歯車というネットワーク
自分は社会の歯車じゃない
会社は社員を歯車としか見ていない
良く目にする言葉。
この場合の【歯車】は、
【取り換え可能で全体を回す一個の部品】
を指し、多分に否定的な意味を含む
でも、これだけは言いたい。
歯車って、作るの結構難しい
歯車にも様々な形状やサイズ、作り方がある。
どうやって効率的に力を伝達するか
どうやって小さな回転を大きな回転にするか
長い年月をかけて、今の形があり、
これからも進化していく。
作るにはそれなりの設備が必要で、
技量も必要で、
確かに摩耗してきたら、
代替されるかもしれないけど。
★
新しい人が入ってくる。
最初は、動き方もぎこちなくて、時には空回りもして、周りから伝達される力をロスもしただろう。
歯が4つくらいしかなかったかもしれない
周りがその歯に合わせてくれているかもしれない
それが段々と、
回り方もしっかりし、
歯の数も増えて、
周りとのギヤ比を都度変えながら、
大きなものを動かしていく。
それはとても意味のある、価値のある事だと思う。
★
私は、一応社長と言う立場だ。
もし、
『社員の方々を【歯車】だと思っていますか』
と聞かれたら、
「当然、【私も含めた】全員が、歯車です」と答える。
全員が、
それぞれの立場や技量に応じた役割を果たす。
それによって、組織が未来に向けて動いていく。
さながら機械の歯車が連動して動き、
大きなものを動かしていくように。
そして、当然私も歯車の一つに過ぎない。
それぞれの歯車が、
脳のシナプスとニューロンの様に、
サーバーや端末のネットワークの様に、
相互に密接に関わり合っている。
そこに、不要なものや不必要なものは一つとしてない。
自分のために、自分の生活のために回ってほしい。
それが、
昨日から今日
今日から明日に繋がって行くから。
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