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【Film out】踊らないバンタンの底力

4月2日 0時 BTSのFilm outのMVが公開された。

メロディー、歌詞、世界観、歌唱力、表現力、すべてが揃った極上な一品をいただきました。それはそれは、美味でごさいました。

※考察ではありません

映画の予告で聴いたときからこれやばいなってのは薄々勘づいていたけど、メロディーにも歌詞にもbacknumberの色を強く感じるのにきちんとBTSのモノになってるのが素晴らしかった。いろんなものが飛び散ってるシーンは完全にFake Loveを彷彿とさせるもので、困惑しながら何度もリピートすることに。

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花様年華シリーズの内容もざっくりとしか把握できてないんだけど、ジンくん以外のメンバーが止まっていたり、ジンくんが1人で何かを背負ってもがいてる感じがあったからまた何か深い意味が隠されているのだろう。


いつも通りグクミンのスタートでがっつり心鷲掴みにされて、そこからテヒョンの甘い低音ボイスがアクセントとして強く印象に残る。ナムさんの体の奥底に響きわたるような重低音ラップでじーんとしながら今回の主役ジンくんのサビでうわ、きた、というドキドキ感。ユンギのラップで一気に世界観が変わるけど、あれはどういう意味があるんだろう?今回、ユンギパートの”正しくなくていいからさ​”が歌詞としてではなく、ミンユンギの言葉として伝わってきて私の心にはグサグサくる。

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ユンギはさらっと言った一言が人の心を楽にしてしまう能力があると思っていて、まさにそれだった。ユンギだからこその響き方なのだ。そのあとホソクさんの”ずいぶん遅ればせながら”という歌詞も日本語ならではの表現でとても好き。MV観ながら翻訳をだしてもまったく違う表現になっていたから、あらためて日本語っていいな、日本語って素敵だなと思えたし、それを大好きなバンタンが歌ってくれていることがより一層尊いことに感じる。

そして、MVの後半。ついにエンジェルボイスの持ち主パクジミンが本気をだしてしまう、、、逝きました。見事に瞬殺でした。ジミンさんの限界突破したときの高音ってなんでこんなにも心震わすのだろう。まさに彼だけに与えられた”才能” 、死ぬまで聴いていたい。

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「何ひとつ消えない 君を抱きしめて眠る」

なんだか私が失恋した気分になってきたよ……泣


ラストのシーンでジンくんとテヒョンがガラス越しに向かい合うような形になり、テヒョンが手を伸ばすところで ふと消えてしまう。おそらく物語上、ジンくんがそういうポジションだから仕方ないんだけど、彼の泣きそうな表情がドアップになるたびにやめてくれ、その表情は、と目を背けてしまいそうになった、演技だけど演技上手すぎてリアルに感じていたたまれなくなってしまうオタク。そんな切ない気持ちになりながらも作品としては本当に素晴らしかったし、シグナルの設定とも上手くリンクしてた。

K-POPといえば一糸乱れぬ激しいダンスと高い歌唱力、がセットのイメージが強いけどバンタンは、Life goes onや今回のFilm outのように歌だけでもとんでもない完成度の作品を仕上げてくるのを見てると、本当に世界的なアイドル、アーティストなのだなと実感する。

バンタンはファンに偶像崇拝や神格化だけでなく、同時に現実の厳しさや辛さ、リアルを一緒にみせてくれるし感じてくれるから、より嘘のないアイドル像を届けてくれる。テヒョンがいつも言ってくれるように”友達”のような関係で、喜びも辛さもファンと分け合おうとしてくれるのが彼ら。この先も色々言われるだろうしアンチもたくさんいるけど、私はどうしたってバンタンが好き。彼ら自身に未熟な面があっても、それ以上に素敵なところを知ってるしそんな彼らに私は救われてきた。

”墜落は怖いけど着陸は怖くない”そんなユンギの言葉通り、いつか7人が着陸するその日まで彼らにしかできないパフォーマンスを続けてほしい、どんなやり方でも7人が選んだ方法なら喜んで楽しませてもらうから。

そして、私は彼らが着陸したその先もずっと好きだと思う、

ずっとずっと……



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