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ガーディアンズ オブ ギャラクシー Vol.3を観てきました。

ジェームズ・ガン監督作、MCUが誇るスーパー戦隊、ガーディアンズオブギャラクシーの最終回であるVol.3、観てまいりました。

結論最高。だってそうとしか言えないじゃないですか。ほかに言うことありますか?五点満点中で5億点でした。文句なしに宇宙一の大傑作。文句なしの最終回でした。

大怪我を負ったロケット。助けるには実家に行かないといけない。そこで知る彼の壮絶な過去。猛毒親をブッ殺せ!

昨今の物語にありがちな、良い奴かと思ってたら敵だった展開もなく、悪い奴はとことん悪く、弱者を虐げる。そんなの景気良くぶっ飛ばさないと嘘じゃないですか。現実じゃないんだから。

ガーディアンズもさすがにヒーロー大戦を挟んで3作目、本家スーパー戦隊で言えば年明けた頃。初期メンの5人からあれよあれよと言う間に追加戦士が加わり、総勢8名。その一人としてお座なりに描かれることはなく、特にドラックスのサルの真似なんて笑いながら嗚呼、でもこいつが破壊者なんて呼ばれるようになったのは…、と思い出し、笑うと同時に涙が流れるしそんなドラックスに最後ネビュラがかける一言にまた泣かされ。ネビュラとマンティスの怒鳴り合いなんてのも最高でしたし又、今作のネビュラは、追加戦士でありながらリーダー的な役割も務め、まるで理想の桃谷ジロウを見ているかのようでした。Vol.1,2では品の悪いインディ・ジョーンズみたいだったスターロードも、今回はラットキャッチャー2を手玉に取るなど一端の小悪党っぷりを見せつけ、ガラの悪くなったガモーラも根は人情家だしクラグリンは腹が出てるし、アポロも勿論グルートも I love you,baby!ですよ。

みんな誘拐されたり親に虐待されたり妻子を殺されたり宇宙に放置されたりといった悲惨な過去を持つガーディアンズの面々ですが、その中でもロケットとその友達の扱いは酷い。あのネビュラをして、私より酷いと言わしめたほど。
そんな過去を持った、グレて擦れ切ったメンバーが見せる、困っている人がいるから助けるという宇宙規模の長屋精神。最後に見せてくれたみんなの笑顔。そこにかかるあの、曲。

ディズニーに解雇されてた間に作ったザ・スーサイド・スクワッドもあまりにもやさぐれ感たっぷりでこれまた最高過ぎたので、前2作が比較的品の良かったガーディアンズに満足できるのか、若干の不安もあったのですがなんのなんの。そのやさぐれ感すら持ち込んで尚且つ素晴らしい一作に仕立て上げてくれたジェームズ・ガン。誰だって幸せになって良いんだ。やり直せるかどうかは自分次第なんだ。ジェームズ・ガンのそんなメッセージがおかわりし切れないくらい詰め込まれていました。ありがとうを3000億回言っても言い足りません。本当にありがとう。ファッキン・ガーディアンズオブギャラクシー!ありがとう!


追記:みんなで景気良くやっつけてた敵の戦闘員。せめてロケットくらいは一瞬の躊躇いみたいながあっても良かったんじゃないかなあ。

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