草食おうぜ!草!
イカれたメンバーを紹介するぜ!
春になって食べられる草が庭にいっぱい生えてきてテンションが上がってるジョー!
以上だッッ!!!!
春は良い。
季節的に一番好きなのは食べ物が腐りにくく虫害が少ない冬なんだけども。
それはそれとして春は良い。
みなさんも、常日頃その辺に生えてる草を食べてらっしゃると思います。
美味しいからね、草。新居は葛とヨモギ が生えてないのがつらい。葛の芽は美味い。ポキっと折れる所だけ採って皮を剥いてアスパラみたいなノリで食べる。それを今年は食べられそうにない。代わりに実家にはなかったハコベがいっぱい生えてる。新芽以外は硬い。
そんなわけで、今回は我が家に生えてる「食べられる草」をどんどん食べていこうと思います。ていうか普通にいつも食べてる。家庭菜園で野菜は育ててるけど、旬の草が自生してるなら食べない手はないと思うの。どっちにしろ最終的には草刈機でヴィーヴィーーッってするんだし。もったいない。
そろそろ収穫を終える、家庭菜園のほうれん草。色々楽しんだ結果ニンニクと唐辛子と塩だけで炒めたのが一番美味かった。「畑とかないけど実用的な家庭菜園したい!」な方には個人的には唐辛子とネギをおすすめしたい。唐辛子は痩せた土地でもいっぱい出来るし干せば日持ちするし、ネギは延々と再生される上に冬に一回枯れても春にまた芽が出てくる。調味料や薬味としても大活躍。
話を雑草に戻して。
念の為だけど、お伝え。緊急時はまた別として。雑草だからって許可なく人んちの草を取ったら、もちろん駄目だよ。その辺の山とかも人がいないだけで誰かの持ち物だったりするから、勝手に採るのはやめといた方がいいよ。代々相続してきたりお金出して買って労力かけて整備した私有地に他人が勝手に入って野草採ってるとか、嫌じゃないですか。国有地とかは役所に一回問い合わせた方がいいと思うよ。
さて。どんどん食べていこう。私はお腹壊したことないけど、不安な人とか「この草かな…」と見分けに自信がない方とかはやめておいた方がいいです。似てるけど有毒とかもあるしね。私も未だに畑の端に生えてる「断面の形と匂い的に9割くらいの確率でニラだが、自分で植えてないので残り1割スイセンの可能性を捨てきれない」というやつがあるので、それは食べてない。スイセンは毎年中毒者が出てるから。
持病がある方や妊娠中の方も、念の為かかりつけ医にご相談ください。ていうか普通に安全な野菜食べてください。今回の内容は自己責任の範囲でよろしくです。まぁ「食べられるのか、それ」くらいのライトな感じで読んでください。
ではでは。それぞれ美味しさや調理のしやすさなどを私の好みで最大五つ星で評価を記していくよ。
ちなみにうちの庭に自生してるもの限定なので茗荷とかわざわざ植えたものは除外。山芋は秋のムカゴ要員なので除外。あと「春筍」「ゼンマイ」「タラの芽」とかも無いです。そういうのは持ち山がある方に聞いてください。
それでは。
タンポポ
見た目
★★★★★
美味しさ
★★★
調理のしやすさ
★★★★★
言わずと知れた、食べられるその辺の草代表。根っこから出来るタンポポコーヒーとか有名かもしれない。
花、葉っぱ、根っこ、全部食べられる。おひたしや炒め物、天ぷらでどうぞ。私は花を素揚げして塩振ります。ちょっとモシャモシャする。
味は「少し甘い草」。
ハコベ(コハコベ)
見た目
★★★★★
美味しさ
★★
調理のしやすさ
★★★★★
小さくて白い花が咲いている。ハコベ塩が有名。お茶にも出来るらしい。
グランドカバーにならないかな、と見守ってたらどんどん背丈が伸び始めたので急いでブチブチ千切った。先述したように新芽の部分は良いが少し伸びると硬くなるので注意が必要。おひたしや天ぷら、炒め物でどうぞ。私は素揚げして塩振ります。
味は「癖のない草」。
オオバコ
見た目
★★
美味しさ
★★★★
調理のしやすさ
★★★★★
これと梅雨草はもはやただの葉野菜。美味い。とくにオオバコは癖が少ない。お茶とかにも出来る。なんか栄養もあるらしい。おひたしや天ぷら、炒め物でどうぞ。私は素揚げして塩振ります。
味は「葉野菜な草」。
