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自分に合うものを見つけて楽しむ

気にかけて気にかけて、ずっと時々考えていたけれど、結局手放したものに縁はありません。それを土台にして似たようなものが出てきたらそれについて考えたり、今度は入手を試みたりします。

 鉄棒で逆上がりをしようとして、小さい頃は全く歯が立たなくても、ある程度大人になれば、コツをつかんで一気にできる、ということもあります。全てはタイミングであり、それを逃すことも、ピッタリはまることもあります。

 何事も、回るメリーゴーランドのように、乗りやすく止まっていることもあれば、いつまでたっても早く回ってばかりで、どうしても乗れない時もあります。どっちがいいとも言えません。余りにも速く回りすぎていて、せっかく乗っても具合が悪くなるかもしれません。そんな具合に、自分に合うもの、速度がちょうどいいものを見つけることを楽しんで下さい。

 時はどんどん過ぎていき、その流れの中にバスが来る、電車が停まる、タクシーに乗りそびれる等のイベントが発生します。一人で乗るも良し、誰か誘うもよし。生きている間に様々なことを楽しみましょう。もちろん辛いことや苦しいこともありますが、永遠に続く苦しみは存在せず、時の流れと共に和らいでいったり、その感情を乗り越える肯定的な出来事が起きたりします。

 本当に、自分にとってフラットな、メモリで言うならゼロの状態を知っておき、心がそこを境に上下に揺れるのを見守って下さい。必ずしもゼロの時が最も快適とは言えず、人によってはマイナスの方に留まる方が楽かもしれません。

 凪の海に浮かぶ舟は優しく風に吹かれてそっと揺れます。碇を下ろしていなければ、そして何かにつながれていなければ、ゆっくり漂いながら波に運ばれていくでしょう。そういう優しい運ばれ方は楽かもしれませんし、もしそれが不安なら、流されないように舟を見張り、碇を下ろしたり港につないだりして下さい。

 ありがとうございました。(2022.2.23)

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