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洗髪する時の顔の向きについて考えた

シャンプーって上向き?下向き?

幼い頃、母が「下を向きなさい」と言って後頭部にお湯をかけたのが、洗髪の一番古い記憶だ。小学生までヘアカットは兄と一緒だったが、理容室だったのでシャンプーは下向きだった。その後、美容院に変わり、そこでは上向きシャンプーだったが、それは「美容院だから」と思っていたので、日常のシャンプーは相変わらず下向きだった。CM等で見かける上向きシャンプーも、あれは演出だと思い込んでいた。

ところが先日、シャンプーのやり方動画で、上向きで器用にシャワーを扱い、自分で洗髪する姿を見て、ふと思った。

あれ?ちょっと待てよ。今まで疑問に思わなかったけど、シャンプーって上向きが標準なの?私はひょっとして少数派なの?

そしてオンラインで調べてみる

疑問を解決するために、Googleさんにお尋ねしてみた。すると、花王のサイトに導かれたので、記事のイメージ画像をチェックしてみることにした。

まずは「髪と頭皮にやさしい洗髪方法|髪と頭皮のお手入れ|花王株式会社 ヘアケアサイト」。こちらのイメージ画像はすべて「下向き」である。

そして「頭皮の臭いやベタつきを解消!シャンプー5つのポイント【髪のプロ監修】│花王 MyKao」。こちらのイメージ画像は、上向きもあれば下向きもある。

Googleさんは、これ以外にもブログ記事もいくつか提示してくれた。その中で、若い世代ほど上向きシャンプーが多いという記事が、2つほどあった。どちらも出典は花王だったが、古いページからの引用らしく、元データが見つからない。

ということで、決定的な記事は見つからなかったが、色々読んでたらお腹いっぱいになったし、これ以上調べるのは時間の無駄に思えてきたので、「わからない」を結論にして、調べるのは打ち切ることにした。

上向きシャンプーにチャレンジ

しかし、せっかく動画を見たので、上向きシャンプーに挑戦してみることにした。

下向きだと髪がバサバサして邪魔だなーと思っていたのだが、上向きだとそのバサバサ髪の鬱陶しさはない。上向きだと泡立ちもよく、指が地肌全体に届きやすい。ただし、毛先にコンディショナーをつけたり、襟足・耳後ろの洗い流しなどは、下向きの方がやりやすいので、どちらにもメリット・デメリットがある。

そういえば、閲覧したブログ記事の中では、「下向きシャンプーは悪」という主張が散見された。顔がたるむなど、美容的にNGだというのである。ただし、同じ言い回しの記事ばかりで、論文レベルの研究結果は見受けられなかった。

なぜ顔がたるむのかは複雑な要因が絡んでいるので、簡単に原因は決められないはずだ。「そういう説もあります」若しくは「この条件下では」という意見なら受け入れられるけど、「100%悪」の主張はちょっと疑問。

Midjourneyは洗髪を知らない

今回、トップイメージをどうしようかと思って、Midjourneyにシャンプーをしている女性の画像作成をお願いしてみた。

いろいろな呪文を試したが、全体的に「髪がなびきがち」「ポニーテールになりがち」で、どうやらMidjourneyは、人間が髪を洗う行為を理解していないものと思われる。いや、理解させられるようなプロンプトを書く能力が、私にはないだけだな。なかなか思うようにならない。Midjourney。

「思い通りにならない=意外性のある絵を吐き出してくる」のだが、髪と泡が一体化した画像を吐き出してきた時には、ちょっと「やるな」と思った。そんな発想全くなかったし、ある意味「芸術的だな」と感じたので、それをトップイメージに据えることにした。

そして下の画像は、物理的に何が起きているかわからない、不思議な画像。どう呪文を唱えれば、普通のシャンプー画像になるのかな。頑張れMidjourney。頑張れ私。

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