カラスノエンドウ
見た目
★★
美味しさ
★★
調理のしやすさ
★★★★
柔らかい新芽は食べられる。成長すると硬いがミニキヌサヤみたいな実も若いうちは食べられる。
おひたしや天ぷら、炒め物でどうぞ。私は素揚げして塩振ります。
味は「草」。
ギシギシ(orスイバ)
見た目
★
美味しさ
★★
調理のしやすさ
★★★
よく道端に生えてるアレ。似たような見た目でどっちも同じタデ科で食べられるのでまとめました。画像はスイバの方。まだ葉が開ききっていない新葉がおすすめ。
シュウ酸が含まれているので一度湯通しした方がいい。炒め物やお味噌汁が良いでしょう。
味は『ほうれん草寄りの草』。
ドクダミ
見た目
★★
美味しさ
★★
調理のしやすさ
★★
これは少し悩んだ。
個人的にドクダミは梅雨時の花の時期に収穫してお茶にするのがベストだと思っているので。
ただ葉は天ぷらにも出来るので一応記載してみた。味に癖があるので意見が分かれる所だと思う。私は嫌いじゃないけどパクチー系が苦手な人は厳しいかもしれない。
素揚げして塩振った時の味は『漢方みたいな味がする草』。
ちゃんと工程を経てお茶にすると、日持ちするしとても健康に良い。ここでも味は好みが分かれる。
ユキノシタ
見た目
★★★
美味しさ
★★★★
調理のしやすさ
★★★★★
普通に美味しい葉野菜枠。癖もなくシャシャキとした美味しさ。毛が生えてるけど食べる時は気にならない。
見た目に似合わず、割と肉厚。
味は『シャキっとした野菜』。
フキ
見た目
★★★
美味しさ
★★★★★
調理のしやすさ
★★
美味い。マジで美味い。無限に食える。
ただ、食べるまでに『沸騰したお湯で5分〜10分→水を入れたボールなどに移し皮を剥き、丸一日水に漬ける』などといったアク抜きの作業が必要になる。蕗の薹は揚げたらアクが抜けるんだけどね。あれの旬は本当に一瞬だから、もうなくなってしまったのだ。
アク抜きしたフキを、私はよく厚揚げと一緒に麺つゆで炒め煮してます。やっと料理したな、お前。美味ぇ美味ぇ。
味は『爽やかでシャキシャキした茎』。
葉っぱも食べられます。素揚げして塩振ったらほろ苦い草味。だいたいのものは素揚げして塩振ったら美味しい。
イタドリ
見た目
★★
美味しさ
★★★★★
調理のしやすさ
★
マジで美味い春の草その2。調理が面倒なわけではないけど、食べられるようになるまでに時間がかかる。生で食べるとこれまたシュウ酸のえぐみが強いし、お腹も壊しやすい。(食べられないことはない。塩振ってそのまま食べたりもするが美味しくはない)
色々種類はあるけど、食べて美味しいのは写真の太いやつ。ちゃんとした名前が分からないまま毎年春を迎えている。
下処理に時間がかかるのが難点。
生のまま皮を剥く→塩を「マジで?」てくらいまぶす→袋に入れて冷蔵庫で一週間程寝かせる→1〜2日かけて塩抜きをする
これで食べられる。
人によっては一週間の塩漬け期間を「塩をまぶしてひたすら揉む!揉む!」で朝採って夜食う感じでワープしたりもする。
炒め物にすると美味しい。お肉との相性も良い。
味は『ポキポキした美味しい茎』。
もっと細かく探せばあるのかもしれないけど、目につくのはこの辺だろうか。あとは犬とネコリアンが好きな稲科の草とかが生えてます。先日野いちごの花が咲いてるのを見つけたので、初夏には苺が食べられるかもしれない。やったぜ。
あ、あとノビル。ノビルも生えてるんですが、味がラッキョウに似てるらしいのでスルーしてます。ラッキョウがそんなに好みではない。
そして、採ってきたものがこちら。
調理したものが、こちらになります。
今回はうどんに入れたかったので、ほとんどかき揚げにした。フキの茎とイタドリは処理中です。
あとこっちはうちの犬と猫です。
ただの自慢です。
それではまた次回のnoteで✋
私は食べられない草をむしりに行ってきます。
これから秋まで雑草地獄との戦いの日々。
それでもワルナスビがいないだけ千倍マシなのです。
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