2019年オーシャンステークス(GⅢ)検討③

続き。もう少し簡潔に書かないと追いつかないなあ。


モズスーパーフレア 逃げ・先行 A
パワー系先行馬。最後まで下り坂で底力が試されるコース・最後に坂があるコースで真価を発揮する。オープンクラスへ昇級した3走前以降、一番崩れたのはオパールS、京都1200。標準より少し速い馬場。
11.8 - 10.7 - 10.9 - 11.5 - 11.4 - 11.9 (33.4-34.8)
京都らしくラスト1F12秒台まで落ちない展開。8番枠から逃げの手を打つも、最後は差し馬の切れ味に屈しての3着。メンバー的にも低調な中で、0.3秒差をつけられての3着であり、微妙と言わざるを得ない。

2走前の中山1200では2着に敗れているが、これはラップを見たらわかるように、
12.0 - 10.6 - 11.4 - 11.6 - 11.0 - 11.5 (34.0-34.1)
とペースを緩めすぎたことにより後続各馬に脚をためるチャンスを与えてしまったこと。結果的に切れ負けてしまった。

この反省を生かしたのが前走カーバンクルS(中山1200)の鞍上・武豊騎手。
11.7 - 10.4 - 10.7 - 11.2 - 11.1 - 11.9 (32.8-34.2)
時計が出やすい馬場状態の中、よどみないペースを刻んで逃げ切った。タイムも非常に優秀だった。溜め逃げよりは後続に脚を使わせるような競馬が合ってる。

ただし今回は前走5kg合ったナックビーナスとの斤量差がなくなる。逆転される可能性もあるし、ナックビーナスやその他の快速馬に絡まれるとともに沈む可能性もある。逃げ馬の宿命だが、前走のレースができれば面白い存在。タイム的にも十分やれると思うし、期待。

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キングハート 追込・差し E
最近は流れるレースでポジションをとれなくなってしまった。2走前のカーバンクルSでは最内を突くも伸びきれず8着。
カーバンクルSよりも時計のかかる馬場になっていれば考えてもいいかな、っていう程度。とにかくポジションとれないと話にならない。

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ショウナンアンセム 先行 
2F短縮。距離はさておき中山コース自体は良くて、(2.3.3.3)という成績。あまり参考にならないかも知れないけど。
パラダイスSと多摩川Sのせいでスロー専用機みたいな印象がついているが、フリーウェイSや鎌ヶ谷特別では平均ペースで流れてもやれている。
高速馬場でペースがあがると苦労している印象で、少しでも時計かかるならこの短縮で買ってもいいと思う。

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エントリーチケット 差し 
京都→中山替わりがプラスなのは間違いない。時計がかかっていたため前走の京都でも好走できたが、それでも59kgを背負ったティーハーフに外からねじ伏せられてしまう程度。
2走前のタンザナイトSでOP勝ちを収めているが、低調なメンバー構成だった。
12.2 - 10.3 - 10.6 - 11.4 - 11.6 - 12.4 (33.1-35.4)
というハイペースの消耗戦。イン4.5番手で進めて、4角で上手く外へ誘導。直線では早めに抜け出し、ナガラフラワーらの強襲を受けるも1着でゴール。道中~直線入り口の誘導が完璧だったし、ハンデ戦なので52kgと恵まれていた。この次の淀短距離Sでは自身より斤量重い馬にやられているし、正直ここで足りるかは微妙。2走前並みの騎乗をしてなんとか掲示板かな、と思っている。

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ダイメイフジ 差し 
昨年3着馬。前走の阪急杯から連闘で臨む。
阪急杯(阪神1400・良)は時計出やすい馬場だった。
12.3 - 10.9 - 11.2 - 11.3 - 11.3 - 11.3 - 12.0 (34.4-34.6)
という前後半のバランスがとれた平均ペース。9番枠からスタートして中団外。3~4角でも常に外を回って直線。外から来た馬に進路をカットされ、早々に諦めての17着惨敗だった。
直線の進路カット云々よりも、高速寄りの馬場の1400で常に外々回らされたことで脚が無くなったようにも思う。
短縮して連闘で臨む今回、1200なら外枠でもいいと思うしスムーズに加速できれば。前走は度外視して狙いたい。枠順次第では重い印を打つ。

