

こういう人がつくるものだから、裏切られる不安がなくて、安心して好きでいられる。
好きでいて大丈夫だと思えるんだと思う。





「みんなのためにはもちろん、私は自分のためにも歌う」
という湯木さんの言葉が、嬉しかった。

そうであってほしい、と心から思ったし、
そういう感性の湯木さんが好き。
生きるって、そうじゃなきゃ、だよね。
と思った。

自分のために。
人のためにも行動するけれど、それだけじゃなく、同時に。
どっちかだけでもなく、どっちが先に、とかでもなく、同時に、人のためにも、自分のためにも。 

なんとなく、人のためか自分のためか、どっちかしかできないと思っていた気がする。

自分のために、なんて私にはできないから、人のために、といつも考えていた。
だから生きづらいのかもしれないけれど、自分のために、と生きるよりかはずっといい。そう思いながら生きてきた。

でも湯木さんの言葉を聞いて、その言葉が私の心にスッと入ってきて、
そうか、両方同時にできるんだ、それがいいじゃん、そうであるべきじゃん、
なんて、当たり前かもしれないことに、気付かされた。










ライブ、行ってよかった。

湯木さんに出逢えてよかった。

湯木さんを好きになれてよかった。






最後までお読みくださり、ありがとうございました。





湯木さんのnote


湯木さんのYouTube


湯木さんのオフィシャルサイト


湯木さんのInstagram

https://www.instagram.com/yukiakirart?igsh=MXJpaDVya3R0cGphag==



XやTikTokもされています。音楽の配信ももちろん。
上記URL先に、各SNSのリンクがあるので、ぜひそこからとんでください。

ちゃんとリンク貼れてるかな、、、










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