2019年中山牝馬ステークス(GⅢ)検討②

1頭ずつ。簡潔に書けるように頑張る。

アッフィラート 差し・追込 D
準OPの身ながら引退レースで格上挑戦。中山1800の成績は良いが、下級条件ながら取りこぼしが多く勝ちきれない。
格上戦自体は良いと思っていて、ペースが上がったほうが差し味が活きる。1000万下を勝ち切った時は後方から少頭数ながら大外豪快に差し切ったが、前後半4F47.1-48.2とハイペースの流れだった。
昇級以降、
新潟・京都:平坦なのでキレ負け
東京:ペースは平均だが前の馬が1頭で引き上げていたので実質スロー、キレ負け
中山:スローでキレ負け
という感じで、高いパフォーマンスだった1000万下勝ちのような条件ではなかった。2014・2015年のような展開なら3着争い可能ではあると思う。前走も苦手な展開ながら、OPでも善戦しているレッドローゼスに0.2差。厳しめのペースがほしいところ。

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アドマイヤリード 差し・追込 C
前走はいつもと一味違う競馬を見せた。
中山金杯(中山2000・良)、やや時計が出やすい馬場。
12.4 - 10.7 - 12.5 - 11.7 - 12.6 - 12.2 - 11.6 - 11.7 - 11.4 - 12.4 (47.3-47.1)
平均ペースの流れ、2番枠からまずまずのスタート。いつものように後方へ・・・と思いきや、前のスペースを詰めるように押し上げていき、インの4番手を確保。直線内で食い下がるも、最後は外から差された上に前の馬を捕まえきれずに4着。それでも差のない競馬だったし、前半3F35.6にもかかわらず前目で競馬できたことは大きな収穫。
1800への短縮はプラスだし、今回も内枠引ければ前目につけられそう。中山1800は1角まで約200mしかないので、外から前行くのはなかなか難しい。最後まで印に悩みそうだけど、おさえはすると思う。

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ウインファビラス 先行・差し E
2走前に中山1800で準OP勝ち、再びOPの舞台へ帰ってきた。
長らく準OPを勝ち切れていなかったが、相手弱化した2走前は先行する脚を見せて前々から押し切った。ただ前半3F37.5と遅く、今回のメンバーで同じ競馬ができるかと言われると非常に難しいと思う。自分の中では今回のレースではほぼ差し馬として考えている。
正直少頭数の準OPで掲示板争い程度であり、ここはかなり厳しい戦いになりそう。ペースが上がること自体は良いと思うけど、内枠引いても印は打てないかな。

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ウラヌスチャーム 差し・追込 C
前走は古馬牝馬重賞初挑戦で僅差の4着と、力を見せた。
前走の愛知杯(中京2000・良)は高速寄りの馬場で行われた。
12.9 - 11.4 - 12.9 - 12.8 - 12.2 - 11.8 - 11.7 - 11.8 - 11.2 - 11.3 (50.0-46.0)
ドスローからの直線の切れ味勝負になった。9番枠からまずまずのスタート。中団前目につけて直線。直線序盤はじりじりとした伸びだったが、残り200mくらいから良い脚で伸びてきた。しかし最後は外から来たノームコアに締められて進路がなくなりブレーキ。それが響いて4着敗戦となった。
直線で進路なくなるまでワンブレスアウェイと遜色ない脚色だっただけに、痛いロスだった。ロスなければ勝ってた、とまでは言わないが、2着はあったんじゃないかと思っている。
エンジンのかかりが遅い馬なので、内枠で後方になった場合が怖い。その点で全体が流れる可能性が上がる距離短縮はプラスに働くはず。前走はペースが遅かったのもあってポジションとれたが、今回はそうもいかないだろう。差し損ねる確率は高いが、おさえてはおくと思う。

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カリビアンゴールド 先行・差し E
格上挑戦。前走は今までになかった「逃げ」で結果を残した。
前走は準OPの逆瀬川S(阪神外1800・良)、高速馬場だった。
12.4 - 11.2 - 12.1 - 12.4 - 12.2 - 11.7 - 10.7 - 11.4 - 11.7 (49.1-45.5)
8番枠から五分のスタート。しばらく雁行状態が続いたが、300m地点から一気にハナをとりきる。残り3F地点で最速、3F勝負。最後は外から差されての3着。レースのレベルとしては微妙で、タイム的にも大したことない。
ただ1000万勝ちの札幌2000mを見る限りでは格上戦・中山1800はプラスだとは思われる。それでもここではかなり厳しいかと。


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