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3/24は【世界結核デー】だから結核になって思うこと書いてみる。

こんにちは!みすずです‪‪☺︎‬

だいぶかなり久しぶりの更新。

今日は【世界結核デー】ということで、
なぜか結核になってしまった私が
治療と療養期間をすごして思ったことを残します!


(実はしれっと個人ブログを立ち上げたのでそっちに書いてもいいかな~とか考えたけど、ちょっとジャンルが違うなということでnoteに。余談です。)



それじゃあ本題いってみよ~.*·



結核は教科書の中だけの病気じゃない


診断がついていちばんに思ったのがこれ↑でした。

「結核って教科書に載ってるあれですか?」
って病院で本気で質問した。笑

でも後から調べてみると、
全国で年間1万人以上が毎年かかってるんだって。

れっきとした感染症(2類)なので、
東京とか大阪とか人が集まる地域では他より感染者も多い。


コロナでいう濃厚接触者の調査もしてもらったけど
思い付く限りの場所から感染した可能性はなくて、
今もどこから菌をもらってきたのか分からない。

私は(コロナ前ね)ライブとかフェスもよく行くし、
神輿も担ぐしで人混みに行く機会はあったから、
良くも悪くも運だなって思った。

気にしすぎるのは疲れちゃうけど、
あなたが思ってるよりずっと近くにあるよ結核。



治療はやっぱりしんどい


菌が飛び火して背中激痛により寝られない私
この体勢で耐えるしかなかった😇(1晩で治った)


どの病気もそれぞれ大変なのは大前提で、
結核も例にもれず大変でした…
(ちなみに私はだいぶ軽症だったはず)


ぱっと思い出しただけでもこんな感じ。

・クスリの量が多い
・服薬期間が長い
・服薬期間中に食べられないものがある
・副作用がいつ来るか分からない
・排菌がなくならないと病棟から出られない
・周りにこれと同じ思いをさせてしまうかもしれない申し訳なさ


せっかくだから1つずつフォーカスあててみます。




クスリの量が多い


結核の薬はいろいろあって、
まずオーソドックスなものを飲んでから身体に合わないとか問題があると種類を変えて対応します。

私は幸いなことに「オーソドックスなもの」で大丈夫だったけど、
それでもこんなに飲んでました。

この量を2ヶ月、粉と黄色以外は+4ヶ月。多い。


1粒ずつしか飲めない私にとってはかなり重労働。
(というか1度に3粒も4粒も飲める人がいてびっくり)

ぜんぶ飲むのに水500mlとか消費してました。
飲むのが1日1回だったのが唯一の救い…



服薬期間が長い


結核菌はなかなかの「のんびり菌」。

広がるのも遅いけど、小さくなるのも遅い。

比例して服薬期間も長くなる…


「オーソドックス」な私で6ヶ月。
薬が合わないと1年以上飲む方もいるみたい。
飲むの忘れても延長するとかしないとか。

私はモチベーションを維持させるために、普段は手が出ないハーゲンダッツを20日ごとにご褒美で食べてました。
もはやハーゲンダッツのために薬飲んでた。


ちなみに服薬が終わったら経過観察に入ります。
(私は今この段階)

これは最低2年、もっと長い人もいるらしい。
たぶん飲み終わってから2年だと思うから、私は再来年末。

外来に行くだけと言えばそれまでだけど、
そのくらい大きな病気なんだなって実感する瞬間。



服薬期間中に食べられないものがある


実際に私が気を付けてた食品はこちら。

・マグロ(ツナもね)
・カツオ
・ブリ
・サバ
・チーズ
・発酵食品(納豆とかキムチとか)


魚類は全く食べず、それ以外もつまむ程度に。

いちばん面倒だったのがチーズで、
あれって料理のトッピングで食べること多くないですか?

ピザとかグラタンとか市販では食べられず…
大好きなツナマヨおにぎりもカルボナーラもガマン…

服薬後半から自律神経のおかしさに気付くんだけど
それを整えるのに良い食品は制限で食べられず。

いくら考えても結局は服薬を終わらせるのが最短で、
調子の悪さを改善する方法を知っていながら
何も出来ないことに耐えつつ薬を飲む数ヶ月。


今はだいぶ良くなってきたものの、
元通り!って訳でもなく。
予想以上に時間かかってます…焦らずいきます…


食べたいものを自由に食べられる幸せが身に染みた。



副作用がいつ来るか分からない


先生に「強い薬だから」とは言われたけどさ、
実際なってみないと実感は湧かないもんですね。

副作用って飲んだら程なく起こるもんだと思ってて、
順調に1週間くらい飲めたから「大丈夫じゃない?」
って油断したころにしっかり出現。

しかもこれが不定期なんですよ…やっかい…

私は何回か吐き気と闘いました。きつかった。

すぐ吐き気止めくれた看護師さんありがとう…



退院するまで病棟から出られない


これは私が辛かったというよりは
辛い人いるだろうな。の感覚が強め。

結核は指定感染症だから「勧告入院」。
「国から頼まれて入院する」って感じですね。

だからフロアごと隔離されたところに入院してて、
そこから出るのはレントゲン撮るときくらい。
(いないけど)逃走したら罰金になっちゃうんだって。


長い人は半年以上も同じ景色を見ることになる。
(実際にいました)



周りにこれと同じ思いをさせてしまうかもしれない申し訳なさ


いわゆる濃厚接触者になった人がもし自分と同じように結核だったらと思うと気が気じゃない。

何日も接触するとアウトなのでコロナとは違うけど、
家族、近い親戚、友人、同僚、
学生さんなら同じバイト・サークルの人とか。


これも私は幸いして該当者なし。
でも日常生活でも仕事でも人混みによくいたし
もしコロナが無くてマスクもなかったら…
なんて考えたことも。

周りに迷惑かけちゃうのが私はいちばん辛い。

何事もなくてよかったです。




健康って財産だ


いろいろ書いたけど、結局これ。

健康診断を含めて検診は絶対やった方がいいし、
血縁者が過去にどんな病気をしたかも知っとくといい。


「結核にかかっている」
または
「血縁者が結核にかかったことがある」
が分かる血液検査を受けたんだけど、
私も家族も「おじいちゃんが肺の病気をした」までしか知らなくてちょっと困った。しかもちょうど肺だったし。

自分が遺伝しやすい病気を知っておくだけで定期的に検査しようって意識になるのはすごくいいことだと思う。

遺伝と年齢に合った検査はぜひ受けてほしい。


費用はちょっとかかるけど自分の身体に何事もないっていう安心感はなにものにも代えられないし、

たぶん放置して入院やら服薬やらすることになる方が結局お金かかるよ。

(私は勧告入院じゃなければ1ヶ月ちょっとの入院で約90万。
こんなに高いんだね。)



健康でいることってこんなに難しくて幸せなんだ。

分かってたつもりだったけど、
結核になって改めて、ひしひしと、感じました。



身体の調子がよくなかったら、
心がおかしいなと思ったら、
みんな早めに病院行って診てもらお。

すぐ気付けばきっと治るのもすぐだし、
何もなければそれでいい。


私も早く元気になりたいなぁ。

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