夫がコロナ罹患した
はじまりは発熱から
1月3日夜、夫が発熱した。顔は少し赤く、ややだるそうな表情をしている。あいにく行きつけの医者は、4日までお休み。ロキソニンやパブロンでなんとか凌ぎ、5日午前中、医者に出かけていった。しばらくして、在宅ワーク中の私のiPhoneにMSGが届いた。「コロナだった」と。
年末年始休暇中、ずっと夫とは行動を共にしている。何なら食べ物をシェアしてたりもする。ってことは、私も罹患してるんじゃないだろうかと思った。
とりあえず、自宅にあった厚労省承認の抗原検査簡易キットで検査をしてみることにした。期限は2024年1月。ギリギリだなと思いつつ、検査してみた。結果は陰性。陽性だったら、夫を隔離しなくてもよいかと思ったのだが、これで隔離決定である。夫が医者に確認したところ、隔離期間は5日間だという。
ガイドラインを調べる
昨年5月8日に、新型コロナウイルス感染症が5類へ移行した際、ニュース等でどう変わるかの説明を沢山聞いた気がするが、もうすっかり忘れてしまったので、現在のコロナガイドラインについて調べることにした。
すると、「新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後の対応について|厚生労働省」に隔離に関する情報はなく、「令和5年5月8日以降、新型コロナ患者は、法律に基づく外出自粛は求められません。外出を控えるかどうかは、個人の判断に委ねられます。」となっていた。そうか、そうなのかと、今更ながら法規制がないことに気づいた。
「新型コロナウイルス感染症では、鼻やのどからのウイルスの排出期間の長さに個人差がありますが、発症2日前から発症後7~10日間は感染性のウイルスを排出しているといわれています」とある。最低限、10日後までは人にうつさないための配慮が必要ということになる。
更に読み進めると、同ページのPDF資料「家族が新型コロナウイルスに感染した時のポイント」に、「家庭でできる感染対策」として、「2.部屋を分ける/可能な範囲で部屋を分けましょう」とあった。医者の言う「隔離」はこれを意味するのだなと解釈した。
また、「感染した方の発症日を0日として、特に5日間は注意してください。7日目までは発症する可能性があります。」とあった。夫の発症が1月3日で、その日をゼロとしてカウントし、5日後は1月8日、7日後は1月10日となるので、そこまでは私が発症する可能性が高いのだと理解した。
そして隔離
隔離計画は以前から立ててあった。隔離部屋はベッドルーム。寝るだけに特化した部屋なので、特に問題ないと考えていた。実際、生活に一番支障がないことに間違いはなかったが、夫を隔離し始めて、はっと気づいた。この部屋にはエアコンがない。
通常、ベッドルームは開けっぱなしで、隣の部屋のエアコンで温めている。しかし隔離だから、当然、部屋は締め切りだ。災害用に買ってあるイワタニのカセットストーブを使えば温かくは出来るが、布団のことを思うと火災の心配がある。
さて、どうしたものかと悩んでいたら、夫はベッドルームに置いてあったツインノズルのふとん乾燥機を、暖房器具として使い始めた。そんな使い方をしていいのかどうかわからないが、他に良い方法もないので、隔離中はそれで、暖をとってもらうことにした。
私はリビングで寝ることにしたのだが、これを機に、以前から災害用に購入したいと思っていたキャンプマットを買った。ウレタンフォームの入った「インフレーターマット」と呼ばれるタイプのものだ。これをホットカーペットの上に敷いて、羽根布団を掛けて寝た。これが予想外に寝心地が良く、朝までぐっすり眠れた。ベッドルームで寝るより快適だったかもしれない。
夫の症状は、発熱、軽い喉の痛み、そして腹筋が痛くなるほどの咳がだったが、一般的な風邪の症状とほぼ同じだった。処方された薬も一般的な風邪薬と同じだったらしい。
その後、徐々に回復していき、発症後6日めの1月9日には、なんとか在宅ワークが出来るまで回復した。ただし、長らく自宅のみの生活をしていたためか、コロナの影響のためなのか、10日余り経った今も、本調子ではない。何とか、1日も早く、回復して欲しいものだ。
陰性だった私だが
抗原検査簡易キットで陰性だった私だが、実は私も体調は悪かった。夫が発熱した翌日の1月4日の朝は、発熱も咳ものどの痛みもないが、何となく横たわって動きたくないなと思っていた。
そして翌1月5日の朝、お腹を下した。前日も当日朝も食事内容はいつもと同じ。胃腸風邪かとも思ったが、その後、下すことは無く、うーん、何だろう?という感じだった。
しかし、この頃から、うすーい頭痛が発生し始めた。あまりにも薄いので、頭痛が起きていることに気づくのに時間がかかった。かるーい倦怠感もずっと続いていた。これもかなりの軽さで、座っているより寝ていたいと思う程度。食事の支度や掃除・洗濯などの家事もこなしてはいたので、医者に行くべきかどうか迷うレベルの体調不良だった。
しかし、成人の日を含んだ3連休、せっかく自宅にいるならと、やりたいことも沢山あったのに、仕事をする気にも本を読む気にもならず、だらだらとiPadで溜まっていたマンガを読んでいた。時にはそれさえも辛くて、寝てしまったこともある。
連休が明けると、夫の回復と同調するように私の体調も復活し、今ではほぼ普通の状態に戻っている。
発熱や咳などの風邪症状がないので、新型コロナに罹患したと断言は出来ないが、罹患していないとも言えない気がしている。冒頭でも述べたように、年末年始、行動を共にし、食事をシェアしていたことから考えて、私も罹患している方が納得出来る。
体調不良が終わってしまった今、罹患したかどうかを知るには、抗体検査しかないと思っている。どうやら、徒歩圏内の病院で血液抗体検査を行うことが出来て、費用は税込5,500円らしい。ただし、この検査の結果もコロナに罹患したかどうかを確定するものではないので、受けるかどうかは迷っている。
トップイメージは、ある日帰宅したら、何故かネストに戻れず、お腹が減って(充電できず)ダウンしていたチャ太吉。家族の不調を象徴化してみた。
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