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相手の無事を想像する

全ての物事には始まりと終わりがあり、あなたは今、その途中にいます。紆余曲折という言葉がありますが、人生の流れは決して真っ直ぐではありません。曲がることもあれば、脇道に入ることもあります。

 二人の人が出会う時、それぞれの人生は線路のようで、決して交差することはない、と言う人もいます。しかしながら、実は一対の線路ではなく、隣の線路、路線を走っているかもしれません。その場合はどこかで交差することもあるでしょう。

 いつでも相手のことを思い、心配し、安らかな気持ちでいてくれるように願うことは大切です。そういう思いを持ち、相手を意識することを義務化する必要はありません。ただ何となく、何もしていない時に、相手の無事を想像すれば良いのです。それだけでも良い効果があります。

 注意深く相手を観察すること。そして相手の不具合に気づくこと。その人は何を求めているだろうか? そういった配慮もたまには必要です。世の中には誰にも気にかけてもらえない人がいます。家族や友人がいても、気にしてもらえないのです。

 人の温かみは物理的なもののみならず霊的なものもあります。それはもうあなたの感覚でしかわかりません。冷たい人、感情を出さない人、そういう人もいます。もちろん、何が良くて何が悪い、とは言えません。冷たく、何も発していない人の方が、対面していて楽だ、という人もいるのです。それはもうお風呂の湯の温度と同じなのです。あなたの温かみは、他人に伝わりますし、それが必要な人もいるでしょう。冷たい手は温かい手で包むと温かくなるのです。

 ありがとうございました。(2022.2.23)

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