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Forever Johnny's

ABC座2018。今年もこの季節がやってきた。
仕事に忙殺される日々、特に8月〜9月は引くほど忙しかった。
貴重な休日にサマパラをブチ込んで、なんとか非現実のキラキラを吸収し、生きながらえた。そしてうっかり、ABC座の申し込みを忘れたところから、私のえび座2018は幕をあける。
やはり、諦めきれなかった私は、心優しいお方にチケットを譲ってもらうことになり、なんとか無事に参加券を得た。

そして、やっと巡ってきた夏休み初日にその日はきた。
久々に日生劇場にイン。(今年は少年たち行けなかったからね)
やっぱり、好きだな日生劇場。と思いながら、開演ぎりぎりに席に着く。

きらびやかなOP曲。幕が開いた瞬間胸が踊るとはまさにこのこと。ジャニーズエンターテインメントのOPはこうでなくっちゃ!こういうの見にきたんだ私。って誇らしくもなるような。
「今宵あなただけのエンターテイナー」(※記憶は全てニュアンスです)って自担から聞きたすぎるワードでしょう?
そして大大大好きで、この曲がもっと世間に広まって欲しいと去年から願ってやまない。なんでカウコンで歌ってくれなかったのかしら…

Come on a Show!! 夢のHistory 伝えるよA.B.C-Z
色とりどりのページ キラキラ光りだす

ここに全てがつまっていると思うんだ。
作詞はジャニーさんではないとしても、このワードに。

今年のジャニーズの物語は、歴史は変わらないから、大筋は例年通りなんだけれど、私は、解散後の、1幕の終わり方が最高だと思っている。
バンド練習をする4人に駆け寄っていくジャニーさん。みんなが笑ってた。みんなが音楽を、エンターテインメントを楽しんでいた。
解散という形にはなってしまったけれども、ジャニーさんにとって初代ジャニーズ4人との過ごした時間は、キラキラとした青春の日々で、鮮やかに彩られている。そしてきっと、今もジャニーさんの心の本棚の一番目立つところに飾ってあって、開くとすぐに色とりどりのページが輝きだすんだろうな。
だって、野球チームだったのに。始まりは野球チーム。そんな彼らが、たった一本見た映画が忘れられなくて、アイドルになっちゃうんだから。そんな奇跡みたいなことある?あの日雨が降らなかったら?あの時野球チームに誰か一人でも参加しなかったら?全ての奇跡は始まらないんだもん。ほんっとにすごい。

ジャニーズメドレーは、そう、言うなれば、非の打ち所がない。盆と正月が一気にきたような豪華さに、キラキラとしたA.B.C-ZとJr.。
そして、引退や解散など、それぞれのグループにそれぞれの物語があるけれど、A.B.C-Zが再現するとなぜだかそこに悲しみは一切なく、なんかそのグループのことはそんなに知らないけど楽しそうだなって思えちゃう。でもきっとそれもA.B.C-Zだからできるんじゃないかって思ったりもする。
たくさんの先輩のバックについてお世話になった。きっと、裏側もたくさん知っていて、先輩たちが抱えていた苦悩なんかももちろん見てきただろう。でも、きっとそんなのも全部ひっくるめて、楽しかったんだよって教えてくれているような。僕たちの知っている先輩たちはこんなにキラキラしてたんだよって。ほんと生きる伝道師A.B.C-Z。
個人的には、ケンタッキーの橋本くんがかわいくて大好きでした。

そして、私の思い過ごしだとしたら聞き流して欲しいのだけど、今回橋本くんがやけにみんなとアイコンタクトをとっているような気がして。なんていうか、何を基準にとかそういうのはわからないんだけどさっ。メンバーともJr.とも。でも決してふざけているわけではない。なんかこう、楽しいねっ!って確認しあっているよな。だからなにって?だからかわいいって話でしかないのだけれど。
楽しんで、充実してるんだなって。良くも悪くもわかりやすい子なので、君がたのしそうにしてくれているだけで私は嬉しいのです。

そして、最後のNeverMyLove。私の始まりの曲。今年もこの日生劇場でスタンドマイクを操りこの曲を歌うA.B.C-Zをこの目で見ることができてよかった。
イントロの優しく柔らかいイントロで、私の中にあの日流れたピリリという電流が蘇る。そして、明るいライトに照らされたA.B.C-Zが両手をあげNeverMyLove〜♩と歌う。ほんとうにキラキラしていた。この瞬間だけ、この世の輝きがそこに集まったんじゃないかと思うほどに。最後、力強く伸びやかな橋本くんの歌声。最初に流れた電流が落雷に変わる瞬間。気持ちの良い落雷が体の中を駆け巡る。
何度だって、この瞬間君に恋をするのかもしれない。

今年のジャニーズ伝説は、ジャニーさんの心の中にしまってある大事な大事な物語を、読み聞かせてもらているような時間だったように思う。なんでだろうって考えたけどやっぱりあの1幕ラストのワンシーンがじんわりとそう思わせるのだろう。
そして、A.B.C-Zのすごさ。なんかすごいだなんて陳腐な言葉以外に思いつけばいいのだけれど…
今まで幾度となく、なんだかんだジャニーさんに大事にされているなぁって思ってきたけれど、なぁ〜んだ、ジャニーさんもファンだったんだ。そっか。本人たちも嬉しかっただろうな〜。ずっと認められたい一心で走り抜けてきただろうから、そう言ってもらえることがどんなに自信になることだろう。
これまで、やろうと思えば、ジャニーズ伝説はA.B.C-Zでなくともできたなずなんだ。でも、この時代にA.B.C-Zならできるってジャニーさんに任されたのだとしたら、誇らしいたらありゃしない。言うなれば、ジャニーさんの憂いの篩(このフレーズ気に入った)。
かつて、数字だけで評価されて欲しくないとジャニーさんは言った。こういうことなんだろうなって思った。正直、売れて欲しい。でもそれは、なんていうか、こんなに素晴らしい人たちをみんなにも知ってもらいたい!って気持ちの方が強い。こんなにかっこいい人たちみんな知らなくていいの?みたいな感じ。
でも、予感はするんだ。根拠はないけど、そう信じたいだけでしょって言われたら言い返せないけど、この人たちは世界から賞賛されるべきエンターテーナーなんじゃないかって。
いつか、きっと初代ジャニーズのように、夢のような現実を私たちに見せてくれるんじゃなかろうか、と。
どうか、その夢のような現実を、A.B.C-Zのファンであるジャニーさんも一緒に見ることができますように。

人生にはいつか必ず終わりが来る。偉大なるグレートファザーにももちろんいつか。少しずつ近づいて来るその時がいざきてしまったとしても、A.B.C-Zはきっと他のジャニーズが知らないことをちょっとだけ知っているのかもしれない。ジャニーさんが時間をかけて、A.B.C-Zに語り継いだから。
そして、それを、ジャニーさんが築いたエンターテインメントを、他の誰かに伝えることが彼らに与えられた宿題なのかもしれない。そうならば、終わりのない宿題に私も付きあわせてもらうことにしよう。Forever Johnny's.....