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イエローマリンバ 逃げ・先行 
準OP、OPと連勝してここへ臨んできた。ただ内容的には中山1200に直結するものではない。
前走は浜松S(中京1200・良)。高速馬場だった。
12.1 - 10.7 - 11.2 - 11.4 - 11.0 - 11.7 (34.0-34.1)
7番枠から好スタート、ハナをとりきる。3~4角で息を入れて直線へ入り、上り坂でスパッと切れてリードを広げ、そのままゴール。特に他に快速馬がいるわけでもなく、すんなりペースを握れたのが大きかった。ハンデにも恵まれており、強い競馬だったかといわれると微妙。
ペースをコントロールして勝ってきており、今回他に快速馬がいる中で自分のレースができるか疑問。斤量面の有利も小さくなるし、このメンバーの中に入るとちょっと厳しいんじゃないかなと思う。

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ペイシャフェリシタ 差し 
前走のシルクロードSでいい感じに負けたので、ここはかなり期待している。京都1200・良、時計かかる馬場。
11.9 - 10.3 - 11.1 - 11.4 - 11.7 - 11.9 (33.3-35.0)
9番枠から五分のスタート。外の各馬が結構出していったのでポジション下げて中団後方。直線では一切進路がなく、ラスト100m切ったくらいでようやく確保。さすがに手遅れだった。
2走前にはカーバンクルSで今回人気するであろうモズスーパーフレア・ナックビーナスと激突。時計の出やすい馬場でモズが引っ張る流れ。この3頭の中では一番後ろの位置取り。前の馬も速い上がりを使える馬場で、キレ負けた。
今回はモズとの斤量差が無くなるので、もう少し時計かかる馬場になれば逆転の可能性もある。ナックビーナスはかなり強敵だけど。
先週の中山はかなりの高速馬場だったので、今日までの雨でどこまで時計がかかるようになるか次第だと思う。先週のままの馬場だと厳しい。土曜の馬場の様子を見て、時計かかるようなら重い印を打つかも。キーンランドC見てても重めの馬場のほうがよさそうだしね。

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エスティタート 差し 
ラストランらしいですね。有終の美を飾れるか。
先週までの馬場だと相当厳しいかなと思う。過去のレースを見ても、道悪か時計かかる馬場で、ラスト1Fが落ちる展開に強い。
前走のシルクロードSは後方から外目を通って差し込んでの2着。特にL1の伸びが素晴らしかった。中山替わりはプラスに働くとは思うが、今の馬場だと多少重くなっても外からでは厳しいと思う。斤量も増えるし。内枠引いて、ある程度のポジションをとってどこまでやれるか、という感じ。

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カイザーメランジェ 差し C
前走準OP圧勝の勢いそのままに、重賞へ挑戦。
前走はサンライズS(中山1200・良)。標準~やや時計の出る馬場。
11.7 - 10.0 - 10.8 - 11.6 - 11.7 - 12.2 (32.5-35.5)
中団前6番手追走、4角で大外から進出。直線余裕をもって早めに抜け出すと、そのまま押し切って0.4秒差の圧勝。
まだタイムを縮められそうな感じだった。ただ、重賞のレベルになると前走みたいに大外ぶん回して、というわけにはいかない。モズスーパーフレアの持ち時計はかなり速いし、斤量減のナックビーナスもいる。先週の馬場のままだと厳しいと思うので、まずは時計がかかる馬場になっていることに期待。

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ナリタスターワンスタークニナガはさすがにスピード不足だと思う。




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