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暗闇で、心を広げて星を探す

人生には愛と希望ときらめきが必要です。きらめきと言われてもピンとこないかもしれません。それは暗闇の中で輝く星のようなもので、絶望の淵にある時にようやく見つかる小さな希望のようなものです。

 全く真っ暗な時、人は何を頼りに歩くでしょうか? ただ一人たたずみ、誰の気配も感じられず、どこへ行けばいいかさえもわからないような時に、星がたった一つでも輝いていれば、それが目印になるかもしれません。

 人生において、衣食住は辛うじて何とか足りているものの、他の面では真っ暗闇にいるように身動きが取れない、という状況もあります。人は一体どうすればいいのか? 世の中には視力を持たない人もいます。目が良くても暗くては何も見えません。

 五感のうち、使えるものを使ってみましょう。中でも、何かを察知する能力が頼りになるかもしれません。かすかな風の動きや空気の動き。そういったものも、感じようと思えば感じられます。もし自分が何らかの理由で取り乱していれば、側に何かあっても感じられません。人生も同様で、絶えずミイラのようにじっとしている必要はないものの、たまには、あるいは必要な時には静かにしている必要があります。

 心を落ち着けて、心の中のみならず、自分の周囲、地球上のどこか、宇宙の果てまで心を広げて、星を探してください。たとえ目を閉じていても、人生に必要な星は必ず見つかります。ある特定の人や動物、建物、土地、植物、ありとあらゆるものが、あなたの星になり、あなた自身も誰かのための星になります。

 あなたは自分は輝いてなどいないと言い張るかもしれませんが、自覚がないだけで、他から見れば充分過ぎるほど輝いているかもしれません。

 ありがとうございました。(2023.3.9)

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