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奇跡を充分受け取りましょう

砂に埋もれたビンの中に小さな手紙が入っていて、それは間違い無く誰かに宛てたものですが、宛名がよく読めません。断片のようでもあり、一篇の詩のようでもあります。文字が外国語のようで理解できない時に、それを読み解く専門家を探すかもしれません。ぜひ試してみたい事は、その文字ではなく、書いた人に意識を向けること。そうする事により、相手の気持ちが理解できるかもしれません。

 何事も、どんなものも、それらの後ろに作り手の気持ちがこめられ、私達ははっきり文字でそれが書かれていなくても、感覚的に察知できます。どんなに辛くて、それほど充分に賃金をもらえなくても、懸命に働く人々がいて、その人々は会うことのない誰かのために仕事をしています。足りないものは別のもので補われたりもするでしょう。

 今一度考えてみたいことは、どんなものでもその後ろに人々の優しさや思いやりがあるということ。その気持ちは巡り巡ってまた別のどこかへ、誰かへと辿り着き、別の人々を幸せにします。誰もが幸せになりたいと願い、努力していることを忘れずに暮らしましょう。

 たとえ今は不遇の時を過ごしていても、目に見えない存在達はあなた達に寄り添い、時には足元を照らし、何かしら役に立ちそうな情報を与えたりします。今まで見つけられずにいたことに気付かせてもくれるでしょう。ずっと読まずに積みっぱなしだった本の中に、今必要なメッセージや情報がある事に気付かせるかもしれません。

 そういった不思議な事は、自分で起こそうとしても無理で、天の采配によって自然と、しかし奇跡的な状況で起きるようになっています。緩やかな時の流れを時には味わい、奇跡を充分受け取り、楽しんで下さい。

 ありがとうございました。(2023.2.21)

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